サトリ 下 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (2012年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150412746

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の感想に本書の位置付けについて触れています。著者の後書きに、本書を作成するにあたり、様々な葛藤があったことを告白していました。普段は孤独な環境で作品を生み出してきた著者が、多くの人が関わるチームで仕事を進めることで本書を作り上げたことがわかります。前作『シブミ』の著者の遺族の方とのやりとりや、舞台となる1951年ごろのアジアの歴史調査、主人公であるニコライ・ヘルの人物造形など、簡単ではない課題を一つ一つ乗り越えて完成した作品のようです。
    おかげさまで読者である私は、本書を読むという至福の時間を過ごすことができました。

  • 忙しくて一気に読めなかったせいか、途中、登場人物が誰で、どんな人だったかわからなくなってしまった…
    もう最後は絶対に幸せになって。と思うけど、映画にありがちな結末になって残念。
    たまにはハッピーエンドがあってもいいよね…?

    最後の最後に、映画化されていたことを知った。

  • 全然サトリきれてないよな~笑

  • 上巻から一気読みしてしまった…手に汗握る展開、黒幕は結局誰なのか?たくさんの謎がキレイに解けていってページをめくるのが止められなかった!和の作品を洋の方が書いたようだが、とても日本的な表現も多く、詩的な表現もありとても楽しめた。さらば友よ。

  • あまり期待せずに読んだんだけど、どんどん引き込まれた。ドン ウィンズロウのストーリーテラーとしての実力半端ないね。キャラクターの作り込みもうまい。欲をいえば、ヴェロシェーニン死ぬのあっけなさすぎだし、ソランジュとのハッピーエンドも見たかったけど、30年前のトレヴェニアンの「シブミ」との繋がりを勘案すれば止むを得ない設定なんでしょう。アマゾンでシブミを注文しました。

  • 下巻では主人公ニコライの本領発揮。ベトナム紛争下のサイゴンに引き寄せられるようにCIAが、ベトミンが、謎の殺し屋「コブラ」が集まる。意外な顛末にワクワクさせられる……

  • ドン・ウィンズロウの描く日本人の精神世界『サトリ』。完全に納得出来る内容ではなかった。トレヴェニアンの『シブミ』の方が日本人さえ体得出来ぬ和の精神を描いていたように思う。しかし、冒険小説としては面白かった。コブラの驚愕の正体にも途中で気が付いたのだが、『サトリ』のせいか。

    トレヴェニアンに比べると軽い感じがするんだよな。

  • 渋さでは負けないけどね(誰が、誰に?)

    早川書房のPR
    「人気・実力No.1作家が、孤高の暗殺者の若き日の苛烈な闘いを描く。大型映画化決定
    アメリカの裏切りでニコライは深手を負うが、ソ連寄りの政策に反対する中国の一派に命を救われる。彼らは独立闘争を展開するヴェトミンに勝利させ、アメリカのヴェトナム進出を断念させて米中を接近させようとしていた。ニコライはヴェトミンに強力な武器を売り渡す代償として新たな身分を彼らに要求し、動乱のヴェトナムに向かう。孤高の暗殺者ニコライ・ヘルの若き日の壮絶な闘い。冒険小説の名作『シブミ』の世界が甦る!」

  • アメリカの裏切りでニコライは深手を負うが、ソ連寄りの政策に反対する中国の一派に命を救われる。彼らは独立闘争を展開するヴェトミンに勝利させ、アメリカのヴェトナム進出を断念させて米中を接近させようとしていた。ニコライはヴェトミンに強力な武器を売り渡す代償として新たな身分を彼らに要求し、動乱のヴェトナムに向かう。孤高の暗殺者ニコライ・ヘルの若き日の壮絶な闘い。冒険小説の名作『シブミ』の世界が甦る!
    原題:SATORI
    (2011年)
    --- 目次 ---
    第三部 中国雲南省 雲嶺山地
    謝辞
    著者あとがき

  • シブミの続編。

    前作では、ヘルの青年期までと最後の対決が中心の物語だったが、今回は暗殺者としての初仕事が物語の中心となっている。

    物語はアップテンポに進み、前作より冒険色がかなり強まっている。
    トレヴェニアンの作風に比べよりエンターテイメント寄りになった、と言うべきか。

    前作が強烈な実利主義・アメリカの批判がテーマでもあったが、今回は信用ならないCIAぐらいの描き方に終始しており、全体的に前作ほどの深みはない。

    トレヴェニアンの作品が文学であれば、ドン・ウィンズロウの作品はエンターテイメント小説であるから、ということだろうか。

  • 中国からメコン川でラオスを抜けサイゴンへ。

    激しい銃撃戦、ロケット・ランチャー、カー・アクションと「シブイ」というより「ドハデ」。
    007の映画のようです。囲碁や「シブミ」もヒーローが使うアイテムのひとつといった描かれ方は、ニコラスの若い時代を描こうとしたのか、ウィンズロウの限界なのか。トレヴェニアンの特異さがますます際立ちます。

    エンターテイメントに徹することにしたのだとサトリを得る・・・

  • 上巻に比べると、テンポが早過ぎた感じがした。映画向きかもしれないが、ドン・ウィンズロウの格好良さがかけた。

  • 終盤でド派手などんでん返しがあって、「ええ、そんなのあり!?」と面食らったが面白かった。恋あり、冒険あり、陰謀ありの極上エンタメ。ド・ランドやル・ヴァン・ビエン、雪心らの脇役もいい味を出している。

  • ニコライを襲う困難に次ぐ困難は混迷を極める中で、中国、ロシア、アメリカ、ヴェトナム、コルシカ、フランス…様々な体制の思惑の間を独創的な感覚で波を読むように泳ぎ渡る。もう正直途中で諸外国の関連性が頭の中で整理できなくなってきたけどとにかくニコライが生き延びてくれればいいやって思いながら読んだ。ウィンズロウの作品には思わず目を背けたくなるような残酷な暴力場面があるのになぜか爽やかな印象が残るんだけど、たぶん主人公にひたむきさや潔さが共通してるからなんだろうな。それから魅力的なサブキャラも。今作ではベルギー人がいい味出してた。(上巻の陳も仲良くなれそうだったけど)。ソランジュはありがちな魅惑のヒロインだったから最後あの展開は予想外だった。ウィンズロウだから面白かったのかもしれないけど、機会があったら「シブミ」も読んでみようかな。

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著者プロフィール

ニューヨークをはじめとする全米各地やロンドンで私立探偵として働き、法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。

「2016年 『ザ・カルテル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドン・ウィンズロウの作品

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