エル ELLE (ハヤカワ文庫NV)

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  • 早川書房 (2017年7月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150414153

作品紹介・あらすじ

暴漢に襲われた女性経営者。警察に通報もせず、自ら事件を処理しようとするが…。I・ユペール×P・ヴァーホーヴェンで映画化!

みんなの感想まとめ

自己中心的な主人公の内面を深く掘り下げた物語であり、彼女の複雑な感情や行動が描かれています。読者は、彼女の選択や思考に対して様々な反応を抱くことができ、共感や理解を超えた距離感を感じることができます。...

感想・レビュー・書評

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  • 映画未見。
    読む直前に、「ベティ・ブルー」原作者と知って、それなら何でもありだな…と思って読んだので、衝撃は薄かった。
    読み終えて表紙の原題に納得。
    この一言で集約される。
    深読みしようとし過ぎたかなぁ、という拍子抜けも少々。

  • うーん

  • 理解と尊重はできるけど共感はできない。感想を一言で言い表すならそういうことになるかな。痛快に感じる人もいるかもしれないし共感できる人もいるかもしれない。が、狙いはそもそもそうではないらしい。徹頭徹尾自分ファーストな主人公の内面が描かれる。ある意味では自業自得なのだけれど自分勝手に私は悪くないと自己憐憫気味だったり。そういう意味でも徹底して我が儘なので反応は分かれる気がする。とはいえ、普段、見続けようと思わない人の内面をいろんな背景やら事情やらで最後まで読ませたのは単純にすごいかな。心理的距離感によって感想は変わりそう。これが知人なら同情するし、他人なら関わりたいとは思わない。そういう感じの主人公のお話。

  • これはまた違った意味でオソロシイ話だった。

  • 映画がとにかくよかったから読んだが良い

    ◼︎自分メモ
    私は同じような目にあった人たちの一員として、その長い列に続くようなことはないだろう。このことを何かの烙印のように、自分が何かに所属していることを示す烙印のように抱え続けることもできない。

    道徳という決まりごとを破れるだけ破って自堕落な生活をしてきた母が、父に対してだけは道徳的な義務を果たしたとでもいうのだろうか?

    なんとおぞましい策略を使って私を父に無理やり会わせようとしたのだろう?

    なんと下劣な手段で、自分の意思を私に押し付けようとしたのだろう?

    母の脳震とうがむかつくほどの裏切りと他者への思いやりのなさを象徴しているように思えてくる。

    私自身、この件についての自分の反応にかなりいらだちを覚えていた。自分がすっかり混乱していることにも。日を追うごとに、私の中の混乱は自分でも理解できず、不明瞭になっていく感じがした。自分自身と口論し、自分に対して、自分が何者かを問いかけなければならないなんて嫌でたまらなかった。

    根本的なところで、私は自分のことをこんなにも変人で、こんなにも複雑で、強いと同時に脆い人間でもあると思っていなかったのだ。

    私を置いていってしまったことやその他すべての思い出に、音を立てることもなく延々と涙にくれたのだ。

  • 単純な復讐劇ではなく、複雑な心理描写がなされてるという考察が訳者あとがきにある。ヒロインがセックス依存症に近いようになってレイプ犯と関係を持つ描写が長く展開されているが、リアルにかける印象。周囲人物が多すぎるのが良くない。情報が多すぎる。

  • やーこれは映画版の方が断然!面白いです。映画がなければこれはこれで楽しめたと思うんですが、いかんせん、向こうの出来が良すぎますね。笑
    個人的には映画を見た後に、補足として読むのがおすすめ。文体・分量共に軽めなのでさらっと読めますよ。

  • フィリップ・ジャン『エル ELLE』ハヤカワ文庫。

    フランスのベストセラー・サスペンスにして、映画化原作作品。

    はっきり言って、全く面白くない。レイプ、不倫、離婚、凶悪殺人犯の父親、誰が父親か分からない子どもを宿した女性と結婚した息子と腐敗し切った題材をちりばめながらも、何を語りたいのかが、全く伝わって来ない。

    帯の『誰も彼女には敵わない』という惹句と裏表紙の作品紹介を読んでイメージしたのは、レイプ犯に果敢に立ち向かい、復讐を遂げる女性の生きざまだったのだが…

    解説によれば、ハリウッドでの映画化を前提にした脚本をフランス語訳した作品らしい。本当にフランスのベストセラー・サスペンスなのだろうか。

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