ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2 (ハヤカワ文庫JA)

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  • 早川書房 (2022年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150315061

作品紹介・あらすじ

遠い未来、辺境の巨大ガス惑星。大気を泳ぐ魚を資源として暮らす社会で、女同士の漁師ペア、テラとダイの活躍を描く宇宙漁SF!

みんなの感想まとめ

壮大な宇宙漁の世界を舞台に、女同士の漁師ペア、テラとダイの冒険が描かれるこの物語は、因習や陰謀からの脱出をテーマにしています。続編では急展開が繰り広げられ、彼女たちの関係性や社会のしがらみがより深く掘...

感想・レビュー・書評

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  • 2022年2月ハヤカワJA文庫刊。書き下ろし。2年ぶりのシリーズ2作目。読み始めてそそ、こういうテンポだったなぁと思い出しました。星系脱出冒険劇が始まるのかとワクワクしましたが、氏姓組織内でのゴタゴタな展開に始終するストーリーにちょっとがっかり。次作に期待です。

  • 一巻の魚を生み出してる鉄の惑星は地球なんだろな〜次でわかるのかなと思ってたんだけど二巻はそれどころじゃない急展開ですごかった

  • ユリ漁業SFの2巻。様々な因習からの脱出と巻き込まれた陰謀からの脱出。今回は痛快な物語になっています。次巻ではついに外の世界に出た後の話になるのかな。

  • 再読。
    かつての自分が読んだ時よりも、この世界の設定や人物同士の関係、その人物の立ち位置など、さまざまなことを理解した上で読めているため、当然のように面白い。読者の意見としては、二人に早く汎銀河往来圏へと逃避行して欲しい気持ちがあるけど、弦道氏関係の問題を片付けないといけないのもまた事実だから、この展開は納得できるし、何より面白いからなんでも良いよね。
    このまま3,4まで駆け抜けます。

  • 地続きで話がスタートする構成で、思い出すのに少し時間がかかってしまった。
    1巻に比べると爽快感やストーリーの壮大さはあまり感じなかった。
    ただ、これまで以上に深く描かれる二人の関係性と氏族のしがらみ。合間合間で見え隠れする女同士のペアに対する旧態依然とした価値観と偏見。そういったものに翻弄されながら、引き離された二人が手を取り合い、新たな世界へと飛び立つ二人の姿も含め、世界観はしっかりと描かれていたように思う。
    もうちょっと各氏族の話や氏族船の描写を見たかった気もするが、次作は銀河往来圏の話になるのかなあ。

  • 続巻出たんだ~と購入。
    前巻の最後を漠然としか覚えていなかったので、そういえばこんな感じだったっけ?というふんわりしたイメージから読み始めました。余談ですが、表紙の絵、どっちがテラさんでどっちがダイさんなんだろう?

    今回は背景が面倒くさそうなダイさんの氏族背景に、さらに面倒くさい過去の女(過去の女というだけで面倒なのに、さらに本人が非常に面倒くさい性質というダブルパンチ)が出てきて大変なことに。

    恋愛感情は異性とはぐくむものであり、同性の間にそんな感情なんてあるわけがないという大前提が常識の世界で、二人でいるのはなかなか面倒そう。でも外の世界に行ったからと言ってその面倒さが削減されるかはわからないしなぁ。まぁ、二人には楽しく漁をしてもらいたい感じではありますが。なんかダイさんの思考が色々面倒なので、この女面倒くさいな~感が今回は増していたような気がします。ニシキゴイ漁は面白かったです。

  • ダイオードとテラの二人。どうあっても二人はFBBで暮らすには不適合であることが判明してしまいました。似たような意識を持つ人もいるし、理解を示してくれそうな気風が生まれそうだという希望もある。ただ、その社会が醸成されるを待つには、二人の人生は短い。そして、待つぐらいだったら変えてやるではなく、ここではないどこかへ行ってしまえ!の二人なのです。悪いことにエダさんという協力者の存在もあって、臨界へ達してしまった二人を止められるものはない。
    違ったとこでも達してしまった二人です。

    屋根裏で何をしていたか見ていたのですか、ですって。残り香で何をしていたか、ですよ。テラさんってば癖が強い。

    「ランナウェイ」してしまった二人を待ち受けるものはなんなのか。GI社会では、二人を縛っていた男女の垣根がどうなっているのか。この縛りがなくなると、「サイクロン」ではなくなってしまうので、物語の魅力が半減してしまうのではないかなぁ。未来の社会が現在よりも進化しているとは限らないので、より硬直化してしまっている可能性は大いにあるのですがね。ダイバーシティ?なにそれ?という社会かもしれない。
    どこまで行っても安住の地が得られない、というのは二人には酷なことではありますが「サイクロン」である以上、ぶち壊す対象は必要です。その結果、象徴としての「ツインスター」になってゆくのか。だとしても、そんなこと知ったことかの二人なんでしょうけども。

