- 早川書房 (2012年4月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784150412548
作品紹介・あらすじ
人類破滅か? 人工衛星落下をきっかけに起きた未曾有の災厄に科学者たちが立ちむかう
みんなの感想まとめ
未知の病原体による人類の危機を描いたこの作品は、科学的リアリティに基づいた設定が特徴で、読者を深く引き込む力を持っています。著者の独自の視点から生物の定義や地球外生命体の可能性について考察がなされ、特...
感想・レビュー・書評
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ジュラシックパークの原作者の代表作。限りなくリアリティのある設定で進むので思いっきり没入できた。高校生物の知識で専門的な部分もほぼ理解できた。宇宙探索における地球外生命体と人類の接触について、生物の定義そのものを揺るがす未知の生命体の解明への様々な調査が進む。その中で、ヒトという存在や地球上で共存する生物について、新たな視点が生まれたのが嬉しい。地球上の極限環境にも生物がいるのだから、宇宙に広義の生物が存在する可能性を否定できない。地球ではないところで進化を遂げた生物は、遺伝情報としてDNAを用いなかったり、タンパク質は存在せず未知の物質を持っているかもしれない。そのような生態を見てみたいと強く思う。
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#日本SF読者クラブ 「未知の病原体」もの。昔、TVで映画版を見た記憶がある。50年以上前に書かれたマイケル・クライトンの出世作でもある。描写に時代的な古さを感じさせるところがあるが、物語としては良くできている。小松左京の「復活の日」をヒントにしてるともいわれるが、架空の報告書の体裁で書かれているのが巧いところ。
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科学的描写の細かなことに驚きながら読んだ。その点では比類なき名作と呼んで然るべきだろう。
ただ、あとがきにある通り登場人物も科学的描写を裏付けるいちパーツでしかなく、ゆえに人間味が感じられない味気ない描写が多い。私は、正体不明のウイルスに不気味な怪人のような人間性を感じながら読んでいたのだが、それもオチであっさりと消失してしまう。
そこだけ拍子抜けだった… -
物語は主要舞台であるネバダ州の政府科学研究施設での5日間。地球外生物の実態は何?という謎を追って一気読み。50年近く前に発表されたとは思えない、古さは全く感じなかった。
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ドキュメンタリー調というだけあって、人物の掘り下げは浅く出来事を刻々と描写していく。
それでも名作の期待を裏切らず、飽きずにどんどん読ませるスリリングな展開がすごい。
話の終盤へ読み進めて行く途中、この残りページ数でまとまるん???と心配になりましたが、きちんと終わりました。
思ったよりあっさりとした結論でしたが、それはそれでドキュメンタリーテイストを貫いているのかも。 -
ノンフィクション風で実話じゃないのかと思うくらい出来がいい。読むだけで自分まで頭良くなった錯覚を起こす。
盛り上げがうまいだけにオチが少し雑というかえっそれだけ?と思わないでもない。読みながら先を想像する際に少し期待しすぎるのかもしれない。
まあそのあっさりしたオチがまた実話っぽく感じさせる、みたいなところもあるかも。
最近流行りの盛り盛りリブートで映像化してほしい。 -
地球の上空に漂う未知の病原体を探査し回収する「スクープ計画」。ある田舎町に落下した回収カプセルが撒き散らした未知の病原体は、たちまち村人を死に至らしめてしまう。この事態を見越して秘密裏に造られたワイルドファイア研究所(地下研究所)の科学者達は、何重もの検疫隔離手段が講じられた研究室の中で、未知の病原体の解明に取り組む。科学者達は、科学的手法で緻密かつロジカルに病原体の本性に迫っていく。淡々とドキュメンタリータッチで描かれているためか、リアリティの高いSF作品だった。古さも全く感じなかった(1969年の作品とは驚き)。とにかく面白かった!
