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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784150315016
作品紹介・あらすじ
月探査船内で宇宙飛行士が謎の致死性ウイルスに感染する。制御を失った探査船は千葉県船橋市に墜落、恐るべきパンデミックがーー
感想・レビュー・書評
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SF+パニックサスペンス+ミステリー…ジャンルを横断する傑作だった。描写のディテールの積み重ねが生み出す緊迫感がハンパじゃない。コロナ禍前に書かれたのが信じられないほど、現実に見事にリンクする部分があって、ラストに思わず涙が流れた。
※読了(2023/04/12)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
月で土壌サンプル採取中の飛行士の突然の死。月往還船の中でのウィルス感染。そんな一見あり得ないと思われるシチュエーションから始まる物語です。ウィルスを抱えながらも地球帰還を目指すパートと、その船が墜落して以降のパンデミックのパートに分かれます。解説にも書かれていますが、後半パートがよくあるパンデミック小説になっているのがちょっと残念かな。
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第9回アガサ・クリスティ賞受賞作を2019年11月早川書房刊。2021年10月ハヤカワJA文庫化。月面で始まった致死性ウィルス災害。千葉県船橋市のタワーマンションに墜落する月からの宇宙機。という息もつけない展開で、あっという間に読みきってしまいました。ウィルスがミステリーなの?。とすると月面での仕掛けはいいとして、地球にやってきてからは、そんなにミステリーしてなかったような。災害パニックものとしては、面白かったです。
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コロナと闘っている今だから、この作品は刺さったのかもしれない。未知のウイルスに対する恐怖。薬もワクチンもなく、医療従事者も足りない中で、毎日感染者数と死者が増えていく。
どれだけ苦しくても、みんなが同じ方向を向くこと。普通なら何十年もかかるワクチンがわずか一年足らずで作られ、こうして感染者が減ってきているのは、みんながコロナを終息させたいと同じ方向を向いたから。この作品は、フィクションのようで、リアルを見ているようだった。 -
工藤晃の章がスリリングで惹きつけられた。
隔離された空間でのウイルス感染なら他人事でいられても身近に迫ってくるとパニックになるのは当然なんだろうな。
非情だけどアメリカ政府の対応は間違っていないんじゃないかな。
墜落事故だけを伝えられたら聞いた人はパイロットを恨むのは仕方ないけど、墜落までの詳細を知ることでパイロットを恨む人は少なくなるだろうな。
起きたことだけを伝えられていることは実際に起きた事件でもたくさんあるんだろうな。詳細まで伝えるのは難しいんだろうけど知ることができたら印象が変わる事件は多いのかも。 -
一気読み必至の一冊。
実際にこんなことが起きたら、、、と思うと心底怖い。けれど、登場する人物たちが魅力的で希望を持たせてもらえる。
時系列でつながる三章の物語だが、どの章も想いが込み上げる場面があった。
それぞれが信念を持って行動する姿は涙を誘う。感想を書いている今もフレーズを思い出すと目頭が熱くなる。
元船橋住民であり、現場は徒歩圏内のため、舞台が手に取るようにわかり、臨場感もあった。
船橋の地図を見ながら物語を読むのもリアリティがあり、面白いかもしれない。
地図の参考に
プライムタワー→プラウドタワー
デパート→船橋東武(ロータリーに直結)
天沼公園→そのまま(駅北口の公園)
総合医療センター→市立医療センター(但し駅までは徒歩では困難。バス利用必須。丘の上ではなくやや低地。) -
最後、キスで終わるんかい!になること以外は楽しかったです。
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序盤はとてもスリリングで面白かったが、地球での出来事になってからは物語の主軸がボヤケているような印象だった。
特に茉由ちゃんの行動が、JAXAに所属する人間として行動が軽率過ぎはしないか……?報連相もしっかりできないような子にJAXAのメンバーが務まるのか……?ともやもやしてきてしまったので……
序盤は面白かっただけに残念。
穂波了の作品
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