さらば、ベルリン (上) (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (2007年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784150411367

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  • 1945年7月、戦前にCBS放送のベルリン駐在員だったアメリカ雑誌社の特派員<ジェイク・ガイスマ->は、戦勝国三巨頭によるポツダム会談の取材のため、廃墟と化したベルリンの街を訪れた。彼は、ソ連軍侵攻の前に別れた、ドイツ人数学者の人妻<レ-ナ・ブラント>を忘れらず、再会できる望みを捨てきれずにいた。だが、ポツダム会談の直前、アメリカ陸軍公安部の中尉の不可解な死に遭遇し、米ソの新たな戦争の火種となりかねない殺人事件の調査にのめり込んでいくことに・・・。終戦直後の激動のベルリンを舞台に、歴史・謀略・冒険・ロマンスを融合させて語られるハ-ドボイルド・サスペンス巨編。〝「戦争は終わったんです、ブラント教授。何かを引きずっていない人間なんていない」「戦争のことじゃない。ちがう、戦争のことじゃないんだ。ここで何があったか、きみも知っているだろ?...グル-ネヴァルト駅。奴らはよくそこから列車を出発させていた...人目につく中心街からではなく...貨車には何千人も詰め込まれていた。子どももいた。彼らが休暇旅行にでも出かけるように見えたとでも思うか? 私はこの目でしかと見た。なんてことを、戦争の我々はこの罪をどう償えばいいんだ...どうしてこんなことが起きてしまったのか? どうして奴らはこんな真似ができる? ヒトラ-、ゲッベルスのような連中のことではないぞ。ああいった輩は何処にでもいるものだ。動物園なんかにでもな…」〟

  • 日本と同様、WWIIで首都が焼野原になったドイツ。ロシア兵がいなかっただけ、日本はましだったのだろうか。
    戦前からの恋人の行方を探す話かと思いきや、いろいろと身近な人々が暗躍している中、真実を探り出す話になっていっている。そういうサスペンス的なところも気にはなるが、さっさと恋人連れてドイツから脱出すればいいのに。

  • 上下2巻。62年前のちょうど今頃を含む歴史ミステリー。(ロマンスもあり)戦後のドイツで起きた米兵殺人事件を、ベルリンに恋人(人妻だけど)を探しに戻ってきた新聞記者が追いかける。記者と恋人とその旦那の関係がちょびっとカサブランカ風味。ドイツ人に「ドイツ人はドイツ人だというだけで悪いの?」と言わせるところ、ユダヤ人の中にユダヤ人を裏切ってナチスに売る女を入れたところなど、ちょっとあの戦争との距離感が変わってきたな、と思わせられた。ジョージ・クルーニー&ケイト・ブランシェットで映画公開されます。楽しみ。

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