- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150412449
作品紹介・あらすじ
ヴィクターの研究所の所在地を知ったデュカリオンは、彼の野望を阻む手がかりを探すため、その中に潜入した。一方ヴィクターは、謎めいた電話を受ける。電話をした人物は、廃棄物処理場で復活したと語り、彼の墓を処理場に用意したという。やがてヴィクターは研究所の危機を察知し、何者かの陰謀を疑いつつ避難する。だがその行く手には、デュカリオンや刑事のカースンとマイクルたちが待ち受けていた。決戦の時、迫る。
感想・レビュー・書評
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いともたやすく自由を手放そうとする者が大勢いる 、な!
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"最後まで予想を裏切る展開であきることなく一気読みでした。
悪夢は終わらないエンディングも素晴らしい。
続編があるそうなので、翻訳されることを心待ちにしています。" -
なんだ、こりゃ?
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クーンツの作品は本当に面白い。
『野望』に始まったフランケンシュタイン・シリーズは、三部作として本作『対決』で一応の終結を迎えます。
大変な悪の脅威の終焉として、このような舞台が用意されていたとは…一言で言うなら、この結末には驚きました。
これまで壮大な演出によって積み上げてきた、デュカリオンとヴィクター・フランケンシュタインとの対決にしては少々物足りなさを感じましたが、最後の最後に起こる出来事に、してやられた感じがあります。
即ち、早く四作目が読みたい…と。
前作のラストに姿を現し今回の『対決』にて、新たに登場する小人ジョッコとエリカ5のやりとりが好きでした。
これも、得体の知れない奇怪なジョッコをここまで不気味に、それでいてユーモラスに描けてしまうクーンツの表現に魅了された結果なのでしょう。
諸悪の根源であるヴィクターの様々な面が見られたのも、本作の興味深いポイントだと思います。
少しだけ、ヴィクターを気の毒に思ったことも、本作が初めてでした。
三部作として一応の完結は見せたものの、原著ではすでに五作目までが描かれているようです。
これまでのシリーズ同様、読了後に『早く続きが読みたい』という感想を持ったのは言うまでもありません。 -
新人類を創造し、彼らによる世界を作ろうとするフランケンシュタイン博士@ヴィクターと、彼に作られた最初の生命であるデュカリオンの最後の戦い。
どんどん狂っていく新人類たちが、哀れだった。
結局のところ、歪んだ命には歪んだ結末しかあり得ないのか。
それでも、彼らは彼らの<神>を見出す。
と、いうことにさえ、哀れを覚えるのである。
作られた歪んだ命ですら、人間という器にいらられたものには、それは必然なのだろうか。
そういうよりどころがなしに、人間は人間として存在することができないのだろうか。
とはいえ、ヴィクターとデュカリオンの戦いは、<神>とは無関係のところで始まり、終わる。
最後の最後に、びっくりの展開が…。
最近、クーンツってなんか妙にポジティブになったよな、って思ってたんだけど、やはり、クーンツはクーンツだった。
最高のストーリーテラーだと思います。
もっと、評価されていいと思うんだけどねぇ。 -
3巻一気読み!2巻から急速に面白くなったが、3巻の後半で急速に尻つぼみとなった。この落ちは何?ラストの壮絶な対決を楽しみにしていたのに。デュカリオンでもたいがい強いのにそれ以上強いのを味方にしたらあかんやろ!アメリカでは更に続編が書かれているそうだが、広げた風呂敷はちゃんと畳んでほしいな。
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結局何も起こらなかった。雰囲気だけで3冊持たせる筆力は認めるが買って損した。高い文庫本だし。
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フランケンシュタイン最終話 終わり方がちょっとなーその前が良かっただけに残念