はじまりの町がはじまらない (ハヤカワ文庫JA)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 早川書房 (2022年8月17日発売)
3.71
  • (7)
  • (12)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 12
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150315306

作品紹介・あらすじ

ユーザー数が低迷し、運営も放置中のMMORPG。〈はじまりの町〉町長NPCであるオトマルはあるとき、唐突に自我を獲得する

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

運営が放置されたMMORPGの中で、意識を持ったNPCたちが自らの世界を改革し、サービス終了の危機に立ち向かう物語が描かれています。主人公である町長オトマルは、仲間たちと共に運営に対する疑問を持ちつつ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • クソ運営でサービス終了まじかのMMORPGで、なぜか意識を持ってしまったNPCたちが改善に乗り出すというお話。VRモノの亜種とも言えますが、目の付け所はいいと思います。
    NPCが勝手に動いてるのに運営は何してんだとか、AIのリソースはどこからとか突っ込みどことはありますが、悪くはないと思います。

  • ”いつも「アクトロギア」をご利用いただき、まことにありがとうございます。MMORPG「アクトロギア」は七月十五日二十四時をもって全てのサービスを終了することになりました。”
    〈はじまりの町〉町長NPCであるオトマルは突然、違和感を感じる。
    「<はじまりの町>にようこそ。私が町長のオトマルだ」を繰り返している自分に。
    あるはずの部屋の扉が開かず、あるはずの空間に広がる闇。
    オトマルに続き、町中に混乱が広がっていく。
    そんな中、秘書官のパブリナは冷静に現状を分析し、解決策を模索して。
    世界終了まで残り134日。オトマルたちの奮闘が始まる。

    長く続けているモンスターを倒しながら歩くゲームをやりつつ、この世界にも人がいるんだよな、なんて思いながら読む。
    何が正解で、何が間違いで、どこまでが現実で、どこまでが作られたものか。
    とてもワクワクする設定に展開ー!なんだけど、登場人物がイマイチなのか、どうも盛り上がりに欠ける。
    最後も「起死回生!どうだ!」って彼らは胸を張ってる感じなんだけど、イマイチ、ピンとこなくって。

  • サービス終了が決定したMMORPGのゲーム世界の住人が突然自我を持って、自らの世界を改革、サービス終了の危機から救う話なのだけど、物語の最後のところで驚きの展開に!エピローグのところの町長と秘書官のキャラクター設定の話がかわいい。予想外に面白かったです。

  • 緩いネットゲーム内のメタ的な内政?もの。
    少し足りないけど読みやすい

  • 終わりかけのMMORPGのNPCが突然自我に目覚めて世界を終わらせないために動き出す。ラノベっぽい感じ。展開は色々してるんだけど、大きな山場がないような印象。読みやすくはあった。

  • ネットゲームの世界をメタに描いた作品。

    最後には意外な結末もあり、ゆるーく楽しめた。

    コンパクトにまとまっているが、個人的にはもう少し展開があっても良かった。

  • サービス終了が決まったMMORPG世界の住人(NPC)たちが突如自我を獲得。彼らは”はじまりの町”の町長・オトマルと女秘書官・パブリナのもとで「サービス終了=世界の消滅」を回避するために奮闘し…。NPCが「自分たちは舞台役者である」と自覚し、その観点から世界のあり方を解析して謎を解き明かしていく、という展開がとても刺さるSF作品でした。常に及び腰のオトマルと彼に対して辛辣で毒舌なパブリナ、という対極的な二人の会話劇が殺伐とした世界観に微笑ましさを与えているのも良いですね。良作でした。

  • 「世界終了まであと百三十四日」
    無意識に繰り返す。
    今まで普通に暮らしていたという記憶が何故かあるからこそ、この事態に理解が出来ず困るのだろうな。

    「世界終了まであと百二十八日」
    定型文しか話せず。
    改善できる問題点から取り掛かるしかないとはいえ、ここまで強引にやってしまったら反対も出るだろう。

    「世界終了まであと八十一日」
    攻めてきた大軍は。
    この放送が全世界に流れていないのであれば、誰も危機感を抱かず陰謀論が出ても仕方がないことだろう。

    「世界終了まであと三十五日」
    刻々と迫ってくる。
    どれだけ頑張ったとしても、目標が分からなければ毎日天の声から聞かされることだけが真実なのだろう。

    「世界終了まであとーーー」
    不正アクセスとは。
    ここまでしてでも護りたかった世界とはいえ、一人で全てを抱えていこうとするのは納得いかないだろう。

  • ゲーム内のNPCが意識を持っていて、ゲーム特有のお決まりの流れや動きや所作に疑問をもって、ゲームの内部から変化をもたらしていく、という話のアイディア自体は面白いと思うのだけど、キャラに魅力が不足しているためか、展開がある程度読めてしまうためか、いまいち乗り切れず。

  • 良作。MMORPGのNPCが自我を獲得するというアイデアは、ライトノベルでまま見る視点だが、そこに所謂プレイヤーをほとんど噛ませないところは画期的。
    ログ・ホライズンのミラルレイクの賢者リ=ガンなんかもそうだが、現実からゲームに転移してしまった様なよくわからないけれど今までやっていたゲームにそっくり異世界という建て付けで、NPC側の視点とプレイヤー側の視点を擦り合わせるという様な役割は時たま見られるが、完全にNPC側が主導権を握り、外の世界のプレイヤーを意識するという視点はかなり新しい。

  • 実際にあったら面白いと思う

  • 913-N
    文庫

全12件中 1 - 12件を表示

著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夏海公司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×