幸せなひとりぼっち (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (2016年10月25日発売)
4.19
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784150413941

作品紹介・あらすじ

妻を少し前に亡くし、仕事も早期退職を勧告され、孤独に暮らす59歳のオーヴェ。近所に越してきた明るいイラン人女性パルヴァネと喧嘩をくりかえすうちに、少しずつ彼の人生が明らかになっていく……。スウェーデンで80万部、全世界で250万部突破。全世界で笑いと涙を生んだ名作が待望の邦訳。

みんなの感想まとめ

偏屈な老人の心温まる物語が描かれています。主人公オーヴェは、孤独な日常を送る中で、隣に越してきた賑やかな家族との関わりを通じて変わっていきます。彼の強い信念やユーモアが、ただの偏屈者ではなく、愛される...

感想・レビュー・書評

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  • あけましておめでとうございます⟡.·*.

    今年初のレビューは この本
    ……
    ではなく
    映画「オットーという男」です。

    映画のジャンルで検索かけても出てこなかったので。原作はこちらの本みたいですね。2015年にはスウェーデンで映画化され大ヒットしたそうですが、知らなかったー。

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    ストーリー

    オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい…。それが《オットーという男》。
    そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も…。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく――。(ソニーピクチャーズ作品紹介より)

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    主演はトム・ハンクス

    「クリスマス・キャロル」のような話しかな?と思いながら観始めましたが

    オットー

    泣ける
    。・゚・(*ノД`*)・゚・。

    隣に越してきたマリソルに 心を開き始めて
    亡くなった奥さんのことを語り始めたあたりから
    ずっと泣ける

    「私と彼女は昼と夜だ」「彼女は私のモノクロの人生に色をつけてくれた」 涙

    訳あって子どもを授かることが出来なかったオットーが、マリソルの第三子の出産にプレゼントしたベビーベッド。本当は自分もとに産まれてくるはずだった子のためのもの。
    おそるおそる抱っこした 赤ちゃんに「おじいちゃんだよ」とささやき、ベビーベッドにそっと降ろすシーンに号泣。

    もう 感動の鼻水なのか 発熱による鼻水なのか
    わかりませんが ティッシュが隣にあって良かった。

    という訳で、昨日の仕事中めちゃくちゃ気持ち悪いなーと思っていたら お熱出てました。
    旦那さんと次男が二人ですき焼き作って 蕎麦ゆでて食べてるのを 羨ましく思いながら 年越しお粥食べました。そして「龍角散(粉のやつ)を飲む度にクシャミ出るのなんで?」と旦那さんに指摘され 新しい発見も出来ました( >д<)、;'.・ヘクチッ

    健康第一!

    今日は長女も帰省して 義実家に新年挨拶。
    わたしはひとりぼっちでお留守番です。
    映画三昧にするか、読書三昧にするか。
    その前に頭痛薬飲も( ߹ㅁ߹)

    今年もよろしくお願いいたしますᐕ)ノ♡

    • yhyby940さん
      コメントありがとうございます。ごめんなさい。ちょっと記憶にないですね。どうだったかなあ。
      コメントありがとうございます。ごめんなさい。ちょっと記憶にないですね。どうだったかなあ。
      2024/01/07
    • ゆーき本さん
      ありがとうございます。機会があったらスウェーデン映画の方も観てたいです(ˊ˘ˋ*)
      ありがとうございます。機会があったらスウェーデン映画の方も観てたいです(ˊ˘ˋ*)
      2024/01/07
    • yhyby940さん
      是非、ご覧いただき感想を書き込んでください。宜しくお願いします。
      是非、ご覧いただき感想を書き込んでください。宜しくお願いします。
      2024/01/07
  • 2016年初版。スウェーデン映画で作品を知り、ハリウッド作品も鑑賞しました。面白かったので、原作を読んでみました。主人公は、59歳・最愛の妻を亡くし、仕事も無くして後追い自殺を決意しています。偏屈な人間です。ご近所付き合いもなく。ひとりぼっち。そんな彼が隣に越してきた家族と関わるのちに、変わっていきます。作品の中で最愛の妻との出会い・悲しい出来事・素敵な逸話が出てきます。主人公が、ただただ偏屈な人間ではなく優しくて可愛い男だとわかってきます。タイトルの通り「ひとりぼっち」ではなくて「幸せなひとりぼっち」なんだと感じさせてくれる作品でした。

