堕ちる天使 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (1981年2月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150402457

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

悪魔と人間の不遜な関係を描いたオカルト小説で、主人公の探偵が失踪した歌手を捜索する物語が展開されます。1959年のニューヨークを舞台に、ハードボイルドな雰囲気の中で、悪魔が人間に下す罰の様子が描かれて...

感想・レビュー・書評

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  • 映画を先に観ちゃったので、どうしてもミッキー•ロークとロバート•デニーロの顔が浮かんできてしまう。
    中でも印象的なのは、デニーロのゆで卵の剥き方。って、小説じゃなくて映画の感想だね。

  •  カッコよかった映画に比べると、いかにもハードボイルド的な展開がちょっとたるいけど、逆に言うと正当派ハードボイルドの世界にこの内容を持ち込んだのはすごいかも。
     依頼人が悪魔で、探してる相手が実は自分だった、っていう設定は魅力的。こんなブッ飛んだ内容なのに60年代っぽい雰囲気に違和感がないのが不思議。よっぽど筆力があるんだろうな。ある意味この分野の極北。

  • 1959年、
    ハワイがアメリカ合衆国50番目の州になった年。
    ニューヨークの私立探偵ハリー・エンジェルに舞い込んだ
    新しい依頼はルイ・シフレという紳士からで、
    かつて支援していた
    戦前の流行歌手ジョニー・フェイヴァリットを
    捜してほしいというのだった。
    彼の本名はジョナサン・リーブリングといい、
    徴兵されて慰問部隊に加わり、爆撃を受けて重傷を負い、
    ニューヨークの北にあるクリニックに入院して以降、
    15年間動向が掴めないのだという――。

    というのが導入部で、ハードボイルド調ですが、
    平たく言うと、
    悪魔が自分に不遜な態度を取った人間に
    回りくどいやり方で鉄槌を下すというオカルト小説。

    こりゃ映画の方がスッキリして面白そうだぞ、と。

    主人公が愛車、タクシー、地下鉄などで
    ニューヨーク中を行ったり来たりするところは、
    往時の風物を盛り込んだタイムスリップ名所案内として
    楽しめました。

  • 第47回ビブリオバトル〜明石の陣〜テーマ「熱」で紹介された本です。オンライン開催。
    2022.8.10

  • 映画『エンゼルハート』は、テレビで見て、レンタルビデオで見て、LDを買って見て、BDを買って見た。世間では酷評だったと知ったのはLDの解説だったか。それでもずっとオールタイムベストであり続けたが、数年前にBDで見たときにはやや色褪せて見えた。原作小説の存在を知ったのはそのときである。

    物語ではなく、物語の構造とでもいうのだろうか、仕掛けとでもいうのだろうか、そういうものに初めてうたれた映像作品は『ビューティフル・ドリーマー』だった。『エンゼルハート』は二番目になる。酷評の原因だとされている、どんでん返しが絶妙にツボった。

    今まで考えたこともなかったが、小説を読んでいたらツボった理由が勝手に思い浮かんできた。寺沢武一の『コブラ』。永井豪の『デビルマン』。これ以前に通った道が。好みの風合いというものはどこで決まるのかわからない。

    原作小説は映画と大筋で同じだが、細部が異なる。映画のほうがすっきりとまとまっている印象だ。

  • By a route obscure and lonely, haunted by ill angels only, where an Eidolon, named NIGHT, on a black throne reigns upright, I have reached these lands...
    E.A. Poe "Dream-Land"

  • 私立探偵エンジェルが請け負った仕事は戦前の人気歌手フェイヴァリットの行方を捜すこと。簡単に思われた仕事だったが予想外の方向へ。ヴードゥー教、悪魔崇拝、相次ぐ無惨な殺人…。無茶苦茶面白いミッキーロークの主演映画「エンゼルハート」の原作だが、小説の方は更に面白い!ハードボイルドとオカルトが見事に融合し、もはや他の手が思いつかないくらい有名な結末は圧巻!後に発展し様々な小説や映画に使われた。

  • 20代の頃、ミッキーローク主演の映画で興味を持って読んだ。当時悪魔崇拝に関する興味があって大変面白く読み終えたものだ。

  • 11 中盤、やや通俗に落ちるが、猟奇シーン、地下鉄廃駅の儀式など迫力がある。真相の意外性も。

  • その昔、この映画化作品である「エンゼル・ハート」に興味を持ちつつも、当時はホラー映画的なものに(今よりもさらに)免疫のない小学生だったことからスルーしていたことがあった。で、冷やかしに立ち寄ったブックオフでこれを思いがけず入手できた次第。

    内容は解説にもある通り、ハードボイルドタッチのミステリ+オカルトという趣。ミステリとは本来相容れないと思われる黒魔術、ブードゥーといったオカルトの要素も、さほど無理なく用いられているように感じた。先に映画版でのキャスティングを知っていると、読み進めながらも脳内でその配役でシーンが進んでいってしまう面はあるが、イメージはそうズレてはいないだろう。

    話題にもなったラストは……どんでん返しとか散々いわれてるども、むしろ「こういうオチしかないだろうな」と予想が中盤辺りで早々ついてしまう可能性もあるけれど、そんな野暮なことはいわずとも楽しめる作品でもあると思う。

  • 2010.03:ブックオフ流し

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