- Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150401894
感想・レビュー・書評
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最初の本なので物足りないが、
この本からソールにはまったので、
中毒性すごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きなスラッシャー映画『アリス・スイート・アリス』の雰囲気に似ているということで購入。読むのに時間がかかってしまったが、面白かった。ベスの人格が露になる洞窟内でのシーンが生々しくて恐ろしい。
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モダンホラーの〝古典〟として評価を得ている1977年発表作。
100年前、断崖に面した森の中で、実の父親に陵辱されて死んだ少女の怨念が、のちの世に新たな惨劇をもたらす。その犠牲となるのが、親の世代では無く〝同世代〟となる無垢な子どもたちという点が肝だろう。幸福な家庭を破滅させることで恨みを晴らす「少女」の捻れた狂気は、悲劇性よりも加虐的な面が強調されている。
ストーリーは極めてシンプルで、崩壊していく家族の有り様をじっくりと描き、流麗とはいかないまでも筆力はある。繰り返される惨事に人々は為す術もなく、現状を受け入れざるを得ないという虚無感も表現されている。結果的に真相は明らかにされず、事件も解決しない。消化不良気味ではあるのだが、これもモダンホラー独自のスタンダードな幕引きと捉えれば腹も立たない。 -
処女作である本書が発表されたのは1977年。40年以上前の作品です。
あんまり古い作品だとしっくり来ない事もありますが、十分楽しめました。
もっと怖いホラー、もっと残虐な作品、沢山あるけどこのくらいが丁度いい。
ちょっと気になって調べてみましたが、映画化されていないようで意外でしたね。 -
「子らをして我に来らしめよ」
どっぷりホラーだよ~ 気色の悪いホラーだよ~(気持ちのいいホラーはないか…)でも、最後まで一気読みしてしまった 映像では見たくはないが、漫画だと読んでみたいかな
全429P ちょうどいい厚さ これが600p越えだと気持ちが耐えられなかったかも -
呪いの正体は結局明らかにはならないのだが、
終始不気味でこういう雰囲気を作り出せるのは独特なものがある。
でも確かに身近な人がこんな急に豹変したら怖い。 -
憑依もの。
筋としてはたいしたことがないが、雰囲気がそれなりに良い。最後にいくにつれえぐい描写がでてきて、あまり気持ちが良いものではない。 -
ソールのデビュー作。それなりの覚悟はしていたけれども……参った。ちりちりとくる不安感、陰惨な展開、救いのない結末と後味の悪さ。
でもこれがソールの基本形かつ持ち味でもあるわけで、読み続けるうちにそれがクセになるともこの時は露知らずw