イン・ザ・ダスト (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA ナ 6-2)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 142
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150314668

作品紹介・あらすじ

轢死事件を追う警視庁分析捜査三係の渡瀬敦子と、過去の爆破テロ映像を調査する東都放送報道局の土方玲衣の運命が再び交差する!

感想・レビュー・書評

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  • 警察の渡瀬敦子&TV局の土方玲衣コンビ第2弾。
    もう少し短めにまとめられたらと思うけど。。。
    登場人物がやたら多い割に読みやすかった。

    作品紹介・あらすじ
    轢死事件を追う警視庁分析捜査三係の渡瀬敦子と、過去の爆破テロ映像を調査する東都放送報道局の土方玲衣の運命が再び交差する!

  • シリーズ2作目ですが、1作目に負けず劣らず面白かった。展開も面白いしスピード感もある。571ページもある長いお話ですが、長さを感じないくらい没入できました。
    このシリーズ映画化しないかなぁ。

  • 警視庁刑事部捜査支援分析センターの渡瀬敦子さんと、報道番組の企画統括デスクの土方玲衣さんのコンビの活躍がまた読める嬉しさ一杯で本書を手にとった。前作の『ダークナンバー』が面白かったので、またこのコンビに会えることを願っていた。
    これからも、二人の活躍を描いてほしいと著者にお願いしたい。

    本書も、犯人と警察と報道が絡み合い、事件を追いかける展開。
    途中で、過去の事件を復習しないと私はついていけなかったが、頑張って追いかけた。面白かったの一言でいったら、怒られそうだが、面白かった。

  • 警視庁分析捜査係渡瀬敦子と、中学校同級生報道局勤務土方玲衣第2作。

    あらすじ
     渡瀬は修学旅行にきていた男子生徒が復讐のため男を襲う事件を解決。続き、別件で男性の線路轢死事件に取りかかる。土方は番組のために過去の地下鉄爆破テロ事件で、局職員が改ざんた痕跡を見つける。渡瀬の捜査では一見つながりのない事件が過去の強盗立てこもり殺人事件に関連があり、土方の事件も延長線上に同じ関係者が見つかる。

     事件が複数起こっていて、複雑。でも主人公二人の周りはあっさりしてるので事件を追いかけやすい。若いふたりがそれぞれの仕事を熱くこなしていて、今作も頼もしいなーと思いながら読んだ。

  • 面白い。スピードに乗った展開。

  • 警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は男性の轢死事件を追っていた。男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。一方、東都放送報道局で働く土方玲衣は過去の地下鉄駅爆破テロ映像を入手するが、不自然な改竄の跡を発見。さらに番組編集中に見つけた動画が敦子の扱う列車殺人と奇妙な繋がりをみせ……塵のように積もるいくつもの事件から二人が辿り着いた恐るべき真相とは?

  • ダークナンバーから続く、テレビディレクター土方玲衣と分析捜査官渡瀬敦子の活躍。
    ダークナンバーには、敦子が学生時代のいじめを受けた加害者に仕掛けた仕打ちの記載があり、彼女の捜査官としての今のベースになっているので、未読の方はダークナンバーからの連読を勧めたい。
    筆者は映像の仕事をしていたからか、文章を読んで映像が浮かびやすい。
    前作に比べて、犯人を追い詰めるスリリングな描写が増えて、読み進めるスピードの遅さがもどかしく感じた。次回作も楽しみに待ちたい。

  •  ダブルヒロインのキャラクターは、対比的でもしかしたら少し類型的な分かりやすさ。
     分量は、今の3分の2くらいの方が好みかもしれない。
     でも、とても楽しめた。

  • 2021/05/29 読了。

    図書館から。

    相変わらず土方さんはかっこいい出来る女だわー。
    渡瀬さんの方も頭切れるけれど、まだ情を感じる。

    最後はちょっと…んーだったけど、読んでる間
    次の展開が気になって仕方なくなる。

  •  2017年刊行の''ダーク・ナンバー''の続編です。警視庁分析捜査官の渡瀬敦子と東都放送報道局の土方玲衣が活躍する警察ミステリーです。

     事件が多すぎて整理するのが大変です。

    一つ目は、1997年に地下鉄八重洲東駅で発生した列車爆破テロで死者、怪我人多数で犯人は自殺、しかも当時偶然に居合わせた東都放送の記者立岡がその後行方を晦ましている。

    二つ目、2009年に越谷でパチンコ店強盗が近所の家に押し入り一家殺害。

    三つ目、現在3月に父親が痴漢で逮捕された、冤罪だったが人生が終わった。その息子が証言者の男を刺殺した。

    四つ目、現在6月、骨董店社長襲撃事件で両親が詐欺被害で自殺し、息子が詐欺グループの黒幕を襲った事件。

    五つ目、現在7月、亀戸近くの線路でウェブライターの岸朗が縛られて電車に轢かれて死亡した。岸の記事は歪曲が多いと有名。

    六つ目、現在7月、高橋陽介が千葉県山中で遺棄され掘り返され河川敷に遺棄された事件。
    この他にも、ストーカー事件や地下鉄テロに絡んだ武器売買等枝葉の事件もあり、本線が霞んでしまいます。どこかで各々は関連してくるんでしょうが頭の整理が大変です。。。

     ストーリーは面白いのですが、やはり事件関係が複雑過ぎて肝心の主犯者の動機や精神がイマイチ腑に落ちない。もう少しシンプルな事件で事件加害者、被害者にスポットを当てて欲しかった気がします。

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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