探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2021年5月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150314859

作品紹介・あらすじ

売れない画家・蒼が受けた一本の電話は、彼がかつて描いた女優の肖像画を巡る大事件に繋がって……。『探偵は絵にならない』続篇

感想・レビュー・書評

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  •  今回はかなり物騒な回になってしまいましたね……。バラバラだった事件が全てつながった時の驚き。蘭都も蒼もなんだかんだで腐れ縁だねえ。
     親と子の関係が主だった感じ。好きにさせてもらえない子、子に脅させれる親、いろんな親子の形。澤本が一番はっきりしなかったけど、最初から見切りがついていたのかもしれない。
     フオンも目標に向かって進んでいて安心した。言葉を消費してしまう感覚がまた後悔にならなければいいけど。。。

  • 若くして画壇デビューしたものの、最近はスランプぎみで地元浜松に戻ってきた画家の蒼と、アロマテラピストにしてヤクザの親分の子息である蘭都の、馴れ合わないけど信頼し合っている関係性がとにかく好き!
    蒼が描いた女優・石溝光代の肖像画の行方を探すうちに、数々の事件との関連性に気付いて…
    影のあるヒロインが良かった!

  • 前作が記憶になくても大丈夫。今回は浜松っぽさをあまり感じなかったが、知らないから気付かないだけかも。やたら組関係者が多いのが気になる。蘭都のアロマ講釈がほどほどなのが謎の雰囲気でちょうど良い。やり過ぎすると胡散臭くなりそう。

  • 「探偵は絵にならない」の続編。

    姿を消した恋人の跡をたどる旅は終わり、
    今回は、消えた絵の跡を追いかけるうち、
    ヤクザや、マフィアさえも現れ、
    俄然、ハードボイルドらしくなっていく。

    売れない絵描きが醸し出すそのフンイキは、
    真正ハードボイルドとは言えないが、
    決して嫌いじゃない。

    そして、家主、蘭都との、つかず離れずの関係性は
    相変わらずで、これも好みだ。

    その行方探しを頼まれた絵とは、かつて蒼が
    今は亡き女優を描いたものだった。

    その絵の行方を追うのは、ヤクザばかりでなく、
    マフィアまで登場して…。
    絵には、どんな秘密が隠されているのか。

  • 前回と違って長編。絵描きの主人公に絵を教える仕事が来たと思いきや遺産を巡るやくざの抗争だった。海外マフィアまでやってきて…浜松はそんな治安悪いところだった…??海外逃亡してマフィアになったのもすごいな…と思ったけれど、地方都市のやくざが海外マフィアに勝つのもすごいな…ちゃんと入管行くんだ…実は女優の娘のホテルオーナーと主人公で何かあるかと思ったけれど何もなかった。

  • 蒼がかつて描いた女優の肖像画を巡って、複数の組織が動き出す。女優の過去の謎と人間関係が絡まり、読みごたえがある。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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