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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784150314132
作品紹介・あらすじ
井ノ頭恩賜公園の管理人として、チャイコフスキーとともに日常を送る男は、ある日、少年の死体と遭遇する。初期長篇、復刊第2弾
みんなの感想まとめ
物語は、井ノ頭公園を舞台にした公園管理人の視点から描かれ、過去と現在、現実と幻想が交錯する独特な世界観が広がります。主人公は、幼少期の思い出と父の死という重いテーマを抱えながら、公園の中でさまざまな出...
感想・レビュー・書評
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都会の中の鬱蒼とした公園、昨日も訪れた、私には馴染みの井ノ頭公園が舞台。この公園がジクジクと膿む巨大なカサブタみたい。主人公の公園管理人は、この隆起して、街に侵食の幅を広げる、カサブタの膿の中の幼児に思える。インポテンツ。私とほぼ同い年。うわぁ。
公園管理人の「彼」にとって、井ノ頭公園全体は、幼い頃に通った「杜」と地続き。性が目覚め、そして父の縊死の果てを発見した、「杜」。この「杜」を「彼」は局部に飼うことになったのだろう。
終始、迸るような勢いの筆致に放心。鬼気迫る言葉に、心身が弄ばれた。取り扱い注意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2025年1月28日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。吉祥寺が舞台といい、タイトルといい(どストレート)、ぜひ読みたい。すごく古そうな装丁だけど、2020年か。
「過去と現在、妄想と現実、亡者と生者、が行き来して浮遊しながらウゴウゴと事が起きて、もう色々とめっちゃグロい。だけど津原さんの文章に引き込まれて読み進める事ができた。すっごい消耗したけど、、、間違いなく幻想小説の大傑作!ただ万人におすすめできない。タイトルがタイトルなだけに、内容もかなり人を選ぶと思う。#読書 #読了 」 -
眼前の現実は1つだ。それをぼくは腑分けして「男/女」「生者/死者」「現実/幻想」「事実/虚構」というように分類している。ならばこの異様なテンションに満ちた作品は、そうした分類された・秩序正しい世界に慣れきったぼくの「寝首を掻く」ものではないか。実際にこの作品を読み進めると、ある箇所から常識/安寧を揺さぶるできごとが矢継ぎ早に起こり始めこちらをたじろがせる。批評的な読解をほどこせるほどぼくは賢くないが、著者はそうした「揺さぶり」を通して何もかもが溶け合った、「1つ」だった世界の実の姿を見せんとするかのようだ
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タイトル通り、あまりにも直球に物語は主人公が風俗店に行くところから始まる。しかもピンサロである。しかし不能 なのである。
主人公の取る奇抜な行動のどれをとっても、現実ではやらんやろ、と思うものなのだけど、20年後、30年後の自分の姿としてありえないものではないのでは、と頭の片隅で感じてしまう。「石を投げなさい」のあれに近い感覚を感じた。
舞台がたまたま自分が住んでいる近くの吉祥寺ということもあるのか、リアルさを越えてグロテスクであった。
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著者プロフィール
津原泰水の作品
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