真夏の処刑人 (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (1983年10月1日発売)
3.83
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150403331

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるドキュメントタッチで描かれる連続殺人事件を通じて、主人公アンダースンはジャーナリストとしての使命と限界に苦悩します。彼の手にかかる第一の被害者の惨殺事件が発端となり、殺人者との奇妙なやり...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結構スリリングな内容だったような気がする。

  • 実力派カッツェンバックの処女作にして傑作。
    主人公アンダースンは、スクープに飢えるマイアミ・ジャーナルの社会部記者。ひと夏の悪夢の如き連続殺人事件の顛末を緊迫感溢れるドキュメントタッチで描く。

    第一の被害者となる少女惨殺事件の記事をアンダースンが書いたことが発端となり、殺人者との奇妙なやりとりが始まる。第二、第三の犠牲者が続く中、犯行後、その一部始終を殺人鬼は電話を通してアンダースンのみに語る。独占的報道は、新聞と担当記者の評価を高めるが、犯行を止められずに、ただ犯人の狂った言動を伝え、街を恐怖に陥し入れることしか出来ないアンダースンは、ジャーナリストとしての使命と限界に苦悩する。これが単に警察官と犯人の対決という設定であれば、作品にこれほどの深みをもたらすことはできなかっただろう。饒舌な殺人者の異常ぶりも徹底しており、動機の真意は最後まで分からず、果たして事件が本当に終焉したのかも曖昧なまま幕が引かれる。

    下手なホラー作品よりも恐ろしく、先の展開が読めない極上のサスペンス、さらにはベトナム戦争の無惨な戦場の有り様もリアルに盛り込まれており、単なる娯楽小説に終わらない重い余韻を残す。恐らく、この結末以外にはなかったのだろう。見事な小説だ。

  • サイコ・ミステリーって言うんでしょうか。
    こういうのを読むのは中高生以来です。

    やっぱりこの手のサイコ物は、舞台はアメリカじゃないとしっくりきません。
    ウォーターゲート事件の後くらいのマイアミが舞台です。
    つまりベトナム戦争やらそんな経緯がいっぱい出てきます。

    その時代ならではのスリルがあります。
    今だとネットやら携帯やらあってダメですね。
    最後まで一気に読んでしまいました。

    「ラストの意外性が…」って触れ込みから期待していたため、
    最後はやや肩透かしをくらった感がありました。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

PwCの戦略コンサルティング部門Strategy&に属するカッツェンバック・センターの創業者。組織の業績、協力、企業管理、文化の問題、社員のモチベーションの専門家として知られる。ブリガムヤング大学で学び、1954年にスタンフォード大学で経済学学士号、1959年にはハーバード大学で経営学修士号を取得し、ベーカー・スカラーを授与された。朝鮮戦争時は太平洋で海軍中尉として軍務についた。ブーズ・アンド・カンパニー(現Strategy&)、マッキンゼーなどを経て現職。著書に『コミットメント経営』(ダイヤモンド社)、 『インフォーマル組織力』(税務経理協会)、『Why Pride Matters More Than Money(プライドが金より大事な理由)』など。

「2019年 『最高の企業文化を育む「少数」の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・カッツェンバックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×