地球へのSF (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2024年5月22日発売)
3.60
  • (4)
  • (15)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 242
感想 : 12
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (640ページ) / ISBN・EAN: 9784150315740

作品紹介・あらすじ

進行していく温暖化と、世界各地で相次ぐ戦
乱。われわれは地球と共に生きていく資格が
あるのか?――22人のSF作家が考察する。

みんなの感想まとめ

地球をテーマにした多様な視点が魅力の短編集が収められている。進行する温暖化やAI、生態系、経済などのサブテーマに分かれた22編の作品は、著名な作家からあまり知られていない作家まで幅広く、玉石混交の中に...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  日本SF作家クラブ編のアンソロジーで、本書で第4弾となる。今回のテーマは「地球」。さすがに漠然としすぎているので、いくつかのサブテーマに分かれている。「温暖化」、「AIと」、「生態系」や「経済」等々である。

     22名の作家の書下ろしの短編が収録されているが、あまり馴染みのない作家さんもいて、玉石混交の感がある。そんな中でも、上田早夕里、小川一水。林譲治等の日本SF大賞受賞者の作品は、さすがの出来といえる。

  • NHKの世界サブカルチャー史でサイバーパンク、ソーラーパンクの話が出てきて、SFに関心を持つ。そう言えば、内田樹先生もSFについて語っていたなと思い出す。
    入門書には、ソーラーパンクは取り上げられていないようで、こちらのアンソロジーに期待

  • 22人それぞれの地球のSFを堪能することが出来て良かった。
    特に好きだったのが、「一万年後のお楽しみ」、「竜は災いに棲みつく」、「砂を渡る男」、「バルトアンデルスの音楽」だった。
    柴田勝家先生の「一万年後のお楽しみ」はシムフューチャーというゲームを巡って起こった様々な事象を追っていくお話で、最初はゲーム内の男性を発見し観察していただけだったが、男性に言語を教えようと現実の世界に変化を与えゲーム内の物語を展開させていく。それが徐々にエスカレートしていく所が人間の恐ろしさを顕す。
    春暮康一先生の「竜は災いに棲みつく」は題名のとおり災いに関わる竜が登場するのだが、その設定自体がとてもおもしろいものであるのに加えて、竜の描写が抜群で引き込まれた。
    矢野アロウ先生の「砂を渡る男」は最初は難しいのかなと思いつつ読み進めると、すごいかっこいい設定と短編にもかかわらず驚きの展開と、語彙力が喪失してしまうほど純粋に面白かった。
    空木春宵先生の「バルトアンデルスの音楽」、音楽と地球という題材で描かれており、その設定で深く引き込まれたが、文章もバイブスがすごく伝わり、一気に読めてしまった。
    様々な種類のSF小説を一気に摂取することができてとてもいい刺激になった。

  • 2024.08.17
    地球についてさまざまなアプローチで描かれた22編の作品。
    「テラ・リフォーミング」が一番気に入った。

  • 柴田勝家『一万年後のお楽しみ』、櫻木みわ『誕生日』、上田早夕里『地球をめぐる祖母の回想、あるいは遺言』、小川一水『持ち出し許可』がとても良い。

  • 《目次》
    「Rose Malade, Perle Malade」新城カズマ
    「独り歩く」粕谷知世
    「ワタリガラスの墓標」関元聡
    「フラワーガール北極へ行く」琴柱遥
    「夏睡」笹原千波
    「クレオータ 時間軸上に拡張された保存則」津久井五月
    「テラリフォーミング」八島游舷
    「一万年後のお楽しみ」柴田勝家
    「誕生日」櫻木みわ
    「アネクメーネ」長谷川京
    「地球をめぐる祖母の回想、あるいは遺言」上田早夕里
    「持ち出し許可」小川一水
    「鮭はどこへ消えた?」吉上亮
    「竜は災いに棲みつく」春暮康一
    「ソイルメーカーは歩みを止めない」伊野隆之
    「砂を渡る男」矢野アロウ
    「安息日の王」塩崎ツトム
    「壺中天」日高トモキチ
    「我が谷は紅なりき」林譲治
    「バルトアンデルスの音楽」空木春宵
    「キング《博物館惑星》余話」菅浩江
    「独我地理学」円城塔

  • 難し過ぎるSFは苦手なんだけど、そこまでなくて短編のなかにしっかりとした設定が理解できるものばかりで、読み終えるのが惜しいくらい楽しめた

  • 「クレオータ」が切ない。「竜は災いに棲みつく」のスケールの大きさにワクワクする。「ソイルメイカー」に引き込まれる。

  • 22名による地球をテーマとした書き下ろしSF集.多様なSFが展開されスリルに満ちるが,その中でも好みが分かれるのは私自身の哲学に依るところが大きく,SFを読むことが結局自分自身のメタ認知になることが実感される.

  • 恒例となった日本SF作家クラブによるアンソロジー。質の高さに疑問はないが、めげるというか、後味が悪いというか、うんざりするような作が目立つ。今、地球をテーマにするとどうしてもそうなるんだろうか? やれやれ、では済まないか。

  • このまま行くとディストピアだ

全11件中 1 - 11件を表示

この本が好きな人におすすめの本

日本SF作家クラブの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×