流浪の皇女 (グイン・サーガ144巻)

著者 :
  • 早川書房
3.32
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本棚登録 : 105
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150313487

作品紹介・あらすじ

ワルスタット城に囚われたリギアは? ヤガを支配する《新しきミロク》の動きは? そして、シルヴィアが行きつく先に待つ者は?

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのグイン・サーガ。8月の1冊目はこちら。

    イシュタールから誘拐されたドリアン王子をめぐる動きと、ミロク教の首都における大祭の失敗。その背後にある異界の魔物たちと、スーパーじじい魔道大戦の様子。市井に生きることを選んだ、もと売国妃シルヴィアが、なんとパロで意外な(いや当然か?)人物の手に落ちるまでを描いています。グインもワルスタット城の異変に気がついて、行動を開始。次の段階へ物語が大きく動く、前段階のような巻でした。

    このご本の奥付は、2018年の11月。その前の巻も2018年に出て、それの感想を私が書いてるのが、2019年の4月。実に5~6年、グインから離れていたことになります。実はこの『流浪の皇女』も、一度借りて、気持ちが向かずに、開かず図書館に返しました。ちょっとお話につらい描写も多く、気が向いて強烈に読みたくなるまで、そっとしておこうと思ったのを覚えています。

    そんなに間を空けて、前を読み返したわけでもなく読みだしたのに、えらいもので、記憶がどんどん戻ってきて、おさらいしなくても、すらすらと読み進んでしまいました。荒廃したパロに聳えるクリスタル宮の壮麗な尖塔を見たときには、その場にいたかのように胸がつまり、なんということになったものか、と胸が痛みました。ひどいことになっている、グイン世界の中原諸国。なんとかまた昔のように、人々の活気がすこやかに戻ってくる日はあるのでしょうか。このあたりからラストを読むと、陰謀しきりと言えども、闇の司祭ぐらちーの、人間臭い俗っぽさが恋しくなるのですから、不思議なものです。まずは次の巻へ。早く最新まで追いつかなくちゃ。

  • 一冊の中には一つの流れの話しだけにしてほしい。
    一人で書いていて大変だとは思うけど。

  • 2020/1/7購入

  • グインサーガ あまり本編に絡めなかったミロクの話が終わった。

  • 2018年11月ハヤカワJA文庫刊。書下ろし。シリーズ144作目。話が、進まないのがグイン世界だ。

  • 栗本先生でなくなってから、やっぱりなじめないとこがあって。特にキャラの面々がやたら俗物化してねーか?グイン国民にそんなに慕われてなかったの??とかに、え〜(^_^;)てのが。
    そういう引っ掛かりがなくなってきた?ような。
    リギアちゃんは栗本先生からは散々バカ扱いされてたのが、五代先生になって活躍できて良かったな!と思います。

  • もうそろそろ、本編はグインの動静だけ追って収束に向かってくれんかね。
    サブキャラや覚えきれない新キャラは外伝で思う存分書いてくれ。

  • ヤガの方はこれで一段落でしょうか?
    いや、これはこれで十分に”スーパー魔道ジジイ大戦”ではあったと
    思いますw
    グインも動いてるし、シルヴィアも。

    最後レムスとデビ・フェリシアの登場には驚いた。
    特にフェリシアの葛藤。この人も人生狂わされてるんだなあ~・・・と。

  • レビューです

  • 面白かったのは確か
    スーティも、グインも、ヤガも、シルヴィアも
    みんなの話が並行して進んでくれるし
    それぞれにワクワク感はある
    でも、ちょっとやっぱりそれぞれ物足りない
    せめて一巻分ぐらいはそのキャラの世界に浸りたいなぁ
    と思うのは贅沢なことなのでしょうか
    先は長い、ドラゴンボール並みに
    一つネタで10巻ぐらい引っ張っても良いんだよ
    それぐらい、どのキャラも愛されているんだから

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