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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150410797
みんなの感想まとめ
多様なホラーやファンタジーの短編が楽しめるこのアンソロジーは、期待を裏切る魅力的な作品群が揃っています。1976年に刊行された本書は、名作家たちによる怪談や奇談、ダークファンタジーが収められ、特にアメ...
感想・レビュー・書評
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こおろぎ リチャード・マシスン
なんでも箱 ゼナ・ヘンダースン
それ シオドア・スタージョン
ルーシーがいるから ロバート・ブロック
その名は悪魔 ヘンリー・カットナー
埃まみれのゼブラ クリフォード・D・シマック
トランク詰めの女 レイ・ブラッドベリ
裁きの庭 デビット・イーリイ
ハリー ローズマリー・ティンパリイ
かたつむり パトリシア・ハイスミス
宇宙怪獣現わる レイ・ラッセル詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たまにはこういった良い意味で期待を裏切られる短編集も面白い。
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1976年に刊行されたハヤカワ文庫NV「『幻想と怪奇2』を2005年の再販に伴い、改題、刊行された1650年代を代表するホラー短編小説のアンソロジー集。アメリカのスリラーファンタジーの大家、シオドア・スタージョン、リチャード・マシスン、クリフォード・ドナルド・シマックを始めイギリスの女流ホラー作家ローズマリー・ティンバリー、といった面々による怪談、奇談、ダークファンタジーSFと趣向を凝らした編集がなされている。しかし、作品は言うにおよばず対訳が40年前の作品群故に文体やテンポに「古さ」は拒めないので、そこは「古典」と割り切って読もう。
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リチャード・マシスン「こおろぎ」
マシスンらしい「ミステリーゾン」の一話のようなホラーの定形にそった話。予想した通りの結末になるが筆力で詠ませる。
ゼナ・ヘンダースン「なんでも箱」
こういうラストに持って行くのはゼナ・ヘンダースンらしい。
シオドア・スタージョン「それ」
モンスターの素性を明らかにしなくても良いかなと思ったのだが、救われない結末につながっているので良い。
ロバート・ブロック「ルーシーがいるから」
似たような話を他でも見聞きした記憶があるのだが、それはこれがオリジナルなのだろう。
ヘンリー・カットナー「その名は悪魔」
伊藤哲の訳がこなれていない。
クリフォード・D・シマック「埃まみれのゼブラ」
シマックの短編では一番数寄なのだが、初めて読んだのがいつだか思い出せない。SFマガジンで読んだのかもしれない・
レイ・ブラッドベリ「トランク詰めの女」
ブラッドベリの面白さはわからない。まして若い頃のSFでもない短編となると。
ディヴィッド・イーリイ「裁きの庭」
スタンダードな怪談だが、さすがに今読むと古くさい気ががしないでもない。定番というべきなのか。
ローズマリー・ティンバリー「ハリー」
子供にだけ見える幽霊というネタはありがちだが、謎が明かされてからの展開も怖い物が或る。今のハリウッドではこういうラストには絶対しない。
パトリシア・ハイスミス「かたつむり」
ともかく人を襲う巨大かたつむりというのが、設定だけでかなり怖い。中身は本当に怖い。
レイ・ラッセル「宇宙怪獣現る」
50年代の具にもつかないSF映画のパロディ的で、面白いといえば面白いのだが、これを面白いと賞賛していいものだろうか。
貴志祐介「解説」 -
SFホラー限定ではないが、モンスターテーマのアンソロジーとして珠玉の逸品。
どの収録作を見ても、『ミステリーゾーン』や『アウターリミッツ』のベースドストーリーに成り得る傑作ぞろい。
マティスンの「こおろぎ」は、昨今のJホラー的な「拡散する狂気」として解釈することもできる。温故知新という言葉の在り難さを実感させてくれる。 -
英米のクラシックな怪談を堪能できる短編集第二弾。おすすめはロバート・ブロックの「ルーシーがいるから」。
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