スマイリーと仲間たち (ハヤカワ文庫 NV (439))

制作 : 村上 博基 
  • 早川書房
4.07
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本棚登録 : 194
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150404390

感想・レビュー・書評

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  • スマイリー三部作完結。
    これが一番文章が読みやすかった気がする。
    スマイリーがひとりで動く場面が多く、視点が安定してたのも読みやすかった要因かもしれないけど。

    ちゃんとカーラとの決着はついたものの、手放しで喜べるような終わり方ではく、哀愁が漂う終わり方なのが作者らしくて良い。

    ティンカー〜…から結構かかったけどやっと読み終わった。
    達成感というか…なんというかこみあげてくるものがある。

  •  20数年ぶりの再読! ある意味“苦行”と言われたスマイリー三部作のフィナーレにして、スマイリーシリーズの最高傑作!
     とにかく、メリハリ、サプライズ、そしてカタルシスがないのに、物語を読み進める内にじわじわと滋味が溢れてくる。それは淡々ではなく粛々という印象。
     読書の魅力は、年を経て再読するとそれまでの印象がガラッと変わるところ。だが、この作品は意外なほど変わらない印象。それは、私が未熟なだけか……。
     
     カタルシスはないと書いたが、ラストの雪のベルリンのシーンは、過去に読んだ全てのスパイ小説の中で最も美しく胸を打つ場面だった。暫く目を閉じずにはいられなかった。

  • スマイリー三部作の終わり!
    やっと大物カーラの秘密を見つけて直接対決。
    今回ばかりはスマイリーが重い腰を上げて動き回ります。
    読んでるこっちは「やっとカーラをギャフンと言わせるぞ!」と思っても、そうはいかないのがこのシリーズの素敵なところ。
    はっきり勝敗がついたはずなのに、ラストは何とも言えない。
    スマイリーは自分の人生を狂わせた男を捕まえたけど、それは幸せに結びつかない。
    カーラの描写も良かった。
    くたびれた普通の中年男なんだよね。得体の知れない、恐ろしいほど策略家なロシアの超大物が。

  • 久々の再読。三部作の中では圧倒的に読みやすい。スマイリーが、殺された元エージェントの謎を辿っていく過程はスリル満点。真相が見えてきて宿敵を倒すために動き出すが、何故か周囲ほど乗り気になれないスマイリーの気持ちはよく分かる。前作、前々作で確約したコニーやギラム他の登場も嬉しい。スマイリー三部作の終わりかたとしては大満足だ。

  • 読む順番を間違えてしまった。すぐに引き込まれるけど読みづらい。もう一回読んでみよう。

  • 再読。数年のことだけど間をおいたことで感想が
    変わるのは、作品の深みのおかげでしょうね。
    今回は、奥さんのアンに何だか同情。スマイリーのような
    徹底した思索とそれを誠実に作業として実現する能力は、
    尊敬に値するけれど、一緒に暮らすのは大変そう!
    (以下、三部作を順に読まない人にはネタバレかな)
    だからと言って、まんまと仕組まれた不倫に応じるのも
    おばかさん。

  • 三部作の中ではスッキリ、小作品という感じかな?再読したら変わるかもしれません。

  • 老練スパイ、スマイリー最後の事件?なのかしら。
    この作品はもっと早く出会いたかった。決して派手ではないけど、じっくり効いてくる。
    スマイリーくらいの歳になったらまた読み返したい。きっと印象が違うと思う。その前にギラムの歳で読み返すのもいいかも知れない。

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