恐怖の存在 上 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (2007年8月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784150411466

感想・レビュー・書評

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  • 地球温暖化CO2原因という仮説が、さも真実であるかに喧伝され、政府や企業が狂ったように騒ぎまくっている現状を見るにつけ、政府の何かやってる感(人の金で)、企業のイメージアップのネタ、学者連中のさもしい金欲しさに利用されているだけなのが理解できる。新型コロナ騒動と同じ構図ですね。科学ではない。『人類が知っていることすべての短い歴史』を読むと、人類は地球のことをほとんどわかっていないことがわかる。ましてや、何十年、何百年も先のことなどわかるわけがない。

  • 『恐怖の存在』はちょっとハリウッド的脚色が鼻につくものの、その批判精神には一目置くべきだろう。

    地球温暖化って本当に進んでいるのか。きちんとデータを見て、長期的な眼で科学的な知識を基に考えないと多勢に流されるだけのミーハーになってしまいますよという指摘だと思う。

    1970年代には地球冷却化が話題になっていたそうだ。大気中のエアロゾルが太陽光を反射するので、このまま人間の産業活動が続くと冷却化してしまうということを、立派な大学の先生が大きな声で言っていたらしい。

    もっともこのストーリーは今も正しい。大気汚染によってエアロゾルは減ることはなく、この効果による冷却化は進行しているそうだ。

    しかし、しかし。この冷却化を上回るスピードで、温暖化が進んでいるのである。こんなにすさまじい勢いで二酸化炭素を排出する社会になるとは、当時の科学では予想外のことだったのだろう。

  • ミステリ

  • 恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)

  • マイケル・クライトンさんの小説は、様々な示唆を与えてくれる。今回は環境問題について。面白いし、環境問題についても様々な視点を我々に与えてくれる。

  • 2009年にハードカバーで読んでいたみたい。初めて読むんだとばかり思っていたのに・・・

  • 2013.8.9

  •  ハリウッドですか! という展開。これ映画化されたのかなー。
     地球温暖化についての実データを用いたお話なのだけれど、データもそれ自体と言うよりは注釈や説明の仕方によって変わるのね。

     気象を人が予測できないというのは……悲しいことでもあるけれど、人がそれを知ることが出来たら新たなる兵器としての力となる気もするので、できない方が良いのかもしれない、と思いました。
     下巻も括目して読む。楽しみ。

  • まるで映画を見ているような展開。面白い。

  • 本書によると、二酸化炭素の増加が地球の温暖化の要因であるという科学的根拠は無く、例えば氷河が後退している場所は確かにあるが、成長しているところもあるらしい。

    随所に地球温暖化の原因は常識化しているが、何故そうなのか、本当にそうなのかを問う場面が多々出てくる。

    ただ、京都議定書に批准していないアメリカの人が言っても、言い訳にしか聞こえない部分もあるが…。

    また、人間や国家にはライバルを含め敵が必要とはよく言われるが、ソ連が崩壊し冷戦が終結し、人はその代わりに、自然破壊という恐怖を敵にし始めたという理論はよく考えたものだ。

    著者は映像の世界にもかかわっているからか、情景の描き方が映画だったら、この通り絵を撮るんじゃないかと思うくらい、目の前に広がって来る感じがしてうまいと思う。

  • 扱っている内容、ストーリーは面白いのですが、非常に読みにくい。誰の言葉なのかわかりづらかったり、描写が分かりづらかったりで、頭の中で映像を想像しづらいのがもったいない。色々物議を醸し出す本作だが、温暖化~温暖化~と声高に語られている風潮を斜めから見れるようになるとおもう。下巻も引き続き読書中。

  • -

  • 例によって、上下あわせて一気に読む。

     この作家の作品を読むのは「ジェラシック・パーク」以来だと思う。「アンドロメダ病原体」にノックアウトされ、10年以上もオブズマン理論に騙されていた身としては、かなり期待して読み始めた大作である。残念ながら、期待は裏切られたと言わざるを得ない。

     というよりも、むしろこの本、むしろトンデモ本」に近いのではないか。敵対するどちら側に関しても、「なぜ?」とつっこみたいところが多すぎるのである。テロリストにしても「なんでこんなことをやらなければならないんだろう?」ってことが多くて、それはまあ作者の得意なうんちくを現実化するためと思えば仕方がないのだけど、なんといっても「暗殺方法」には笑った。なんというか「自然に優しい殺人」だね。ヒーロー側にしても、どうしてこういうメンバーでつっこむの?っていう凄さはあるんだけど、ともあれ「死なない」ってことに関しては、「ダイハード」を100倍上回るご都合主義である。

     活劇の間に解説があるパターンは、読んでいるうちに諦めた。解説の中にある作者の問題意識にも共感する。正直、夢中になって読んだ。だけど、小説としてはあんまりなんじゃないかな。ひどいもんだと思う。
    2007/12/5

  • 地球温暖化というのは本当に危機なのか。環境ゴロが根拠もなく騒いでるだけじゃないのか、という内容。原書はハリケーンカトリーナ以前の出版。その後の集団ヒステリーとも言うべき状況やゴアのノーベル賞受賞など、エコ派が圧倒的多数になってしまっているが。。。南極の氷が解けているのは今日に始まったことでなく6000年前からだとか、都市の気温のデータはヒートアイランド現象などの補正がされており、あまり当てにならないとか、巷間言われていることを鵜呑みにする危険性についてKenner 教授の口をかりて小説中で語られている。Hoffman がWe are never without the fear itself. Fear pervades society in all its aspects. Perpetually.と言うように、常に何かの危機をあおられ続けるのが現代社会なのかもしれない。

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著者プロフィール

1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家。訳書にクライトン『ジュラシック・パーク』、シモンズ〈ハイペリオン〉四部作、ブリン〈知性化〉シリーズ、マーティン〈一千世界〉〈氷と炎の歌〉シリーズ(以上早川書房)、シェフィールド『マッカンドルー航宙記』(東京創元社)などがある。

「2016年 『宇宙探偵マグナス・リドルフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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