ローズマリーの赤ちゃん (ハヤカワ文庫 NV 6)

制作 : 高橋 泰邦 
  • 早川書房
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本棚登録 : 160
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150400064

感想・レビュー・書評

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  • アイラ・レヴィンの二作目、え~!!ホラーです。   
    一作目がするする読みやすかったのに比べ、このズンとした重さと、
    ジンワリとしただるいイヤ~な気持ちはは何?
    妊娠という女性にとって重大イベントがホラー扱いにされてしまって
    (結果、結局ホラーで)

    そういえば、昔映画の案内書的なモノ見た覚えがあってただ怖い!というイメージしかありませんでした。

  • 終盤までは「あかんそれあかんて」だったが、結末は「おぅ……」としか言いようがない。他の登場人物は「ホラー小説のお約束」で動いているのだとしても、ローズマリーはそうではない。それだけに、結末が苦々しい。

  • ずーっと題名は知っていて、
    先日読んで大変恐ろしい目にあわせられた
    「死の接吻」の作者が書いた、と知ってから、
    気にはなっていたのだけれど、

    結構映画の方が印象が強い気が…
    と言ってまだ映画も観ていない人は、私。

    と言うかこの映画の時にあの大変に怖い事件が…と
    そっちを私は強く覚えていたのだけれど、
    この映画はもう撮り終わったあと、別の映画の時だったのね。
    勝手につなげて考えてしまっていた。

    主人公ローズマリーは、ずっと憧れていた古いアパートに
    念願かなって入居できることに。

    しかし、その建物はいわくつきで、
    次々怪事件が起こっていることもあり、親友から止められるが…。

    洗濯室で出会った気の合いそうな女の子が…

    そのきっかけで出会った、お節介だけど愛すべき隣人、
    俳優の夫はだんだんいい役を手にし、売れっ子になっていく…

    お腹に赤ちゃんが宿っていることが分かったローズマリー、
    どんどん幸せに向かっていくように思えたが…

    ストーリー自体は、今ではよくある感じになってしまているけれど、
    当時はモダン、だったのでしょう。

    ふと感じる、違和感、不審…、
    もしかして、もしかして…となる展開は、
    リアリティがあって、恐ろしかった。

    翻訳が古くって…という感想をチラホラ目にしたけれど、
    私はこういった古臭くて変てこな日本語が大好きなので
    むしろそこも楽しめた。

    ラストは、私の嫌いな終わり方だったけれど、
    読みふけってしまう、怖いけれどお洒落なホラー小説。

    誰かが「普段と違う」「そんなことしたことない」行動をとったとき、
    そこに重大な秘密が隠されていることがある、みたい!
    ちゃんと、覚えておこう!

  • 2008/06/04

  • ホラー設定なんだけど、怖くない。
    文体がなんだかコミカルだし、これは作風? 翻訳のせい? 文化の違い?
    映画も見てはいないんだけど、多分そっちの方が面白そうな気がする。

  • この小説、なにもかもが好きすぎて、この小説の世界に飛び込みたくなる。

    あたらしい機能的な家より、古くていろいろいわくつきのアパートに惹かれた主人公夫婦の感性に、まず共感しちゃう。
    わたしもこのアパートに住みたいー。
    悪魔の巣窟でもぜんぜんかまわないもんねー。

    感想はあとでブログに書くつもり。

  • 扱われているテーマと内容の関係上、ホラーというべきかサスペンスというべきか迷う一冊。本質は隣人の心理の信用ならなさ、恐ろしさだろうから、後者だろうが。
    クーンツ氏が著書で「必ず読むべき作品」と挙げていたので今回読んでみた。
    現代でラノベ等の派手なエンタメに慣れている人にとっては、さほど面白い読み物ではないだろう。私がそうだった。もはや神だの悪魔だのには慣れてしまっているし、前半の隣人たちの誘導も、「あからさまにアカン!」としか思えない程度にはスレてしまっているからだ。
    ただし本作で描かれているのは徹頭徹尾、疑惑と心理である。ラストもあくまで、「その状況」に直面してしまったローズマリーの心のありようを描いているものだ。「誰も信用できない」――そう、あれほど愛した自分の子でさえも! そして、その絶望感を想像できてしまう恐ろしさが、この作品の魅力なのだろう。
    追い詰められていくそのリアリティ、他者という存在の内側に潜む謎と恐怖。そういったものを描くときは、この作品を思い出したい。

  • 所謂、モダンホラーの先駆と称される作品。アメリカ社会の雑多な世俗とともに、前近代的悪魔崇拝に堕ちた集団の狂気の顛末を描く。
    物語はいたってシンプルで、結末自体も驚くものではない。まるでオチのつけようがなく、途中で投げ出してしまったかのような中途半端な印象。キリスト教信者以外には、衝撃度は低いだろう。猫目、尻尾、角…、人間の妄想そのものの悪魔の誕生、第三部は殆ど茶番である。
    伏線など色々と工夫はあるが、
    致命的に面白くない。残念ながら、レヴィンは死の接吻一作のみで枯れたのだろう。

  • アイラ・レヴィンが1967年に発表したサスペンスホラー小説。
    「悪魔の復活」を画策する悪魔崇拝者達の企みにより、悪魔の子を産むこととなる新婚女性の視点からストーリーは描かれる。
    キリスト圏の大国であるアメリカに悪魔の子が誕生するという悪魔崇拝(サタン信仰:サタニズム)の台頭をテーマに置いた本書は、当時、泥沼化する「ベトナム戦争」で多くのアメリカ国民が国政による戦争は善か悪かで平和に対する価値観が大きく揺らぎ、混沌とした時代的背景が色濃く反映されている。
    刊行の翌年にはロマン・ポランスキー監督により映画化され、その後にブームとなる「悪魔の復活」をテーマにしたホラー映画『オーメン』、『エクソシスト』などの先駆けとなった。

  • 悪魔崇拝の不気味なストーリーも素晴らしいが、妊娠中や出産後における母性本能みたいなものが、色濃く描かれているところが実に面白い。作者は女性かと思いきや、男性であると知り驚いた。

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