孤高の提督旗 (ハヤカワ文庫 NV ケ 1-15 海の勇士/ボライソー・シリーズ 15)
- 早川書房 (1994年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150407391
感想・レビュー・書評
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今のところ、このシリ-ズの最高傑作。とにかく面白い。前後の事情を知らなくても全然平気。17章「死闘、1対3」18章「勇者ら、いかに瞑るや」で一気に燃え上がる。この壮絶なる海戦の凄まじたるや、圧巻である。
勇者ら、いかに瞑るや、
海原(わだつみ)の底に憩いて、
国民(くにたみ)のこぞりて願う
神の祝福うけなばや!
ウイリアム・コリンズ(1721~59年、英国詩人)
(1746年の頌歌より)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アミアンの和約でつかの間の平和にある英仏間ですが、ボライソーはまた便利使いのように命令を受けます。引き換えに職位は海軍中将に(44歳なのにすごい)。出産間近の妻を置いて(34歳の初産は当時としてはきついでしょうに)、甥を副長に、またもやカリブ海を目指します。
というわけで、今回は政治的な駆け引きになる場面もないわけではありませんが、やはりそこはイギリスから見れば辺境。いろいろあります。アダムもオールデーもつらい目にあったりして。
毎回思いますが、ボライソーは個人的には情が豊か過ぎ。指揮官としてどうよ、と思わないでもないけれど、それはこちらが最近のハードボイルド系の指揮官になれているせいかも。そしてファンはそこがいいのでしょうね。
ラストでようやくボライソーにもイギリス階級社会での日が当たります。 -
全て自己責任
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海の勇士ボライソーシリーズ15巻
海洋冒険シリーズが好きなら一度は読むべきだ
コメント
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ボライソーシリーズ 15巻。