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- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150401290
感想・レビュー・書評
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最後はそう書くかと思ったが、途中の小さくなる過程での
娘の友だちへの興味の仕方が面白く読めた。
結局このまま彼が小さくなれば分子・原子・素粒子への世界へと
行くのだろうか。 -
ある日を境に体が縮み始めてしまったスコット。周りからは好奇の目で見られ、医者に見せたところで縮む速度は変わらない。そして自宅の地下室が居場所になってしまった。そこにいるとは最愛の妻や娘でさえも知らなかった。飢えや喉の渇きに加え、7本足のヤツとも戦わなければならない。全世界となった地下室からスコットは脱出できるのだろうか。もとの世界へと帰ることができるのか。__あらゆるものが時間を追うごとに自分の背丈よりも大きくなっていき、自分の存在が消えてしまうのではないかと不安に苛まれていたら......当然のように、卑屈になったり、おかしくなるはず。人間の内面をうまく捉えている作品だと思う。崩れてしまうような希望でさえも、一縷の望みと行動するさまは人間の本能が突き進めるものなのだろう。表紙に描かれているものを読み終わってから見直すと、スコットの行動に感服させられる。
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