SF飯:宇宙港デルタ3の食料事情 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2017年11月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150313067

作品紹介・あらすじ

勘当されて辺境星域へとたどりついた大商家の若旦那と、祖父の食堂をついだばかりの少女コノミが巻き起こす抱腹絶倒の食べ物小説

感想・レビュー・書評

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  • 作者がTRPGのゲームデザイナーのためなのか、背景や細かいアイテムの設定がとても詳しく、読みごたえがある。

    特に最初の章から登場するB定食は近いうちに、開発されて欲しい。
    (この定番メニューがA定食でなくて、なぜB定食と命名されているのかは途中のルビで分かる。
    なんでも「定番ならA」と考えている自身の頭の固さに気がつかされた)

    また後半、発酵食品が危険物だというという設定も、
    発酵食品イコール身体にいいイコールいいもの的な、現時点地球での私の思いこみを覆してくれた。

    その場所のことを徹底的に詳細まで考える。自身の思い込みを外して設定していく。
    それが説得力につながり、読者を異世界へ連れていってくれるのだ、とこの小説は教えてくれた。

  • もっと料理や食べることに力点をおいているイメージで手に取ったので、素材は最高にそそられるものばっかりのはずなのに、読み進めるのが苦痛だった。自分には合わなかっただけで面白いと思う人はいると思う。ただ、エンターテインメント的にぐいぐいひきこまれる感じもないし、視点がころころ変わる上に文章が下手というか、いまひとつ言い回しがこなれていないから自分は集中できなかった。キャラ造形にも魅力を感じない。悪い意味でラノベっぽい。貴種流離っぽい男主人公+類型化した女子キャラたち的な。そういうのが好きな人は楽しいかも。

  • 辺境の惑星群デルタ3に追放された
    王族の跡取りである主人公は、
    なにをやってもうまく出来ない
    ダメ人間だが、不思議と人が集まってくる。

    元屋敷の下女であったコノミと再会し、
    彼女のお父さんが経営していた
    『このみ屋』という料理屋を復活させる為に
    奮闘していく。

    料理というテーマだけでなく、
    機械文明が滅びた世界観や
    残されたギフト、隠された陰謀など
    物語を深めるバックボーンもある。

    個人的にはもう少し料理の方に
    スキルを全振りして欲しかった。
    でも面白い。

  • 名門一族から勘当された若旦那が、かつての小間使いだった少女と出会い、合成食品を試行錯誤しながら改良していく。
    その裏で何やら陰謀が蠢いているが、スケールが大きすぎるせいでなんだかよく解らない。

  • ストーリーと食にまつわる数々がいま一つ溶け合ってない印象もあるのですが、開拓惑星でなぜB定食が必須なのかとか、いろいろ考えてあるなぁと感心。

  • 遥か未来、辺境の宇宙港での食糧事情が描かれたSF
    良くも悪くもタイトル通りで、ストーリーがメインではない

    中央星域の大商家の息子の若旦那が勘当され、辺境の宇宙港に流されてやってきたところ、元使用人のコノミと出会う
    祖父がやっていた食堂を再開させようとするコノミと若旦那の創意工夫劇

    辺境での人間の食事はB(ベーシック)定食と呼ばれるセットが基本
    その構成は完全パン、万能スープ、満点サラダ

    七種類の食用藻をブレンドして作られている、味が薄くて口の中の水分が奪われる「完全パン」
    甘塩っぱくて味はまずまずだが、見た絵が吐瀉物な「万能スープ」
    そして極めつけは、サラダとは名前だけの見た目は色とりどりの短冊で摂取カロリーや栄養を調整するべく食欲を調整する「満点サラダ」


    コノミの食堂にあるのは年代物の食料合成機
    藻や菌類を素材に、様々な食事に加工する事ができるが、祖父が残したレシピノート通りにやっても美味しい料理にはならない
    その原因を探すのと、改善方法、そして食堂の新たなメニューの開発物語



    SFの世界観というか設定の説明が多い

    宇宙船の重力事情、生き物やアンドロイド・サイボーグ、人類の経緯、発展を促したとされる太母の存在と涅槃への旅立ち、機械知性という存在、ギフトという能力やガジェット

    部分部分では「宇宙で生活するならそうなっちゃうよね」と納得する部分があるものの
    都合の悪い部分や合理的な設定が難しいところは都合のいいガジェットに頼っている感がある

    何より、結局は太母、機械知性、ギフトの詳細な説明がないので、一冊の本としてみればものすごく物足りないし納得できない終わり方
    シリーズ物だとしたら、タイトルでわかりやすくして欲しいものですね
    続編はあるので、そっちで説明がされているんだろうか?

  • 解説を読んでなるほどと思いましたが、地球から離れたいわゆる辺境で、「本物」がなかなか手に入らない中でどういった食糧事情になるのかをまじめに描いているわけですね。
    テーマは面白いけど、すんなりとは呑み込めなかった。多くは語られない裏設定的なところももうひとつつかみきれなかったし、文章のテンポに乗り切れなくてどうにも読み進まない。惜しい作品だなぁ。

  • 出てくるご飯のイメージがいまいちわかず。
    でもご飯食べたらお金もらえるっていうのはいいセカイだよね。
    働かないやつ続出で社会維持できない気がすんげーするけど。

  • 辺境の星域へ勘当された食道楽の御曹司が珍しい食を求めるが。
    確かに辺境の星域に行くと珍しいモノが食べられそうに思えるが、物資が不足するだろうし定番になる事に納得した。
    ストーリーは全体的にライトノベル風。軽く読めるし面白かった。

  • おなかがすくなぁ~~
    いろんな要素が詰め込まれてて、続きが気になるじゃないかあ
    太母の話も気になるし、機械知性がどこに行ったのかも気になる
    異文化交流は尊重することなのだと納得する

  • うーん
    主人公が珍しい地域に来て
    珍しい食事にありつけるかという期待をしていたら、商人達が「実はよくあるジャンクフードが人気」みたいに言って落胆するくだりがあるのですが、それが全てを現していて
    この本に期待していた内容とは
    ちょっと違った。

  • 前半と後半でノリが異なってて、個人的には前半のゆるーい感じて続いてくれたらたらよかったのだが…

    そこは好みかな。

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