死霊狩り (全) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150313319

作品紹介・あらすじ

人間に寄生して心身を操る侵入者への対抗組織ゾンビー・ハンターは、暗殺者を養成するが。《ウルフガイ》『幻魔大戦』に次ぐ代表作

感想・レビュー・書評

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  • 平井和正『死霊狩り(全)』ハヤカワ文庫。

    1970年代に角川文庫から全3巻で刊行された同作を合本。600ページを超えるボリュームは読み応えがある。

    大昔に既読であるので、再読となる。昔読んだ時は生頼範義のイラストの力もあり、ドキドキしたものだが、今読むとやけに時代のかった表現と漫画のような設定に感じるのは刊行された時代を思えば当然か。

    主人公の天才レーサー・田村俊夫が秘密組織の訓練に耐え、不死身のゾンビー・ハンターとなり、宇宙からの未知の侵入者・ゾンビーと死闘を繰り広げるという物語。しかし、結末に待っていたのは……

  • 「幻魔大戦」の東丈に恋した女子中学生は平井和正の既刊本を読み漁り、生頼義則のイラストの助成もあって、小説上のエログロに免疫が出来たのだった(^^;

  • 以前全3巻で発売された作品を、1冊にまとめた本です。
    「日本SF傑作選4 平井和正」に収録された、「デスハンター エピローグ」を読むために再読しました。
    物語としては、1巻と3巻が面白いです。2巻は大藪春彦さんの作品の亜流のような展開で、今ひとつ面白さに欠けました。3作の中では、1巻が圧倒的に面白いです。
    そして「デスハンター エピローグ」ですが、漫画「デスハンター」と「死霊狩り」に設定の違いはありますが、最終的に落ち着くべきところに物語が収束した感じでした。3巻の結末も悪くないと思うので、読まなくても問題なかったかも。(^^;

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著者プロフィール

 1938年5月13日、神奈川県横須賀市生まれ。
 1963年、漫画原作を担当した『8マン』(少年マガジン連載)は、その後自らがシナリオライターのチーフを務めてTBSでアニメ化され、大ヒットを記録する。
 1971年、『狼の紋章』が爆発的にヒットし、松田優作のデビュー作として映画化。『ウルフガイ・シリーズ』は若い世代の心を捕らえ、永遠のバイブルとなっている。
 1967年に刊行開始した『幻魔大戦シリーズ』は“ハルマゲドン”旋風を巻き起こし、総計2000万部を超える大ベストセラーを記録。1983年にアニメ映画化される。
 1994年、日本で初の本格的オンライン小説『ボヘミアンガラス・ストリート』をネット連載。『月光魔術團』『ABDUCTIONシリーズ』『幻魔大戦deep』など現在も精力的な執筆活動を続ける。

「2008年 『幻魔大戦deep トルテック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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