ウェイプスウィード ヨルの惑星 (ハヤカワ文庫JA)

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  • 早川書房 (2018年7月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150313364

作品紹介・あらすじ

25世紀、ミドリムシの変異体に覆われる地球の調査に訪れたケンガセンは、地球人の巫女ヨルと出逢う。胸を打つ壮大な環境海洋SF

感想・レビュー・書評

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  • 私が日々読書をする習慣がなかったころに買って、最初の20ページくらいまで読んで放置していたSF小説です。
    2018年7月の発行です。
    出張先の書店で平積みになっていたのを、たまにはSF小説でも読んでみるかと思って買ったことを覚えています。しかし、SF小説を読み慣れていなかったせいか、結局読んでませんでした。

    そして、2025年12月に、あらためて読了しました。

    物語は、25世紀、人類の多くは宇宙に進出していて、地球は海面上昇により、島嶼部とわずかな大陸に残された人類が生活しています。
    地球の海域には、巨大な花弁状の謎の生命体ウェイプスウィードがはびこっていて、その研究調査のために地球にやってきた研究者の男性が、島嶼部で巫女をしている少女と出会って、ウェイプスウィードの謎を探ろうとする海洋SFです。

    あらためての挑戦でしたが、今読むととても面白かったです。
    7年前に読むより、AIの発達した今読んだほうが、想像しやすい部分が多いと思いました。
    単なる海洋冒険ものではなく、最終的にSF的な壮大な展開を迎えるのも、良かったです。
    知的生命体とのファーストコンタクトものとも言えるかもしれません。

    初版の帯には、「ソラリス」の系譜に連なる海洋SFと書かれ、海外の名作SF小説が引合いにされています。
    いつか「ソラリス」も読んでみたいと思いました。

  • ミドリムシの変異体が知性を持ち生態環境を支配している未来の物語。
    面白いです。ワクワクしながら読みました。でもそれを言語化する蓄えが自分の中にないのです。まだSFを読み足りていないのです。この不確定な気持ちもSFを読む魅力でしょう。

  • SF。連作中編。
    可愛らしい表紙、可愛いキャラクター、軽めの文章に、イラストだけのページもあり、ライトノベルと言えそう。
    ただ、作品自体はしっかりとしたSF。
    個人的に連想したのは、レム『ソラリス』、オールディス『地球の長い午後』、ベア『ブラッド・ミュージック』。
    マイルドな『ソラリス』という印象が強いかな。
    期待以上に楽しめた一冊。良作だと思います。

  • はるか未来の地球を舞台にした、オヤジミーツガールセカイ系海洋ロマンっていうお話。
    主人公ケンガセンの脂ぎってないオヤジ振りに好感(^○^)

  • 多少ラノベっぽいところがあるのは、もう昨今は普通のことと思う。タイトルや表紙のイメージよりはSFらしいので書店で表紙に臆せず買ってもいい。
    内容は、近未来の環境が変わった地球が舞台。そこで発達した未知の知性体との物語。ハードSFではなくスルッと読んで楽しむタイプのSF。

  • 海面上昇により地表の大半が水に覆われた25世紀の地球。ミドリムシの変異体であるエルグレアが支配する環境。その地球を調査するために宇宙コロニーからやってきたケンガセンが、島嶼部に住む巫女ヨルと出会ったことから物語は始まります。

    宇宙コロニーと地球の異文化交流。ヒトとエルグレナの未知との遭遇。
    ケンガセンとヨルを巡って、二つの物語を紡がれていきます。その裏で雌伏し続けていた電脳体の執念。
    新たな時代への導き手となってしまったヨル。神話・宗教を否定してきた彼女が、そう奉られる存在になっていくのはシニカル。

    ヨルが成長していく物語でもあるか。
    少女から大人へ、という道程ではないけれど。結果を見ると。
    彼女から時折感じられる初恋のような感情とその喪失。

    そうか、やっぱり少女から大人への成長を描いた物語だったのか。

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著者プロフィール

第十七回富士見ファンタジア長編小説大賞審査員賞受賞。『琥珀の心臓』でデビュー

「2020年 『監獄勇者のやり直し2 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬尾つかさの作品

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