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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784150314316
作品紹介・あらすじ
Twitterで発表された約2000篇の【ほぼ百字小説】から200篇を厳選。たった100字で無限の時間と空間を創造する、まったく新しいSF
みんなの感想まとめ
短い言葉で無限の世界を創造する、斬新なSF小説集です。著者がTwitterで発表した約2000篇の中から厳選された200編が収められており、各作品はほぼ100字という制約の中で、独自の物語を展開してい...
感想・レビュー・書評
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さて困りました。これをどう紹介したらいいものか。そんなこと、言われたほうが困るとは思うのですが。内容が内容なので、説明がどうにも難儀である。でもとりあえず、何とかやってみようと思います。
というわけで、北野勇作著『100文字SF』。名は体を表す、読んで字のごとく、そのままずばりの内容で、著者がTwitterで綴ってきた(そして今もなお書き続けている)ほぼ100字の小説集です。
もとはといえば、キノブックスから『じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』という児童書のシリーズとして刊行されていましたが、担当編集者の退職を機に、方針の変更で打ち切りとなってしまったとのこと。
その後もTwitterでは投稿を続けつつ、やはり改めて書籍化したいという思いから、「興味のある方は連絡ください」と掲げていたところ、早川書房よりこうして、晴れて一冊にまとめられる運びとなったそう。
著者の北野勇作は、日本SF大賞受賞作の『かめくん』をはじめ、寡作ながらSF分野では定評あり。コミックエッセイ『年収150万円一家』(森川弘子)に登場する、夫のSF作家としてお馴染みの方もいるかも。
めでたく重版もされているという本書には、厳選された全200編が収録。現在も「#マイクロノベル」という呼称とハッシュタグで日々書き続けられる物語の数は、すでに2,000を超えているとか。
真っ白な表紙にイラストなし、文字オンリーの潔いデザイン。裏表紙のあらすじ文も、カバー見返しの著者プロフィールも、巻末の既刊・新刊紹介に、帯の推薦文まですべてほぼ100字という徹底ぶりに驚嘆。
つきましては、今回の紹介文も頭を捻りまして、「ほぼ100字」のパラグラフばかりで構成してみました。ぎりぎりまで削ることで濃厚に凝縮された、珠玉のSFエッセンスを、じっくり存分にお愉しみください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
隙間時間にサラッと読めるのがいい。感心したりびっくりしたりわからなかったり。
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著者のTwitterで発表された「ほぼ百字小説」から厳選された200編。文字数に制限があるとちょっと短歌っぽい味わいになるの面白いなあ。新しい文字数制限の定型詩ですね。かつSFなのがすごい。
この文字数でちゃんとオチもついているし、くすっと笑えるもの、何度も繰り返し読んで味わいたくなるもの、余韻に浸りたくなるもの、わずか100文字なのに読後5分くらい色んなことに思いをはせてしまうもの、いろいろあってとても楽しかった。
文字レイアウトも四角になっていて可愛く、巻末の注意書きや他の本の紹介ページまで同じレイアウトになっているのもオシャレ。 -
100文字でSFの世界が広がっていて楽しかったです。
Twitterでも読んでいますが、まとまって紙の本になると何度でも読めて良いです。
可愛いものちょっとゾクッとするもの哀愁漂うものと色々……現在も続いている100文字SFなのでまたまとまって本になってくれるといいなぁ。 -
詩を読む気分で雰囲気を楽しんでもいいし
少ない情報から自分なりに想像を膨らませてもいい
読み方自由 -
著者のTwitterで毎日更新している「ほぼ百字小説」のなかから200篇を抜粋した掌編小説集。
15字×7行の正方形に近いフォーマットに、1ページに1篇ずつのレイアウト。元は1ツイート140字以内に収めるための制限が、紙に印刷されることで詩情を放ちだす。
北野さんの作品を読むのは初めて(Twitterでほぼ百字小説はたまに読んでいる)だが、この人は亀をトーテムにでもしているのだろうか。亀の登場回数がやたらと多い。それと学校や子どものでてくる(一見)ノスタルジックな話、特撮関係のモチーフもよくでてきて、ほぼ100字という形式もあるためか笹公人の〈念力〉短歌シリーズを連想せずにはいられない。制限内の文字数でおはなしを語るという試みは、どうしても短歌と俳句という定型詩の強度に感じ入ってしまうところがある。
けれどこの『100文字SF』は、例えば書き出し小説大賞などの投げっぱなしな自由さとは違って、ちゃんと1篇のなかで話を完結させているのが偉いと思う。アメリカンジョークじみたのや、落語のオチのようなの、ホラーのようにヒヤッとするものもある。一番好きなのは143ページ。 -
妄想癖のあるようなタイプの読書家にのみ(ここ大事)オススメできる変な本。
