黒いカーニバル (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (1976年7月9日発売)
3.71
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784150401207

みんなの感想まとめ

多様なテーマと独特な雰囲気が魅力の作品は、さまざまな短編が収められており、特に「黒い観覧車」や「刺青の男」といった作品が印象的です。戦争を題材にした「戦争ごっこ」やその続編「バーン!おまえは死んだ!」...

感想・レビュー・書評

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  •  SF作家の印象が強かったが、初期より作品を集めたこれを見ると怪奇小説家としも面白かった。子供時代の残酷さや楽しさを大人の視点で描いたような作品が多く、印象に残っている。恐ろしくも楽しかったあの日々を自分も思い出した。
     火星の鬢の死を求める男たちの話、旅人の奇怪な一族を垣間見る一幕、死人の嫌われそうながら奇妙な絆の男女を祝う気の良い人々、巻貝の子供時代を思い出す母と子の会話、ダドリイ・ストーンの素晴らしい死に描かれた概念的な死とそこからの楽しげな人生の復活などが印象的。

  • 5冊目。81年の第六刷。

    長篇「何かが道をやってくる」の元となった「黒い観覧車」や「刺青の男」、「塵よりよみがえり」のセシーや「火星年代記」に入っていてもおかしくない「青い壜」とバラエティ豊か。「戦争ごっこ」とその続編「バーン!おまえは死んだ」が印象に残る。

  • 訃報を聞いて再読。いくらか未熟な感じはあるものの、やはり独特な雰囲気があってよい。いろんなタイプの作品が収録されているのもうれしい。

  • レイ・ブラッドベリは短篇のほうがより好きだな。短い中にちゃんと起承転結がある。素晴らしい。

  • SFというよりはダークなファンタジーといった感じの短編集。
    好きな世界観のものもあったり、そうでもなかったり。おもしろいのもあったりそうでもなかったりした。個人的には「青い壜」というSFタッチの作品が好きだと思った。読む人にとって壜の中身を色々想像できていい。

  • SFというよりホラーだな…しかし時折幻想的でちょっぴり切なくなる綺麗な話が入っていて捨てがたい。これだから短編集は面白い。

  • 表現は悪いが亡くなると手に入りやすくなる。
    幻想的と評されるとはいえ全体的に後味が悪くなるラストが多い中
    シュトルムの「みずうみ」にも負けない「みずうみ」
    純粋な魂の奇蹟「戦争ごっこ」「バーン!お前は死んだ!」
    たった2ページだが倒錯した愛を描く「乙女」お薦め

  • 初期の作品を集めた短編集で、かなり久しぶりに再読した。
    思ったよりホラーでシニカルな作品が多いが、やはり詩的でせつなく、読むと頭に映像が浮かんでくるのはさすが。
    ベストは「詩」「青い壜」「ダドリイ・ストーンのすばらしい死」「戦争ごっこ」など。
    一番怖かったのは「遊園地」。

  • この6月にブラッドベリさん、亡くなってしまいましたね。いつまでも、瑞々しい感覚を言葉にすることができる奇跡の人でした。黙祷。

    この作品集は初期のころだけあって、センチメンタルなだけでなくダークな感じが強い幻想小説集です。こんな感じもいいな。

    近づいてくる台風の風と雨音をBGMにしてしばしブラッドベリの世界に浸りました。

  • 夏がくるからブラッドベリ週間
    どれ読んでも萩尾先生の絵であたまのなかが展開する

  • 8/31 読了。
    「黒い観覧車」は「何かが道をやってくる」のプロトタイプ的短編。メリーゴーランドのアイデアが素晴らしいことを再確認。「ダドリイ・ストーンのすばらしい死」のような話を売れっ子になりかけていた著者が書いていたのってどういう心境だったんだろう。

  • 2010.10.25

  • 80037.165

    ブラッドベリもなかなか凝った文章を書く人で、なかなかいい。

  • 久しぶりの再読。
    創元推理文庫で出てる短編集と作品の重複はある。
    ブラッドベリの若い頃の作品らしい。
    後のもののように洗練されていないかもしれないけど、悪夢のような世界はここちよい。

    (2009年05月19日読了)

  • ちょっとした必要があってブラッドベリを読んでみようと思い、本屋にあるものとか金銭的事情等で、これ。短編いろいろ。
    すっきりきっぱりきらい、とはいえないのだけど、えーそうなの?そうくるの?ほんとに?という感じにもやもやして、正直快くはない。でもなんだか気になる、感じ。書かれた時代がちょっと昔なことを考えれば、当時リアルタイムに読んでいたらけっこう気に入ったのかも?と思わなくはない。ううん、でもなぁ。
    このひとの長篇、読んでみたい。

  • ブラッドベリ初体験がこの短編集だった。
    表題作よりも、「詩」という作品がすごく好き。
    詩人は、風や匂いや花など、書いたものを文字の中に閉じ込めてしまう。そして詩集は売れに売れるが・・・。

    リリカルだけどちょっと怖いファンタジー。

  •  ブラッドベリの短編集だけど、40年代に書かれただけあって、すでに古典的な雰囲気がある。詩的な文章は綺麗だし、内容はシニカル(笑)「ウは宇宙船のウ」にはいってる「みずうみ」がなぜか入っていたが、何度読んでも美しく切なく、恐い。

  • ちょっと思考をリセットしたい時に読むと良い。シュールで幻想的な短編たち。海外版星新一みたいな。

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著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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