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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150314392
作品紹介・あらすじ
アルド・ナリスの妖しい力を前に、グイン一行はいったんクリスタルを離れることにする。しかしそこに新たな闇の脅威が襲いかかる!
感想・レビュー・書評
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まずスーティがフロリーと再会。義弟ドリアン王子と母を引き合わせ、母子3人のささやかな家庭が再出発しはじめます。惜別の中、スカールやヨナ、ヴァレリウスはパロへ。ドライドン騎士団のブランは、帰着とともに、カメロンを殺害した、ゴーラ王イシュトヴァーンに復讐すべく懊悩します。一方、グインは、ナリス麾下の魔道師から逃れ、もと妻のシルヴィアの救出と、ワルスタット候ディモスの豹変に心を残しつつ、彼らを残してパロを脱出。シルヴィアの親友アウロラ姫を守りつつ、どうにかケイロニアに帰還します。
おそらくここから、対パロのナリスおよびヤンダル・ゾック/対ゴーラのイシュトに大きく話の筋が振られていくのでしょう。ただ、そこに沿海州諸国のパロに対する野心が覆いかぶさり、中原の真の大きな敵、竜王ヤンダル・ゾックを諸国一致して打ち払うところに至るには、まだまだ戦もあり、政治的な紛糾もある、長い道のりのようですね。
また、ここにきて、自己憐憫で引きこもっていたイシュトは、モンゴールの反乱を知って、我が子ドリアン王子を逆恨みし、トーラスを踏み潰す決心を固めます。たった二歳の王子を殺してでも守りたい、己の自我と権勢。ここまで無体な理屈を並べだすと、もう、作品開始当初の、粗暴だけど憎めない、頭の切れる陽気な青年は、どこにもいません。どんなに内心が脆く繊細であろうと、ただの精神を病んだ死神にしか見えません。こんなに印象が変わり果てたキャラも、小説世界の中にいないと思います。多少なりと彼に、悲哀を感じる部分があったのですが、次巻『トーラスの炎』での残虐、不安定で苛烈な精神構造を見ては、彼への同情や共感は持てそうにない。非常につらいです。
グインの落ち着きぶり、温かさ’がしみる分、苦しいですね。グインの帰国途上の、魔道をよくする老女と孫娘のエピソード、私はほっとして読みました。さあ、次はゴーラのトーラス攻め。ああ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この巻はストレスなく、サクサクとストーリーが進んで良かった。
私は、モンゴール贔屓だったので、アストリアスやドリアンにどうしても肩入れしてしまう。王子も、スーティではなくドリアン派。
因みに、ナリスとイシュトバーンは大嫌い。
このまま、寄り道しないで、なんとかストーリーを完結して欲しい。 -
2020年7月ハヤカワJA文庫刊。書き下ろし。シリーズ147作目。なんと今回は、グイン出ずっぱり。のわりには、グインが影武者をよそおうようなマヌケを演じさせたりして、五代さんどうしちゃたんだ。前巻でおどろおどろしく登場したナリスは新しい勢力のようで、うーむ、話が大きく動く兆しなのか。五代さん頑張れ、なんとか話を進めてくだされ〜。
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なんだかこの巻は静かな巻で、じんわりと話が進みます。いろんな話が終結し、次の話に向かう段取りのような巻かもしれません。次巻は「トーラスの炎」とのことで、トーラスが荒れるのかも。パロに続きトーラスもか??
スーティとドリアンは将来2者対立するのかと思いきや一緒になってしまいましたね。今後どうなるんでしょう。
そしてアストリアスとフロリーがこんな所でこんなことしてるなんて、両者登場時には思いもよらなかったです。人生どうなるか分からないもんですね。 -
スーティはドリアンを連れて母のもとに戻り、ドリアン救出チーム解散し、グインもクリスタルパレスを離れた。
一区切りついた感じだが、パロでも、ヴァラキアでも、モンゴールでも、ケイロニアでも、不穏な動きが。
話は、パロ・クリスタルパレスに向かって動き出そうとしている。
早く次巻が読みたい。 -
この作家の書くグインは少々軟弱にみえてイライラする時がある。それでいて何でもわかっているぞ、って感じで話すのは違和感がある。
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表紙がナリス様だから、パロが舞台かと思いきや、
パロから逃れたグイン達のお話がメイン
とはいえ、スーティとスカールの再会や、
煙とパイプ亭の一家や、
沿州国のお偉いさん達や、
ドライドン騎士団やブランのこと、
パロのナリスとイシュトのこと、など
まあ、あちこちの風景を見せてくれて、さすが五代さん!
あの人どーしてるのかな?の疑問に
答えてくれる巻
スーティがママと再会するシーンは
すごい素敵。
あとはアウロラの暗示を解いてくれた婆様とグインの
話もいいなぁ。
次も楽しみにしてます!
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なんだか中身の薄い感じです
ラノベみたいですね…
「筆が進まない」という後書きを始めて読みました、
ナリス(オルタ)様同様、栗本先生帰ってこないかなぁ〜 -
惰性感あり
五代ゆうの作品
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