- Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150411817
感想・レビュー・書評
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ある日突然石油が使用できなくなる。
バクテリアが原因と判明するが世界は大混乱。
石油が使えなくなった世界のパニックをリアルに読ませてくれる。
ちょっと昔の本だしまたちょっと現在だと変わってくるのかもしれない。
面白かった!!
詳しい感想はこちら↓
https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11384838695.html -
石油資化菌については、タンカーの座礁事故などによるオイル流出事故を受け研究されてきている。この物語は、この菌の一種が蔓延し、石油資化の過程で生まれる副産物が内燃機関を破壊するという前代未聞の事態が勃発するところから始まる。
内燃機関が使えなくなることによる社会インフラへの影響、交通機関、発電、ロジスティクスが絶たれることによる食糧難が冬の北米を舞台に描かれる。
裏でこの工作を操るのは誰か?
物語は疫学的見地で核心へと迫っていく。 -
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石油を食べるバクテリア、という発想が面白い。
でもそれ以外に良いと思える所は無し。
どっかで見たようなパニック映画によくある展開が目白押し。 -
ある日、石油を培地に増殖するヴィルスによって世界中の油田が汚染された。CDCから軍の生物防衛プログラムに出向中のジレットは、感染源が石油殺菌の薬剤にあると考えたが、上司によってその調査は認められない。その間に生活手段を失った世界は、瞬く間に荒廃していく。
犯人は誰なのか、証人を消していく暗殺者との関係は、ジレットはどうやって感染を予防するのか、というところだが、犯人のおおよその姿は予想可能。感染の終焉もある意味あっけない。人ではなく石油のパンデミックというのは、おもしろい切り口だったが、今ひとつ詰めが甘い。