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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150313234
作品紹介・あらすじ
北海道大学大学院で有機素子コンピュータを研究する南雲と、突然死した友人のAIが、恋愛にまつわる事件に巻き込まれる連作集。SFマガジン不定期掲載の4篇に書き下ろし1篇を加える。
みんなの感想まとめ
独特の雰囲気と緻密な設定が魅力の連作短編で、AIと人間の関係を深く掘り下げています。主人公の南雲が、亡き友人のAIと共に恋愛にまつわる事件に巻き込まれる様子は、読者に思考を促す内容です。特に、仮装と現...
感想・レビュー・書評
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連作短編。前作?があることを読み終えてから知りました。
独特すぎる内容と雰囲気。最早人間のような会話をするAIが軸。そのせいもあってか仮装と現実の区別、AIの意図するところがなかなか理解できず、かなり頭を働かせながらの読書でした。結局ほとんどの章の結末に頭が追いついていないんですが。
理工学的な知識があればより楽しめるのかなと思うし、前作も読んでればもう少し理解できたのかな?多分この小説の表層部分をなぞれただけなんですよね‥。解説が欲しい‥。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一話目難しすぎて挫折しかけたけど、二話目からはだんだん世界観にはまってきて、表題作がとにかく切ない。語彙力が追いつかずうまく表現できないのがもどかしい…
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未必のマクベスよりも面白かった
会話の空気感がすごく心地良い。
合わせ鏡の話も興味深い。
未来はなくあるのは過去と今だけ -
恋愛小説もSFも普段読まないけど、Twitterで知り買ってみました。
この本自体難易度が高くて、どちらも手付かずの私には難しくてしょうがなかったので途中挫折しかけましたが、2篇目でやっと方が着いた感じでした笑
sfや恋愛小説沢山呼んだ後に呼んだらとても面白いと思うので本棚の奥底へ締まっておきます。 -
内容については正直、はっきり覚えていないが、AI、コンピューターなど、機械をメインに書かれているので、読んでいる時も、静寂したというか、パソコン等をいじっている時の不可思議な感じを、読みながら感じられる一冊かもしれませんね。読み手によっては神秘性も感じられる作品。
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描写されている言葉のひとつひとつに、そのものの意味とは異なる隠された意味があるように感じながら読みました。何重にもマトリックス構造があって、今はどの次元にいるのか分からなくなるのはグリフォンズガーデンと同じ。読んでいる間はその言葉や空気感に魅了されて心地良いのだけど、読了後は、薄ら寒く背中を冷たい何かが触っていったような、ヒヤッとする怖さを感じる。今でも感じている。
人の記憶や感情は簡単に操作できる。実際ネット上では自分の正義が本当に自分の思考から出たものかどうか、全く信用できない状況になってきている。それでも世界は通常通り回っているので、個人の意識の良し悪しなどは大勢に影響ないのかもなとも思う。こんなに自分の意識に拘るのは、人だからだろうね。 -
未必のマクベスが良かったので、横展開で手に取りました。世界観や設定は悪く無い。舞台が北大なのも興味深い。
けど、恋愛小説が個人的に大嫌いなので星は少なめです(出版年と著者の執筆当時の年齢を必ず確認する癖があるので、内容と著者年齢の乖離があるとどうしても受け付けなくなってしまいます)。
登場人物もあまり魅力的には感じなかった。 -
頭がごちゃってなる話であった。
SF恋愛ものになるだろうか、マッチングアプリのサクラとして作り出された会話プログラムとしてのAIと、それを取り巻く人たちの話。
プログラム内での話なのか、現実なのかの判断が序盤で狂わされ、気づけば思い出が消えている人がいて、個人的にはミステリーでもあったなと少し思っている。 -
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不思議な物語で、恋愛小説という感じはしなかった。現実と仮想の境界が曖昧でよく分からなかったので不思議な感じがしたのかも。
存在しないことと無はイコールではなくて、不在は有ることをしってるしそこにいなくても強力に意識し、作用し作用されるのだろう。面白かった。 -
感想がありすぎて、不思議な話でした、という感想しか書けない…。読んだらしばらく本の外に戻ってこれなくなりました、それくらい引き込まれた。
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たまたま書店で手にして、タイトルに惹かれて、読み進める手が止まらない、という滅多にない作品。きっと幾度となく読み返すだろう。
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SFのようなラブストーリーのような。
プラネタリウムの外側、サーバの外側。我々プログラマからすると未定義のひとことで片付けてしまう領域に思いをはせる。 -
職場のトイレの手洗い場には正面だけでなく左右にも鏡が張ってあり、相互に映った自分の姿がずっと奥まで映し出される。
一緒になった部下に『“燃えよドラゴン”みたいだな』と言ったら、『何ですか、それ?』ってという反応で、知らんのかい!?と思ったが、まあ、こっちのほうが古いか…。
本書の2つ目のお話を読みながら、全く関係ないそういったことを思い出したが、してみると、トイレの鏡の中でも奥のほうに見える姿は厳密に言うと少し前の自分の姿を見ているということだな。
コンピュータの会話プログラムの研究者・南雲、一緒に研究していて突然死した友人、元恋人の死の直前の心持ちを知りたくて会話プログラムに縋ってきた学生・衣理奈。
亡くなった人とプログラムを通じて会話し、そこに作られる世界の内と外を心の中で行き来する。
AIによる記憶の改変などの考えさせられるテーマも塗され、なかなか興味深い世界。
端麗な文章で、男女の機微を絡ませたお話も面白く読めたが、私にはどの話も“落ち”がスッと入って来ずに些か消化不良でありました。 -
この方の作品は初めてでしたが、作風についていけず、残念ながら面白味がよく分かりませんでした。
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フラクタル的な世界観とメタ的視点が重なって独特な雰囲気の作品。
著者の早瀬耕さんは、青春、恋愛、労働、SFなど様々な要素をブレンドして物語を編成する力がすごい。小説としてのロマンがあるし、どこか普通とは一線を画しているなと思う。 -
独特の世界観。現実と仮想世界の融合。優しさも溢れている。読了後に心地良い疲労を感じつつも、少し読み直して再確認したくなる感じ。
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サイエンスロマンチック
早瀬耕の作品
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