  • 表紙の女の子たちが読んでて脳内再生されない。
    続き物で、まだまだ続く。

  • 風呂敷を広げることを意識されたのかなと言うような印象の1巻。いろいろな要素、伏線が散りばめられて、今後に対する期待も不安も覚える。

  • この世界の全貌が少しずつ見えてきてワクワクする。百合の要素が結構ストレートに描かれていて、『天冥の標』を思い出した笑。まだまだこの二人を追いかけたいので続編希望。

  • 男性と女性が、夫婦で、漁をすべし。
    連綿と受け継がれてきた「伝統」「ふつう」の枠組みを蹴り飛ばして走り出そうとしたテラとダイ。

    今回は陰謀とこのサークス世界の枠組みに関するストーリーで、前作ほどの爽快感はないものの、メイカ・次号との対比がどうにも切なかった。
    そしてどうやら「次」もあるようなので、さらに次はまた漁のお話のようなので、期待!

  • ハラハラドキドキの百合SF。
    あれよあれよという間に大さわぎで、大脱出。

  • 前巻が割ときれいに終わってた気がしたのでどう続くのだろうと思いましたがそのままストレートに続きでした。まだこのあとも続くのかな? 続くなら中と外、両方の今後を見てみたいです。

  • 1巻目も思ったけど、良くも悪くも天冥外伝感。荒木飛呂彦が何を書いてもジョジョになるように、小川一水も何を書いても天冥の世界から逃れられないのかも。あれだけの大きな風呂敷を拡げて畳んでしてたら、そりゃそうなるよね。
    でもこのシリーズもまだまだ拡がって行きそうだからツインスターがサイクロンしてランナウェイするのをたのしみにしていよう。

  • ――


     ゆめを、みさせる、ちから。
     ゆめを、とばす、ちから。

     まったく主人公ってやつは大変である。
     あなたはきっとツイスタだよ。




     待望の続巻であり、上下巻の下巻のようでもあるけどそこは小川一水、全20巻の序章が終わったんだとしても驚きません。というかそれくらい続いてほしいなぁ。

     1巻の勢いをそのままに、故郷に誘拐されたダイオードの奪還作戦が始まる。形式美みたいな展開だけれど80〜90年代ラノベ的な腰の座った書き口が安心してわくわくさせてくれる。SF考証やら設定展開やらと比べて、主人公たちの心理的なところは描写がさっぱりしてるのも好み。そういうのは近頃のラノベでやってください、である。
     ことばと行動、それで読ませる感情のやりとり。そういうことをしてこないから最近の読者はだな…←

     はいはいやめますよーだ。


     ☆4.0。まだまだランナウェイははじまったばかりよ…!

  • ガス惑星漁業百合SF第二弾。
    前回からの続き、救出されたテラとダイ。気持ちを確かめ合い、糖度マシマシの2人。しかしダイさん(寛和)はゲンドーさんちに連れ戻され、元カノ瞑華登場。
    相変わらず重厚なSFで古臭い風習で百合。
    最後は2人で、再び逃走。ギャラクティブ・インタラクティブへ。続きを期待していいのか、次はもっとスケールでかくなりそうだが。

  • レズビアン・ハードSFとしてたまらないクオリティだった。クリエイティブな漁の描写に、ぼんやりと語られていた歴史が覆る瞬間、そして主役2人の関係性の進展など。1が読者への商品説明として、2は作者の描きたいものをより織り込むことができたのではないかと感じるほど、生き生きとした筆致で、遙かに核心の描写が多く、見どころがあった。

  • 前作に引き続き、しっかりとした宇宙SFの世界観でありながらも読みやすい文体で、とても面白かった。
    次作では、ついにテラとダイがファット・ビーチ・ボールを出て汎銀河往来圏にたどり着く。
    この後の展開も楽しみに読みたい。

  • テラとダイがどんどん自由になっていく様が楽しい
    続きも楽しみ

  • 続編が出るとは思ってなかったので、読めて非常に満足です。イチャイチャしているのも堪能できました。またニシキゴイ漁を手探りで解決していくさまや解剖した結果がきいて来るところはとても楽しめました。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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