ウロボロスの古写本 上 (ハヤカワ文庫 NV ク 20-3)

  • 早川書房
3.03
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150411978

作品紹介・あらすじ

レバノン南部で遺跡の調査を行なう考古学者イヴリンに、知り合いの男ファルークが見せた写真。そこにはウロボロス(自分の尻尾を飲み込んだ丸い蛇の図)が表紙に型押しされた古い写本が写っていた。彼女は写本を買ってほしいと頼み込まれた。その夜、彼女はファルークと再び会うが、謎の男たちに拉致されてしまう。偶然その場面を目撃したイヴリンの娘ミアは、アメリカ大使館員のコーベンとともに母の行方を追い始める。

感想・レビュー・書評

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  • レバノン南部で遺跡の調査を行なう考古学者イヴリンに、知り合いの男ファルークが見せた写真。そこにはウロボロス(自分の尻尾を飲み込んだ丸い蛇の図)が表紙に型押しされた古い写本が写っていた。彼女は写本を買ってほしいと頼み込まれた。その夜、彼女はファルークと再び会うが、謎の男たちに拉致されてしまう。偶然その場面を目撃したイヴリンの娘ミアは、アメリカ大使館員のコーベンとともに母の行方を追い始める。
    原題:The sanctuary
    (2007年)

  • 本書の序盤は、中世と現代がオムニバスで語られので、その繋がりが判然とせず読みにくい。また、ウロボロスのテーマである不老不死の為の人体実験などの少々生々しい表現も好みの分かれるところであろう。この物語は、レバノン在住の考古学者の元に昔のイラクでの発掘現場で一緒だった古物商がある古写本を買ってくれないかと持ちかけるところから始まる。そして、その受け渡し現場で彼女がある集団に誘拐されるにいたり、物語は、不老不死にまつわるウロボロスのシンボルが型押しされた古写本の争奪戦へと様相を一変させる。中東の雰囲気溢れるレバノンを舞台としたところでかなり異色の物語とも言えるが、なかなかのプロットである。

  • この手のジャンル 嫌いじゃない。

  • -

  • 2010.10.19(火)PM 読破

  • 敵が狙ってるものがすぐにわかるのはいい。あの伯爵が出てきた時点でもうわかるからいい。ストーリーとは直接関係ないんだけど、60代の母親が拷問されるとかもうそれだけで無理!それがなくても何か尻つぼみだったのが残念。

  • このレイモンド・クーリーという作家の本を3シリーズ(各上下2冊ずつ)を読んだ。いずれもテンポよく話が進んでいくので、とても読みやすい。結構ご都合主義的なところが散見されるのだが、エンターテイメント性は充分だと思う。

  • ダヴィンチコードみたいな感じでウロボロスの本を取り合いっこ
    最初ヒーローポジションだったコーベンが、どんどん器の小さい人にみえてくるのが可愛そう

  • まだまだ話はこれからって感じだ。

  • 同じ作家の作品をもう1作読む。
    母親が某国を後ろ盾に持つ狂信的な医者に誘拐されるという事件。
    この娘が母親を奪還するというストーリー。
    話のテンポは悪くないのだが、状況はほとんど進展しない。
    舞台も相変わらずなので、これは映画として安く作れる線を狙ったのか?

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