小さき王たち 第二部:泥流 (ハヤカワ文庫JA 小さき王たち 三部作 2)

  • 早川書房 (2024年10月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784150315795

作品紹介・あらすじ

1996年の新潟と東京で、政治とマスコミの世界にそれぞれ飛び込んだ田岡・高樹の息子たちをも巻き込む壮大な復讐劇が始まる――!

感想・レビュー・書評

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  • 前作第一部「濁流」の続編。
    新聞記者、高樹と政治家、田岡の二世代に渡る壮絶な戦い。
    途中までは淡々と事件が進むが後半一気にヒートアップする。後半はとても面白く第3部「激流」を早く読みたいと思わせてくれる内容だった。

  • 高樹治郎と田岡総司の激突から25年後…

    治郎は東日新聞東京本社の社会部長になり、総司は父親の地盤を継いで衆議院議員となり、民自党の選対部長代理となっていた。

    治郎の息子・和希は東日新聞の記者となり、新潟支局に赴任。そこで、衆議院議員・友岡が、選挙資金を不正に集めたのではないか⁇という、疑惑を告発する電話を受ける。
    スクープを飛ばしたいという功名心もあって取材を始める和希。その裏では総司が…

    25年前の一件で完全に仲違いをした総司と治郎。
    父親を追うように報道、政治の世界に飛び込んだ和希と稔。

    総司の執念深さには恐れ入る。
    自分が買収工作をしたにもかかわらず…
    高樹を怨むとは…
    妻・尚子も同じように、高樹を怨むとは⁇
    何か違う…
    高樹を怨むのは筋違いというもので。
    総理大臣になるためなら、何をしてもいいのか。

    高樹こそ、正義だ。
    治郎も和希も負けるな、もう1度、返り咲け!!
    総司をこのままのさばらすな!!

    正義が勝ってくれ。

  • 終始、田岡〜〜!と腹が立つけど面白かった
    先を知りたいという気持ちで読むスピードがはやくなった

    田岡の執念深さが恐ろしかった
    政治家としての情のものと個人的なもの
    奥様にも言われていたが馬鹿げてる
    そもそも自分のやり方の間違いから始まったと覚えてますか?と言いたくなる

    高樹一家頑張れ
    正義が勝ってほしい

  • 稔、あまり見せ場がなくて残念なやつだった。

  • なんとなくこうなるだろうと思うままに進んで行った。
    第三部はどう決着が付くんだろう?

    「政治家ってのは、本当にクソ野郎が多いな」

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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