  • これは良い話!!
    オーヴェは偏屈で変わり者の老人。そんな彼の隣家ににぎやかな家族が越してきて、彼の日常が変わる。泣けます。オーヴェは、愛すべき変な老人。彼が恋しい。

  • 偏屈親父の物語だが、信念を持ち筋が通った親父だから、ただの偏屈でなくて、愛される親父の物語だった。面白くて読むページが進む。

  • すっごく良かった!これまで読んだ中で1番好きな本になったかもしれない。じわじわとオーヴェの愛らしさがくる。そして、人っていいなと思わせてくれる。

  • 「これ、私が一番好きな本なんです」といって、かわいい年下のお友達からプレゼントされた本。スウェーデンで映画化され大ヒット。小説もあらゆる言語に翻訳され話題になったということらしいが、恥ずかしながら私は全く知らなかった。小説を先に読んだが、正直、うーん、なんか変な偏屈おやじの話?訳本で使われている言葉1つ1つが妙にひっかかる。小説だけだと映像が浮かばなかったので、Amazonプライムで映画をチェック。俳優さんの演技もすばらしく、シリアスな内容でありながら、クスっと笑えるシーンも少しあって、ジーンと心に余韻が残る話だった。あとで、もう一度小説を見てみると、その坦々としたストーリー展開だからこそ、主人公のオーヴェと妻との心のつながり、二人だけの世界がしっかりと刻まれていたのだと。オーヴェが近所の子供を何気なく抱きかかえるシーンも大好き。小説も映画もどちらも味わい深い!

  •  クスッと笑えて、どうなるのかと想像が膨らみ、最後はじんわり涙が溢れた。

     若かりしオーヴェと歳を重ねたオーヴェは、私には少し違う人物にも捉えられた。
    〝うすのろ〟〝毛皮のブーツ〟〝金髪の棒っきれ〟…今のオーヴェには周りの人間(犬)がそんなふうに映るんだと、人々の姿を想像して笑ってしまった。
     昔と今の話が交互になって構成されていて、ページが進むごとにどんどんオーヴェに魅力と愛情を感じていった。そしてパルヴァネもとても魅力的。ネコも。
    パルヴァネと出会ってからの話がとても味わい深くおもしろく読めた。

    あたたかさを感じて読後感はいい。
    著者の他の作品も読んでみたい。



  • 何なんだこの偏屈オヤジは…鼻につきすぎて全然すらすら読み進められない…と、初め〜中盤ちょっと前までは思ってたけど、そこからがすごかった。面白かった。クセ強人間オーヴェのことが気になってしかたなくなってしまった。映画になってるのは知らなかったから、これから見たい。

  • この頑固じじいが!(もしくはばばあかもしれない)、と誰もが一回は思ったことがあるのではないでしょうか。それは近所のおじいさんであったり、お客さんであったり対象は様々だと思います。
    そんな頑固じじいには、自分たちよりも長い人生の歴史があって、だからこそ譲れないものがあるのかもしれない。今に適応できてはいないけど、今の自分たちにはできないことができるかもしれない。当たり前だけど忘れがちなその事実を思い出させてくれて、そんな場面で優しくあれそうなそんなお話でした。

  •  一人暮らしの頑固じじいオーヴェの捧腹絶倒の日常譚。愛妻に先立たれて何の未練もない人生におさらばしようと自殺を企てるのだが、そのたびになんだかんだ邪魔が入り、思うようには運ばない。まずなんといっても魅力はオーヴェの人物像だ。ぼくも同じ老境なので彼の感慨には共感することばかり、いちいちツボに入っておかしいことこの上ない。そのうえ周囲を固めるとぼけた脇役陣がまた多彩でおかしい。そのなかで亡妻のソーニャは天真爛漫のできた人だし、隣の奥さんパルヴァネがまた自由奔放で、さすがのオーヴェもこの2人にはかなわない。といいつつあははと笑っておしまいかというとそうではなくて、ちゃんと泣けるところもある。やれやれ騒がしいことだったなとやっとソーニャと再会できたオーヴェはほっとしていることだろう。

