七都市物語 新版 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2017年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150313029

作品紹介・あらすじ

人類滅亡後、月面の生存者たちは地球に七都市と飛行を抑止する撃墜システムを建設した。奇妙な世界で都市同士の熾烈な興亡が幕開く。

感想・レビュー・書評

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  • 本書はBOOKOFFにて購入!

    アルスラーン戦記を読み終えたので他の作品にも触れてみようと思い購入!!

    本書一冊での完結!?なので銀河英雄伝説などと比べると若干の薄さ有り!

    世界のあちこちにヤン・ウェンリーがいる感じです。
    民主主義の駄目なところが良く表現されているような気がします!


    地球の地軸が90度転倒して人類滅亡!!?
    月面で暮らす人々は、その難を奇跡的に逃れる事が出来た!
    月面の人々は大転倒の数年後、地球に降り立ち七つの都市を築く!
    一方で地球に降りた人々による月への反乱を恐れた、月の文明は地上500メートル以上を飛行するものを無差別で迎撃するシステムを構築する!!!

    しかし、その数年後月の民は謎のウィルス?のパンデミックにより滅亡してしまう!?
    しかし迎撃システムは残された!

    7都市の政治家と軍人達の互いの利権を賭けた戦いが、今始まる!!!

  • 十数年ぶりの再々読。
    航空能力を封じられ、七つの都市国家に分かれた地球を舞台にした、架空軍事小説。
    著者の代表作である銀河英雄伝説の系統だが、短くて連作形式なので、銀英伝のエッセンスを手っ取り早く味わうには最適で、たまに読み直したくなる。
    とにかく魅力的な登場人物が多いのだが、天才型の登場人物を作りすぎて、小説としての展開に苦労しているような印象もある。

  • どちらかといえば優柔不断なほうだ。昼ごはんの定食屋のメニューもなかなか決めかねる有様だ。
    なので本書の登場人物のような確固たる信念と強靭な鉄の意志を持った性格に憧れてしまう。コイツら、なんの迷いもない。
    会社に勤めていると無理難題を言われすぎて戦う気も起きないなぁなんて心境によくなったりするけれども、コイツらは上層部にもクールに屈しない。
    その実、クールな面構えの裏では激しい感情が渦巻いているといった感じで、自分はあまりこういったいわゆる戦記もの、というのは普段読まないのだけれど、本書はその辺りに惹かれてしまう。

    「サノバビッチ!」

    ケネス・ギルフォードの鋼玉の瞳に、ギュンター・ノルトの、拳銃をかまえた姿が映った。

    「そのとき、おれは心に決めたのですよ、敬愛すべき第一市民。そいつが、その政治家が栄光の頂点に立ったその瞬間、おれの手で射殺してやろう、と。」

    あなたがたは、わたしに、夫の理想を破棄するように、と、そうおっしゃるのでしょうか

    しびれるセリフが満載

  • いつもの銀英伝風味。設定とキャラクターは見事。戦闘が少しあっさりしすぎかな。

  • 世界地図を90度回転した状態で、大陸を地球に配置したらどうなるだろうか。北極南極の氷は溶け、各地の気候は変動し、産業も人口分布も何もかもが変わってしまうだろう。
    これだけで文庫一冊で終わらせるにはもったいない設定だと思うが、そこをあっさり終わらせてしまうのが田中先生である。

    上述の設定に加え、とある理由で空路を使えなくなった地球で、七つの都市が資源や権益を廻って争うのが『七都市物語』だ。
    田中先生らしく、市井に埋もれる逸材や上司に恵まれない武人、目先の欲にまみれた政治家など混沌とした人間関係が目白押し。銀英伝やアルスラーン戦記を愛読する方にはぜひお薦めしたい(既にご存じの可能性は高いが)。

  • あまり好みではない難ありイケメンエリート達の戦争の話でした、設定には惹かれた。

  • 上空500m以上の物体を破壊するという
    オリンポスシステムにより
    空中戦が禁じられた世界

    設定がまず面白い
    七都市の攻防戦は流石、田中芳樹先生
    銀英伝に近いかな

  • 「戦略」 これに尽きる。 空を飛ぶことが出来ないという縛りで戦争を考える。

  • 「大転倒」によって地軸が変動し、大陸が変貌した地球にて興った七つの都市が攻防を繰り広げる架空戦記。
    多くの犠牲を払って一つの都市を陥落させたところで、他の都市同士で戦争を続けるのは想像に難くない。

  • 地軸が90度転倒し、空をオリンポスシステムによって封印された地球。

    そこに建造された七つの都市同士の争いを描いた作品。

    こんな状況であっても戦争をし続けるのはまさに

    「バカバカしい開戦理由というべきだろうか? だが人類の歴史上バカバカしくない開戦理由など存在したことはないのである」

    という劇中の文章が全てを物語っている。

  • 七都市は、古代中国の戦国の七雄みたいなものだろう。各国の首長や軍師たちが策を巡らし、鮮やかな駆け引きが行われる。登場人物がどれも個性的だ。続きを書いて欲しい。

  • 最近マンガ化したので再読。
    一つ一つの話が短くまとまっていて読みやすいです。
    もう少しエピソードを読みたい作品ですよね。
    続きは書かないのでしょうか。

  • 高度500m以下の地上に縛られながらも、大転倒以降の地球は今日もうずまく政治と戦争に明け暮れる日々。といった架空戦記。
    この世界だと地軸がズレても、既存の地図が大きく変わったために人口は減ったけど、生きていくのには問題ないらしい、というのがまず最初。
    (個人の感想です)同じ著者の銀河英雄伝説は未読なので安易に比較すべきではないのだが、規模を小さくして時間も短期間にし、連絡短編にすると本作のようなイメージになるのでは、と想像した。
    創竜伝で著者を最初に知ったため、戦略に戦術、政治と軍事、組織と個人、といった作品を読んだのは初めて。

  • おまけが付いとる
     「情をもって訴え、理をもって説き、利をもって誘い」
     と言ふのの原典がわからないのだが、かっこいい。
     うんうん。

  • どこまでいっても人は自分を認識するために外にアピールせざるを得ない.どのような方法論を選択するかは環境に依存する.本作は空が使えないという制約の下で7国家を弄ぶ.途中で話が終わっているが(描いていていたたまれなくなった?),結局“そして誰もいなくなった”状態まで争うのだろうか.

  • ある都市が他の都市に戦争を仕掛けた、という話ばかりで、退屈といえば退屈。しかし、毎回指揮官が違って戦力が変わるので、なんどかんだで退屈せずに読める。
    著者の想定する天才という存在が、ニヒルでドライなアウトロータイプの軍人ばかりなので、ワンパターンな感は否めない。善人の天才がいたっていいじゃないかと思う。まあ、そこは時代なのかなー。

  • 短い未読の作品に釣られて買ってしまいました。(;´・ω・)

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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