新型コロナウイルスが中国の研究機関由来のモノではないかと報道されたりしているが、本書は、ウイルスや細菌を扱う科学者に求められる高い倫理観や、如何に備えを厳重にしてもリスクを回避することの難しさを訴えかけてくる。 -
すごく理系な終わり方だった。
実際新型コロナもこうやって(もっとゆるやかではあったが)収束していった。生物学や医学、微生物学をやっている人は、新型コロナもいずれ変異してほぼ無毒化することがわかっていたのだな。世界の見え方よ、と思う。
そういうわけで、劇的で感傷的で人間味あふれる結末ではない。小説としての物足りなさは出版当時の一部書評のいう通りだと思う。 -
アメリカの田舎町で住民が大量に突然死しているのが発見される。生存者は老人と赤ちゃんのみ。原因を追及する科学ミステリ。ちょっと小難しいところもあって、エンタメ要素は薄めだけど、発想はとても面白い。
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あまりに面白くて、朝まで徹夜で読んでしまった。
途中で、子供時代にテレビで映画を観たのを思い出した。 -
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宇宙からの病原体により、アメリカの田舎町の住人(人口48人)が一夜で全滅した。宇宙生命体とのファーストコンタクト。ET(地球外生命: extraterrestrial life)ではあるが、ETI(地球外知的生: extraterrestrial Intelligence)ではない点は、H.G. ウェルズの「宇宙戦争」と異なる。この人類絶滅の危機に際し、招集された4人の科学者達が、5日間で解決する。
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『アンドロメダ病原体』マイケル・クライトン 著。
原題"The Andromeda Strain" Michael Crichton
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軍の人工衛星がアメリカの小さな町に落ち、そこに未知の病原体が付着していた…。
そこで、秘密裏に作られた組織がこの病原体を解明するサイエンス・フィクション。
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マイケル・クライトンは、フィクションをノンフィクションのように描いて、臨場感と緊迫感にドキュメンタリーを読んでるようで、夢中になってしまう。
作中に出てくる統計表や格言が現実感を増して、子供の頃は本物だと思ってしまったな 笑
あの書き方はすごい。
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彼はこの作品を医学生の時代に書き上げたんだって。
医療知識があるから、こういった作品を数多く書けたんだよね。
今夜中にやってる医療ドラマ『er』も彼が原案。
いやー、『er』も面白くて夢中で見ちゃうわぁ。
昔、NHKでやってたのたまに見てたけど、あれも子供ながらに面白かったもんなぁ。
医療知識があって物語を書いてるってので、当時は手塚治虫さんみたいだなぁと思った記憶がある。
二人とも素晴らしい作品を残してるよね。
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で、この作品実は子供の頃に読んでた。
気づかず読み始めて、途中であれ?って思ったんだけど、最後まで結局読んだ。
読んでるうちに結末も思い出して。
当時も結末がちょっとあっさりしてるなぁと思ったんだけど、今回も思った。
これ、映画化してるって初めて知ったよ。
見たいなー。
映像化した方が、あの緊迫感は凄そう。
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それにしても、中学生当時の私よくこれ読めたな。
今でも難しかったよ。
…と言うよりも、この当時から脳が全く成長してないってことかしら。
それはそれでへこむ…。 -
古典の王道
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❖前半部、事件発生からその原因であるらしい未知の病原体を解析するための秘密施設の紹介まではゆるいテンポ、後半部は物語が徐々に加速していきスリリングな展開に惹きこまれた。様々な書式(報告書・交信記録他)、図形(地図・グラフ・病原体の構造図)を多量に組み入れ、ドキュメンタリー風な強面(スタイル)を巧く装ってリアリティ(緊迫感)を演出している。専門用語が頻出するけれど、疫学(病原体)についての考察なども退屈せずに読むことができた。エンタメ作品として見事に成立していると思う。クライトン二十代の作・・畏るべし。
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光学顕微鏡と電子顕微鏡の比較をカーブを曲がるときの大型トラックとスポーツカーに例え、さらに電顕の長所(光学系に比べて圧倒的な倍率)、短所(電子を利用するために内部は真空が必要、切片が極端に薄いために観察対象の立体的概念がつかみにくいこと)が素人にも染み入るように分かりやすく説明する。(p333)
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宇宙からの病原体の侵入は現実にあり得る話。
病原体にもっとストーリを持たせて欲しかった。
読後、えっ、これで終わりって感じだった。 -
SFの古典。
5日間に起きた出来事の報告書という体裁とのことだが、寧ろ後世のドキュメンタリー本という印象を受けた。
実際に発生したかのようなリアリティと緊迫感は流石、ベストセラーを連発したクライトンらしい。反面、オチが肩すかしで批判が多いのも頷ける。 -
コンピュータの描写とかを除けば全然古びてない!
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発想がよく、実際にあった出来事のように感じさせるのに最後の終わり方がもったいない。
クライトンはジュラシックパークといい時代の先を行く人だなと思った。
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著者プロフィール
浅倉久志の作品
