悪魔と手を組め (ハヤカワ文庫 NV ヒ 1-27)

著者 : ジャック・ヒギンズ 黒原敏行

• 早川書房 (2001年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[take9296さんの感想 · 2021年12月5日]

IRAに対抗するため、王党派過激分子は大胆不敵な計画を立案した。5000万ポンドの金塊を強奪するため、腕の立つ助っ人を得て、作戦は成功したかに見えた…10年後、行方不明だった金塊が、ふとしたことから表舞台に再浮上する。英国情報組織に金塊回収を命じられた工作員ディロンは、IRA、王党派、マフィア相手に争奪戦を繰り広げる!

ショーン・ディロンのシリーズ第５作。今回はスペシャルゲストが登場。

[teshiigogoさんの感想 · 2014年10月22日]

本作は、ヒギンズが生んだスーパーヒーロー
、ショーン・ディロンが活躍するシリーズの初期の作品である。背景は、イギリス政府とIRAが歴史的な手打ちに向かう中の揺れ動く雰囲気の中でIRAの仇敵、王党派の生き残りとIRAの生き残りの残滓が絡みあう。シリーズの中での重要な役所を占める登場人物はすでに健在であり、巧妙な掛け合いを含め大いに楽しめること請け合いである。シリーズ後期のスーパーヒーローの勧善懲悪的な雰囲気は少なく、イギリス人作家らしいプロットで人物を描いているので安心して読み進める。佳作

[ichizenyaさんの感想 · 2007年2月10日]

ショーン・ディロンシリーズ。今回はIRAではなく、その敵役であるプロテスタント系テロリストにスポットが当たっています。また、後のシリーズに登場するブレイク・ジョンスンも初登場。

[いずみさんの感想 · 2006年5月5日]

元IRA闘士ショーン・ディロンシリーズ、第6弾