映画から本へ。昔は拒否していたその流れも、今では平気。歳をとると何でもOKになるよ。
映画はMy Favのメグ・ライアン主演、制作はニコール・キッドマンで監督がジェーン・カンピオンと女性たちによる女性の映画。
あいにくストーリーはほとんど忘れて、覚えているのはメグのきれいな背中だけでしたが、ふと思い立って読んでみました。
おそらく、訳書では原書の半分以上の味わいを失っているのではないでしょうか。
訳者のせいではなく、この本が異常に言葉に執着しているから。
スラングの匂いが伝わって来ないと、この本の本当の部分というのが伝わらないような気がします。
ドロドロとした粘り気のあるエーテルに常に覆われているようなイメージ。これが女性の内面なの?
まるでエイリアンのように、外皮は硬いけれど常にヌラヌラと濡れているようなイメージ。
その外皮を桃の皮を剥くようにスーッと引き剥がすと見えてくる柔らかい乳房。
本から受けるこの感じは昔読んだ「ミスター・グッドバーを探して」に似ているように思いました。
そして、え、こんな結末だった? と思うほどの衝撃的な結末。
前半では断片のつながりでしかなかった映像が、結末では一気につながって脳内に映像が浮かぶ。
映画界でバリバリだった経歴は伊達ではなく、言葉と映像が違和感なく結びついてくるのは流石。
女であることは面倒なことかも知れん。