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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150407261
感想・レビュー・書評
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今『グッドワイフ』というアメリカの法廷ものドラマを見ていて、アメリカの刑事訴訟の仕組みに興味を持ったので、そうした場面が多くあるような小説を読んでみた。そういう意味でこれはあたりだった。裁判がはじまるまでの弁護側、検察がどのような準備をし、法廷ではどのような論戦があり、といったことがとてもリアルに書きこまれている。ただしその分、謎解き的な要素は弱く、とても重要な証拠がほとんど伏線もなく最後のほうで見つかって、それでほとんど決まってしまう。この小説でわかったのは、アメリカの陪審員というものは、決して地域住民のランダムなサンプルなどではまるでなく、そうしたランダムなサンプルの候補者数百人の中から、弁護側・検察側双方が自分たちに有利な判断をしてくれそうな人を互いに選び・落としあって選ばれた12人だということである。そういう仕組みがあるからこそ、陪審の中で生産的な議論が可能なのだろう。日本ではどのような仕組みになっているのか、気になった。
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息子を殺した息子の妻を弁護する。
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