  • 2023.11.5 読了。
    無愛想で頑固な偏屈な59歳のオーヴェ。愛する妻に先立たれ、長年務めた職場からも早期退職を言い渡され孤独な日々を送っていたが向かいの家に賑やかな一家が引越してきてオーヴェの生活がだんだんと変化していく。

    映画が上映されているのを観たくて(結局観られなかったのだが)興味を持ち原作を読んだ。450ページほどとちょっと長めだがどんどん読み進めたくなる作品。
    オーヴェのような偏屈なおじさんが近所に住んでいたら厄介だろうなと思っていたが読み進めていくうちにどんどん彼を好きになってしまう素敵な作品。
    陰と陽が引かれ合うように彼の人生に色を与えた妻のソーニャもとても魅力的な女性。
    読んでいると自分と関係する人々全員のどこかに「ソーニャ」をみて、ソーニャの死後もにどう思われるかで行動し続けるオーヴェのソーニャへの愛が深くそこに笑いを感じたり悲しみに思えてしまったりする。

    オーヴェの生活は孤独なはずなのに隣人たちに巻き込まれクスッと笑ってしまうユーモアがあったりしんみりする場面でつい涙が溢れてしまったりした。
    「幸せなひとりぼっち」という邦題に全て詰まっているような作品だった。

    オーヴェがソーニャを見つけたように、オーヴェの友人のルネとアニタのように、そんな人生をかけられるような出逢いがあったら本当に素敵だと思う。

  • トム・ハンクス主演の『オットーという男』という映画を、映画館で見た。この映画は、スウェーデンの映画『幸せなひとりぼっち』のリメイクだそうで、本書はその原作本。

    始めは、この作品がコメディだとは知らずに映画を見ていた。トム・ハンクス演じるオットーが常に怒っていたし、何度も自殺を図ろうとするから。でもオットーが死のうとするたびに、必ず邪魔が入って死ねない。まるで神様が彼を死なせまいとしているように。それがなんともおかしくてつい笑ってしまったのだけど、のちにこれがコメディだと知り、なんだ笑って正解だったんだ、とちょっとホッとした。そして切なさが残った。

    後日、この原作を読んでみたら、映画以上にクスッと笑えるところがたくさんあり、映画以上にギュッと切なくなった。映画には描かれていなかった、主人公オーヴェの過去をたっぷり知ることができ、オーヴェが何を大切にして生きているのかがよくわかったから。映画を見ただけではわからなかった深みを、とことん味わえた。

    オーヴェという男は、怒りと哀しみでできている。いつも怒ってばかりで気難しく、とにかく間違ったことが嫌い。〈正義、公正、勤勉な労働、正しいものが正しくある世界。それを守ることでメダルや卒業証書や褒め言葉がもらえるわけではないが、それが物事のあるべき姿だという理由でオーヴェは信念を貫い〉ている。そんなオーヴェだが、読者は、読めば読むほど彼のことを好きになっていき、読み終わる頃にはもう家族のように大好きになっている。

    訳者あとがきにあるとおり、〈ジワジワとくる、すごくいい本〉です。この作品に出会わせてくれた夫に感謝。

  • オーヴェの周りにいる人と同じように
    読み進めるうちに彼に対する印象が変わっていった。
    苦手に思っていた最初の頃は読むスピードも遅く
    だんだんと好きになって行く中盤にはグングンと読むスピードが上がっていった。

    最後は
    人生ってそういうものなんだね
    と 悲しい気持ちとホッコリする気持ちが入り混じったような気持ちになりました。

    出逢えて良かった一冊

  • この役柄はトムハンクスなんでしょうね、アマプラで観てみます

  • オーヴェの真っ直ぐな生き方や考え方は面白いほど固くて、ここまで自分を貫ける良さを感じた。
    オーヴェとソーニャの関係が好きです。
    映画も観ます!