文字数が少ないということは表現できることに大きく制限がかかるということ。そのため、何を言っているのかよく分からないというような文章になりがちなのにも関わらず、しっかりまとめられていてビビる。SFというジャンルもあって、サラッと読んでしまうと「何のこっちゃ??」となるのも仕方ない。じっくり読むべし。
この本は、自分なりの解釈を、余白にどんどん書き込んでいくのが面白い。はじめからそうすることを想定されているかのように余白が配置されているのもいい。「正しい解釈なんかどうでも良い、自分なりに解釈しながら楽しむのが読書だ!」なんて人には是非おすすめの一冊。個人的には、一話ごとに自分でタイトルをつけていくのが楽しかった。 -
100字だから無駄なものを削ぎ落としているのだが、1つ1つの小さな世界がリズムよく、あるいはずるずると引きずるような筆致で形作られていて、たくさんの味を堪能することができた。
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SFというより詩や短歌みたいな趣きのある文章集。短い文章なのに懐かしさや壮大さを感じられるものがたまに見つけたときは嬉しい。読む人の人生経験にかなり依存するのかもしれない。
スキマ時間に読めるので気軽です。 -
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100文字という制限の中、世界観がパッと広がるのがすごい。
きれいにオチがついているものから、後味の引くものまで多種多様でどれも楽しめた。 -
・一篇100文字のSF小説がいっぱい。ファンタジーとしてもいいかもね。夜見た夢の話を聞かされているようでもある。それらしく、おもしろくもありタイクツでもある。
・まあ、発想集のようなものか。人気作家がやるから喜んでもらえるといった類いの本。
・だんだんアフォリズムっぽくなっていくようで、そこはマイナス。
・気に入ったのは、花瓶の中で死んだ妖精の話。坂道の商店街の話。ダムの底の村の話。シャボン玉の中で暮らす話。好きだったあの坂の町の話。いい空き地の話。落ちた宇宙ステーションの話。不完全な神の卵の話。未使用テイク集の話。地獄の観測の話。地下に広がる砂漠の話。妻の形の空白。渦を飼っている話。 -
以前ふと作者のツイッターに飛んだことがありそこで100文字SFを音読する奇妙な動画(しかも大好きな空気感)に出会ってからずっと読みたかった1冊。最高に良すぎて、たった数行ほんとに100文字なのに次から次へと色んな世界線のSFが頭の中になだれ込んでくる感じでずっとニヤニヤしながら妄想力逞しく読んでしまう。そういうの大好きなので永遠に読みたい。
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個人的に日本の作家で最も信頼している書き手、北野勇作の新作。平易な単語の隙間から見える、どこか抜けていてかつ不穏な空気は『かめくん』の頃から変わらず健在。どうやら本作結構売れているようで、いちファンとしてはやっと世間にこの才能が伝わってくれたか、と嬉しく思う。
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前半はSFというよりはホラーっぽい。『一行怪談』みあるけど、100文字あるとなんか拡張性がある気がしてくるから不思議。
帯には"ごくごくとあっという間に飲めるSFの原液"とあるけど、そういう読み方じゃアイディア帳とか見るのが好きな人、または著者のファン以外はつまらないんじゃないかな。 -
子供と大人は、じつは別の生き物。まず、子供が大人に寄生され、その体内に棲みついた大人が成長する過程で、宿主だった子供は栄養分として大人に吸収されてしまい、最終的に大人が残る。という話を子供から聞いた。
ふしぎで、奇妙で、素朴で、新しいSF。 -
100文字にまとめた技術は
凄いと思うが、
星新一の様なショートショートを
期待していると
肩透かしかも。 -
100文字で描き出されるSFの世界。不思議で、奇怪で、怖くて優しい。そんな世界があなた達を待ち構えています。 この船に乗り込めば、楽しい時間を過ごせることは間違いなしです!
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100文字シリーズ(正確には別もの)のSFにポイントが絞られているこちら。100文字という短い中で語られる精緻な物語。笑える話、ギョッとする話などSFと一口にいっても様々でいろいろな体験ができるので大変お得。 SFが苦手な人でも気負わず読めるのもいい感じである。
特にお気に入りの話は、廃棄されたブロック塀に立てかけられている黒板の話。その黒板には何かの数字の推移が書かれているのだが、何を現しているのかは不明。分かっているのは近々その数字に劇的な変化があるという事だけだが、その変化が果たして何を現しているのか……。その何を現しているのかは読者の想像次第だが、その想像によってはかなり不穏な話になる。でも、全く逆方向の物語に持って行くことも可能で面白い。 読者次第で千差万別の結末を迎える。
そういった話が、この本にはぎっしり詰まっていていろいろな人が楽しめる一冊だと感じた。 -
100文字の世界
色々考えると世界が見えて面白い
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