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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784150400125
感想・レビュー・書評
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言わずと知れた、ダスティン・ホフマンとジョン・ボイト主演のアメリカンニューシネマの名作「真夜中のカーボーイ(映画の邦題はカウボーイではなく、カーボーイ)」の原作。
主人公のジョウ・バックは母親を知らず、元娼婦の祖母に育てられた青年。田舎町を出て、自分の性的魅力でニューヨークの有閑マダムを相手に一旗揚げようと大都会ニューヨークに出てきたものの、そんな甘い考え通りには物事は運ばず、いいように騙されて一文無しの浮浪者となる。
そんな彼を一度は騙してカモにしたのが、片足が不自由なラッツォ。彼の本名はリッツオだが、周りからは蔑まれてラッツォ(ネズミ)と呼ばれている。
ラッツォの夢は寒いニューヨークを離れ、暖かい太陽光の降り注ぐフロリダに移住して、気楽に暮らすこと。しかし、世慣れたラッツォの腕をしてもそれは彼の夢物語の域を出られない。
大都会の片隅で孤独に生きる二人の男の愛の物語。
大学生の頃にアメリカンニューシネマは見た。「卒業」、「明日に向かって撃て」、「俺たちに明日はない」など。
アメリカンニューシネマはそれまでのハリウッド映画の予定調和的なハッピーエンドではなく、品行方正ではない主人公の破滅への道を描く作品が多いが、「真夜中の…」はその中でも少し異彩を放っていて、印象深い。
最近たまたまこの作品を思い起こさせる小説を読んだので、一度、映画ではなく小説で「真夜中の…」も読んでみたいと思った。
すでに日本語訳の小説自体は絶版で、古本をネットで取り寄せました。
映画ではジョウ・バックがニューヨークに出てくるところから始まるが、小説の最初の三分の一は、少年時代からニューヨーク行きを決めるまでの話になっていて、ちょっと意外。
映画のブルーレイも買ったので、30年ぶりに映画も見てみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都会で一旗揚げてやるぜ!
と、意気込んで田舎から出てきた青年の挫折。
世間は彼が思っていたほど甘くも優しくもなかったのだ。
で、ひょんなことから相棒を見出し、
二人でフロリダへ行こうぜ!
と、長距離バスに乗り込んだものの……(泣)
やることなすこと裏目に出るというか、
とにかく救いのない物語。
じゃあ、
ずっと生まれ故郷に籠もっていればよかったのか――
と想像すると、
それでもやっぱり彼は真に幸福にはなれなかったんじゃないか、
と思わざるを得なくて、更に暗澹たる気分になる。 -
序盤の回想部、大人になり損ねた世間知らずの青年が出発を決意するまでがいい。全体的にいいが。
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