マルドゥック・アノニマス (7) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2022年3月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150315153

作品紹介・あらすじ

ついにバロットとの再会を果たしたウフコックであったが、新たな潜入捜査へと向かう。一方、眠り続けるハンターが目にしたのは?

みんなの感想まとめ

物語は、主人公ウフコックの再会と新たな潜入捜査を通じて、ますます深まるストーリー展開を見せます。眠りから目覚めたハンターは、都市の上層部に食い込む計画を進め、その過程でエンハンサー同士の戦闘が繰り広げ...

感想・レビュー・書評

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  • ますます深くなるストーリー。

    全てを均一化(イコライズ)することが正義だと考えるハンター。己に立ち向かい、生まれ変わるために長い眠り(特殊な精神世界のようなもの)についていたのだが、ついに目覚め、都市の上層部に食い込んでいく。

    ハンターが眠っている間にガンズ・オブ・オウスという下部組織が独自に動き始め主人公サイドとの戦闘になるのだが、エンハンサー同士の戦いの描写はいつみても楽しい。お互いの能力がどう噛み合っていくんだろう!?とワクワクしながら読める。

    戦闘描写も面白いのだが今作ではさらに一歩進んで薬害集団訴訟という法での戦いの火蓋が切って落とされる。これは次巻に続くのだけど一体どうなるんだろうと8巻が待ち遠しい。

    中でも「公平」と「平等」の違いについて記述されてた部分が特に印象に残った。ハンターの思想にも直結していくのだが、主人公サイドはますます強大になっていくハンター達を止めることができるのか?

  • バロットとウフコックが再会し救出できたかが、ウフコックはブルーの奪還のためにそのまま再度潜入捜査をすることに。ただ、その捜査は長くはかからず、誓約の銃との全面戦争へ。バロットの成長とともに圧倒的な勝利をするもマクスウェルは逃してしまう。
    また、一方では、ハンターが市議会員になったいるやうな描写や誰かの葬儀など、まだまだ明らかにされてない描写がワクワクした。
    シザーズ側として、バロットたちから逃げ出したマクスウェルやイースター達の仲間であるレザーやラフィがシザーズ側になってしまうような描写があったりと新たな不穏な動きが。
    今後は、ウフコックとハンターの針の共鳴を軸に彼らとの戦いが描かれるとともにシザーズ側との戦いはブラフとされた匂いがキーとならないかなーっと思ったり。今後が楽しみ。

  • どこまで壮大な物語になるのだろう?

    前巻を読み終えたときの感想を見返すと「6巻までが序章なのかもしれない」と記していた。
    そう。
    ようやく動き出した感はあるのだけれど、まだまだ終わりは見えない。

    それほどまでに、ハンターの計画が壮大であり、そして悪党には見えなくなりつつある。

    確かにこれは、マルドゥック市全体を巻き込んだ物語なのだ。
    それは、バロットの委任事件を扱った『マルドゥック・スクランブル』とは確実に違うところ。

    もちろん、バロットとウフコックに会えるなら、どんなに長くなっても構わないのだけど。

  • キレがなくなってきた

  • しっかりストーリーを覚えていられればもっと面白いと思うんだが、話を思い出すのに半分費やす。

  • 今回は地図付き。これがあると少し嬉しい。それにしても登場人物の数と相関図、圧巻ですね。バロットとバジルの掛け合い、マクスウェル陣営、シザーズ、懐かしのボイルドなど他にも読みどころ満載。レザーとラフィ、シザーズの息がかかってるのだけれど、まだこの巻ではどうなるか明かされてません。時系列が行き来し、静と動緩急つけられていて読み手も振り回されます(いい意味で)。手元にあるSFマガジン4月号をこの本の地図片手に再読しよう。

  • 既に前巻までの内容を思い出すのが難しいので、早くシリーズ完結してほしいような、まだまだ読みたいような。新たなエンハンサーが出てきて異能者バトル方面も楽しみだが、集団訴訟も始まって今後の法廷対決も楽しみ。マルドゥックスクランブルでバロットの内面を描写するカジノシーンも圧巻だったが、どのような読書体験をさせてくれるか次巻も期待です。

  • 続きが気になる!また一年ぐらい待つのか。。。
    本巻に限ったことではなく、このシリーズの面白いのは、バトルシーンのかっこよさや特殊能力の戦いのすごさだけではなく、会話のやり取りや法廷とかの言葉による論理的な戦いも熱を持って語られるからだと思う。

  • バロットとマクスウェルの一騎討ちに息が詰まる。ウフコックが仲間の元に戻れてよかった(長かった!)。バロットの妹分になったアビーが可愛い。バジルの潜在能力の高さにゾクゾクする(今後のバロットとの関係も気になる)。クローバー教授とオリビアの戦術に舌を巻いた。ラストでハンターがこれほど堂々と人前に姿を表したことに驚いた。相手を単に叩きのめすのではなく、あくまでも合法的に封じ込めなければならない制約が知的な緊張感を生んでいて良い。バジルがすっかり好きになってしまったのでなんとか幸せになってほしいが…。

  • おそらくここまでシリーズを追いかけている人は冲方ファンしかいないと思います。ファンの私には引き続きワクワクする展開でした!
    スクランブルでは、実際の戦闘と並行してカジノでの銃を使わない戦いで息を呑みましたが、今回は法廷での戦いがスタート。想像力を掻き立たせるアクションシーンと法廷での頭脳戦、その場面展開に振り落とされそうになりながらも必死に食らいついてます。
    ハンター陣営vsオフィス陣営ではなくなってきた相関図、今後も楽しみです。そしてバロットとライムの関係にも目が離せません。

    人物が多すぎて思い出すのに時間がかかるのが注意です。また細切れに読むとすぐわからなくなってしまうので一気に読むことをおすすめします。

  • 前巻から時間が経っているので、ウフコックが潜入捜査していることぐらいしか記憶になく… 完結したら読みなおそうかなぁと思うんだけど、そう思ってるうちに違う本を読み始めちゃうんだよなぁ…

    個人的にはウフコックとバロットの共依存みたいな関係が良い感じにシフトすると良いなぁと思っていたら、唐突に出てきた(感じがする)ライムがバロットの良いお相手みたいになってきたので不満。別にそういう話じゃないけど、無いからこそ別に恋愛挟まんでもな~と思ったりする。特に状況が大変だし。(反対に状況が大変だからこそ恋愛が入ってくるんだろうか?)まぁぶっちゃけるとライムが好きになれないってだけなんですけどね。ぶっちゃけ。

    次ぐらいから法廷闘争が入ってきそうで面白そう…ではあるけれども事件の時系列順に起こったこととか、色々忘れているので付いていけるか…とりあえず続巻も楽しみ。

  • 地図が追加された

    ハンターの帰還

    物語は次のフェーズへ

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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