真紅の呪縛 (ハヤカワ文庫NV ヴァンパイア奇譚)

  • 早川書房 (1997年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150408497

みんなの感想まとめ

吸血鬼となった夭折の天才詩人が、現代に生き続ける姿を描いた物語は、深いテーマと魅力的な設定で読者を引き込みます。女性がバイロンの回想録を求めて出会うのは、彼自身の苦悩と運命。吸血という行為に新たな視点...

感想・レビュー・書評

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  • 「もしもバイロンが不死の吸血鬼だったら」というドリフのコントみたいな設定を,物語に仕上げたのが本作.うまく史実に当てはめて進める物語構成は素晴らしいの一言.「ほーこいう解釈しますかぁ」と膝を打った次第.終盤でヘイデの事を知ったら再読したくなったわぁ.

  • 詩人バイロンの回想録を探している女性が出会ったのは、吸血鬼と化していまだに生き続けているバイロンその人だった、という設定。作者はケンブリッジ大学の博士課程でバイロン研究をしている時この物語を着想したそうで、ところどころに挿入されるエピソードはけっこう深いものです。ふつうの人間が吸血鬼に血を吸われることで自らもその闇の運命を辿るようになるというのは、他でも書き尽くされてきたものなのでしょうが、この作品では吸血という行為にもうひとひねり加えてあります。そして、それこそが最早人間ではなくなったバイロンを苦悩させる原因となるのですが。まあ、その設定については読んでのお楽しみとしましょう。難を言うと、バイロンの回想だけが妙に長々と語られて、前述の女性に関わる部分が少し薄いですし、尻切れとんぼのような結末にもちょっと拍子抜けしてしまったのですが、それを勘定に入れてもかなり楽しめる作品です。

  • 中学生の時に、リサイクル本として捨てられそうになっていて授業中チマチマ読んでいた。
    読み終わったあとは学校の本棚に置いてきたために、あの表紙も取れ掛かっていた本がどうなっているのかは知らない。

    とにかく長いし、話の起伏も地味で正直あまり読んでいて楽しくはなかったのだが、なぜかものすごく記憶に残っている。
    不思議なものである。
    強い魅力を持つとは言い難いために、人にはあまりオススメできない作品だが、機会があれば再読したい本だ。

  • バイロン卿について知っていたら、もっとおもしろく読めるんだろうな。いや、知らなくてもおもしろく読んだけど。

  • 夭折した天才詩人バイロンは、実は吸血鬼となって現代に生きていた!というお話。そのバイロンが語る自らの数奇な運命。
    かなり面白かったです。歴史物の要素も入ってるので歴史好きの私にはたまらないお話でした。

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