  • ここ最近読んだ本の中で一番良かった。
    頑固おやじなオーヴェはカールじいさんを思わせるキャラクターで、最初から好感を持てた。
    外国作品によくある長ったらしい比喩表現に辟易しながらも、
    ページをめくる手をとめられなかった。

    また読みたいと思えた本はここ最近では久々。
    じんわりと心温まる話ながらもちょくちょくクスッと笑えるパートもあり。登場人物全員愛しいと思えたのはこの作品が初めて。
    特にポンコツなパトリックが好き。

    以下お気に入りのフレーズ

    ◎ずっとくすくす笑い続けていて、その合間に喋っているようだった。それもシャンパンの泡ならこんな風に笑うだろうと想像するような、くすくす笑いだった。

    なんて可愛い表現なんだろうって思った部分。シャンパンの泡を擬人化する発想もすごい。

    ◎家の中から悲しみをせっせと箒で吐き出すのだ

    くすっとしたけど、一理あるのかもと思えて気に入った。

  • 最高です。
    映画から入り、原作に至りました。
    笑える上に感動させられます。

    主人公であるオーヴェは度が過ぎる偏屈オヤジ。
    しかし、読み進めるうちにそれはただ変であるのではなくて、オーヴェ自身の信念に拠るものだと解るにつれて面白さに加えて尊敬や愛着が湧いてきます。

    本当に面白くてサクサクと読み進めてしまうのですが、ただただ楽しんでるだけなのにオーヴェの生き様に心打たれている自分に気付きます。
    心にじんと染みるものを感じさせつつも、説教くささなんてない。(もちろんオーヴェはオヤジなのでちょっとした説教は垂れますがw)

    人生の大切なものを笑いで包んでくれているように感じました。ソーニャの教え方もこんな感じだったのかなと。

    あと個人的に気になった事。
    オーヴェの手紙の最後の文章にあった

    「住居エリア内に車を入れさせるな」

    これ笑いどころなんですかね?
    自分はずっと堪えていたのに、この文章でやられて涙腺崩壊しました。
    何故かわかりませんが。

    ともあれ最高の小説です。
    映画も最高なので未読or未視聴であれば是非是非おすすめします。

  • 読書日:2017年11月28日-12月3日.
    Original title:En Man Som Heter Ove.
    Author:Fredrik Backman.
    最愛の妻Sonyaを亡くしたOve.
    生きる目的が何もなく無為に時が経って行く中で
    早く妻の元へ行きたくて自殺を行いますが、
    運が良いのか悪いのか近隣住民がOveの元を訪れて
    様々な助けを彼に求めながら日々を過ごします。

    基本的に彼の過去と現在の出来事が交錯している展開となっており、
    彼が何故Sonyaと結婚したのか、どの様な生立ちなのか等が理解出来ます。

    一番の衝撃は生まれてくる筈だった子供を
    spain旅行でSonyaがbus事故に会ってしまい失った事です。
    何事も前向き思考の彼女が想像以上の絶望を味わっている様が
    読んでいて忍びなかったです。

    また彼の最期に感涙しました…。
    病気ではなく苦しむ事もなく老衰で妻の元へ旅立ったと私は感じました。

  • 本を読んで、久しぶりにたくさん泣いた。

    頑固じいさんは、イラっとするけれど、オーヴェには(自分では気づかないのだろうが)愛情があるように思える。だから人をひきつけるんだろうな。

    最後の暮らしが幸せで、本当に私までうれしくなり、まるでオーヴェの近所に住んでいるかのような気分になってしまった。
    免許を持っていない私は、オーヴェに嫌な顔をされることでしょう。

  • 映画「オットーという男」は見てました。
    原題と違うことは忘れてて買ってしまいました。
    覚えてたら買わなかったでしょう。
    買ったけど読むのやめようかと思いましたが読みました。

    映画の細かいところまでは覚えてないけど、
    だいたい同じ話だと思います。
    読み終わって、「映画見たから読まなくても良かったな」と思いましたが、お話としてはいい話です。

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