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- Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150409302
感想・レビュー・書評
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IRA、CIAなど相手を問わず無差別に暗殺を繰り返す謎のテロ組織“一月三十日”。彼らの政治的信条ばかりか、テロの目的もいっさい不明であった。やがて、北アイルランド和平の鍵を握る要人警護の命が英国特別情報機関に下り、元国際テロリストのショーン・ディロンがその任務に就いた。一方、情報をつかんだ“一月三十日”は、ディロンの裏をかき凶弾を放つべく、密かに暗殺者を差し向けるが…痛快冒険サスペンス。
再読。「暗殺のソロ」と似たような設定もあるのはご愛敬。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりにショーン・ディロンのシリーズを読了。時は長年のプロテスタント過激派とIRAとの闘争に和平の兆しが見えてきた1994年、和平による混沌の収束を嫌う英国貴族とケンブリッジ大学時代の寮友で共産主義を信奉する大学教授そしてロシア駐英文化担当官でありその実GRUの駐英工作部長がふとしたことテロ集団に変質しその過程の中で偶然に英国のトップ女優を仲間に引き入れ、和平プロセスを妨害する暗殺を企てる。主義信条がないテロリズムはそれだけで虚無感の漂う設定をファーガソン准将、バーンスタイン警部とディロンの三人の活躍でまとめあげている。佳作
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元IRA闘士ショーン・ディロンシリーズ、第4弾