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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150313210
作品紹介・あらすじ
長野県松本で暮らす作家のぼくは、連絡がとれない父・伊郷由史の安否を確認するため、新潟の実家へと戻った。生後三カ月で亡くなった双子の兄とぼくに、それぞれ〈文〉〈工〉と書いて同じタクミと読ませる名付けをした父。だが、実家で父の不在を確認したぼくは、タクミを名乗る自分そっくりな男の訪問を受ける。彼は育ての親を殺して死刑になってから、ここへ来たというのだが……。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
自己の存在や意識について深く考えさせられる物語が展開される。主人公は父の安否を確認するために実家に戻るが、そこで自分そっくりな男と出会う。彼との出会いを通じて、主人公は自身の立場やアイデンティティにつ...
感想・レビュー・書評
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何年ぶりかの神林長平。出だしは神林らしい始まり。さて、どんな話に展開していくのか?
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この著者による、意識がどのように生成されるか、というテーマに関係する話といえば「膚の下」が名作だが、この話には戸惑った。小説世界の設定に混乱しながら読み進むうちに、話が展開して大円団?となる。
東浩紀による巻末の解説が秀逸。このわけわからんストーリーについて、訳判らんということを正直に吐露したうえで解釈を書いている。 -
大分前に買って積んでいたらしい。
確かに意欲作。クローン細胞がオリジナルを侵食し、さらに意識が伝達という方法で他者に介在する…なんかコワイ。けどよくよく考えると癌細胞とか、ネットでの無意識の意識共有とか忖度とかも洗脳レベルで意思決定に反映されてるし、そういう深読みするともっとコワイ話なのかもしれない。
個人的には牧師父と作家の方の工の会話がなんか好きでした。どこかずれている、何かがおかしい。でも何がおかしいかは自分を基準にしているからわからない。ある意味怖い。でもこういう設定面白いなぁと思いました。
自分と同じ名前の、子供の頃に死んだ双子の兄弟がもし存命して居たら。ドッペルゲンガーに会うと人は死ぬらしいですがそれはアイデンティティを揺らがされるから死んでしまうんだろうか。
面白かったけど…ちょっと読みきるのはしんどい本だった。 -
これは一体どういうことなんだ?と思いながら読み進めて、最後に「してやられた」という気持ちになる1冊でした。
何をもってして人は個人を認識するのか、意識ってどこまでのレベルなのか、考えても答えのない課題といいますか、私の中ではまだまだ難しすぎる。 -
久しぶりの神林長平。
こういうラストだとは思ってもみなかった……!! 確かにSFなのだが、ラストの意外性は面白いミステリを読んだ後のようにスッキリした。
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