聖なる暗号 (ハヤカワ文庫 NV ネ 3-1)

  • 早川書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150411114

感想・レビュー・書評

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  • 作者はスコットランドの天文学者で、作家となって4作目のこの小説で大きな反響を呼んだとか。

    古書・古地図を販売しているハリーは、地元の大地主に遺産の鑑定を依頼される。
    とたんに怪しげな人物に次々に脅迫され、依頼主も殺されてしまい、その姪に協力して翻訳を続けます。
    16世紀の少年が暗号で書いた手記とおぼしき古文書には恐るべき内容が…!

    この手記がとても面白くて、これだけでも一つの作品として読めるほど。
    15歳の少年が冒険に乗り出すのにすっかり引き込まれました。
    しかし、当時の航海は大変ですね〜。

    現代で起きる聖遺物の探索の方は、もっと単純ですが〜ダ・ヴィンチ・コードみたいなハリウッド映画ばりのスリリングな展開。
    面白かったです。

  • 面白い部類に入るとは思うが、読書に時間がかかってしまったので全体を把握出来ず、個々のエピソードだけが強く印象に残った。“ヨーロッパを揺るがす暗闘”――個人的にはこの闘いに興味はない。どこまでも馬鹿馬鹿しくてくだらない。しかし、本作品をより理解したいならば、それなりの好奇心と、ある程度の予備知識は必要かもしれない。主人公・ハリーが追っ手から逃げる内容よりも、少年の手記の方が面白く、私はこちらがメインと認識しながら読んでいた。ハリーのパートにいたってはキャラが不明瞭。頼れそうな人物が全くの役立たずだったり、邪魔としか思えないキャラが途中から加わったりと、ストレスに支配される時間が多かった。“暗号”を期待して読むと肩透かしを喰らうのでお勧めは出来ない。

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