ダーク・マター (ハヤカワ文庫NV)

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  • 早川書房 (2017年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784150414191

作品紹介・あらすじ

見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。目覚めると、彼の人生は一変していた……。ソニ・ピクチャーズ映画化

感想・レビュー・書評

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  • 展開が気になってすぐに話にのめり込めた。
    難しい話になって、読みたい気持ちが冷めたらどうしようかと思ったけどわくわく&スリルがあって楽しかった。
    わくわくとスリルは同じことなのかな?笑
    映画化されてるのか分からないけど、AppleTVでドラマ化されているらしいので見てみたい!
    著者の他作品も読んでみようと思った。

  • ブレイク・クラウチ『ダーク・マター』ハヤカワ文庫。

    ブレイク・クラウチの『パインズ ー美しい地獄ー』『ウェイワード ー背反者たちー』『ラスト・タウン ー神の怒りー』の三部作が思い掛けずに面白かったので、本書も手にしてみた。流石はクラウチ、三部作と同じように不思議で奇妙な設定で始まった物語は予測不能の展開を見せる。ミステリーなのか、SFなのか、はたまたホラーなのか…

    物理学会の新星として期待された主人公のジェイソンは家族との暮らしを優先したことから二流大学で量子力学を教える身分に甘んじていた。或る日の晩、友人のパーティーに参加した帰り道に、謎の仮面の男に襲われたジェイソンは思いもよらぬ事態に陥る。これは現実なのか…

    見事な着想とプロット。非常に面白い。

  • アメリカの作家ブレイク・クラウチのSFスリラー作品『ダーク・マター(原題:Dark Matter)』を読みました。
    ブレイク・クラウチの作品は7年くらい前に読んだ『パインズ―美しい地獄―』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    問題作『パインズ』著者の最新刊!

    見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。
    目覚めると、彼の人生は一変していた……。
    ソニ・ピクチャーズ映画化
    -----------------------

    2016年(平成28年)に刊行された作品です。

    大学教授のジェイソン・デッセンは、若い頃、物理学者として将来を期待されていたが、結婚して家庭を持つことを選び、研究の道は諦めて二流大学で教えていた……愛する妻ダニエラと息子チャーリーとともに幸せに暮らしており、自らの決断に後悔はしていないけれど、別の道を選んでいたらと 考えることはあった、、、

    ところがある日、何者かに拉致され薬を注射されて気を失い、目が覚めるとそこでは自分は結婚しておらず、画期的な装置を発明して物理学者として成功を収めている世界だった……そして、妻ダニエラも独身で、新進気鋭の芸術家として活躍していた。

    ”もう一つの人生"に連れ去られたジェイソンは、本当の家族の元に戻り、最も恐ろしい敵……つまり自分自身から家族を救うため、苦難の旅に出る……。

    パラレルワールドを流離うことになった男ジェイソンの物語であり、ジェイソンとその妻ダニエラ、息子チャーリーの愛の物語でもありましたね……パラレルワールドの自分が別のパラレルワールドへ行く装置を造り、その世界の自分と入れ替わり、人生そのものを入れ替えようとする、、、

    怖いなー そして、もっと怖いのは様々なパラレルワールドから集まってきた数十人の自分が同時に存在するシーン……絶対、経験したいくないですよねー 過去の自分の判断により分岐した別の世界なんて、見たくもないし、知りたくもないけど、SF作品のテーマとしては面白かったですね。

  • パラレルワールド。
    意味不明になる一歩手前でギリギリ持ちこたえた感じ。
    一つの世界に大量のジェイソンを残していくとかかなりのギャグ展開だけどそこは深く考えてはいけないところ。
    シンプルにジェイソン2号を倒して家族を取り戻すっていう話で良かったんじゃ?

  • タイトルが気になったので、なんとなく購入した。
    ミステリーではなく、サスペンス。
    読むにつれて、タイムマシン系の話かな?と思ったが、
    見事に予想ははずれた。
    さらに読み進めていくと、「誰が、どうして、こんなことをしているのか?」の謎は解けるのだが、
    次は話が収集つかなくなるんじゃないかと思い始める。

    無限ってすごい。 何気なく行なっている「選ぶ」っていう行為はすごいと思わされてしまった。

    量子物理学とかって屁理屈なんじゃないかと思うが、
    屁理屈と思わずにしっかりと研究している人たちはすごいなとも思った。

    自分の過去とか現在を思って、多少重ね合わせて読んでしまった。
    しかし、それが自分の側面だとしても、自分はそれしか知らないのであれば、今現在が最高だし最高にするように生きるのが一番だろうなと思った。

    面白いサスペンスだった。

  • 「ダーク・マター」と言う物理学の謎に迫るようなタイトルだったので、取っつきにくい作品かと思ったんですが、いい方向に期待を外されました。富士急ハイランドのジェットコースター程では有りませんが、花やしきのジェットコースター程度のハラハラドキドキ具合。帯にアンディ・ウィアーの「ページをめくる手が止まらなかった!」と言うコメントが載っていましたが、その通りでしたね。一気読みしてしまいました。

    結末に近くなって、物語は複雑化の様相を帯びます。言ってしまえば、同時に複数の状態を取ると言うシュレディンガーの猫がジェイソン自身に起きてしまったわけです。シュレディンガーの猫の場合は、状態を観察してしまうと、それまで保たれていた複数の状態が壊れて一つの状態に収束するんですが、ジェイソンの場合は、薬でリミッターが外れているので、同時に複数の状態を保ちうるので、そんなややこしい事になってしまうんですね。

    回収されない伏線がありませんか?ジェイソンが逃げる時に助けてくれた女性ですが、後からやっぱりシュレディンガーの猫になって出てくると思っていたんですが、出て来ませんでしたね。あの思わせぶりな表現はなんなんだ?

    結末は、ちょっと微妙ですが、ジェイソンがシュレディンガーの猫になってしまっているので、あれで収束させるしか無いのかな。

  • 面白かった!
    何というパラレルワールドなのだろう。
    ジェイソンと同様、読み手もどうなってるのかわからず翻弄される。
    後半の展開も凄まじい。何人も自分がいるって恐ろしい。

  • 本屋で平積みなっていたし、帯に読み始めたら止まらない…という一昔前のカッパエビセンみたいなことが書いてあったのでちょっと気になって手に取ってみました。SF?と読み始めて思いました。

    あの時ああいう選択をしていたら…と思うときは多少ありますが…いかにせん凡人の自分は過去に戻って分岐したところでさほど変わらない人生を送ってそうな気もする。が、どうだろう…?もう一人の自分が話が通じればいいだろうけど通じなかったら怖いなぁ。トワイライトストーリーって昔のアメリカテレビ番組のドッペルゲンガーって回を思いだしました。アレも怖かった。(見せてくれたの、英語の先生なんですけど今思うとあの先生はSF好きだったに違いない)

    映像映えはしそうな作品だなぁと思いました。ちょっとフェイスオフとかを彷彿させるような。
    個人的には最後自分だらけになっちゃう展開がえ?と思ったのと(多次元って説明が万能すぎる)、最後家族で…ってのにそれでいいのかなぁ?と思ったりしました。いや、夫婦は良いだろうけど…モニョモニョ。
    まあ彼が新たな世界であの装置を作りだせばいいのかな?

    そう言えば買って暫く放置していたらなくなっていたので父が読んでいるのかなぁ?と思ってたらある日父に「二冊買ったから一冊やる」と言われ、いや、お父さん、その一冊は私が買った分ですからぁ!となりました。

  • パラレルワールド誘拐・かえがえのない生活奪還もの

    ある日何者かに襲われる
    目が覚めたら私だけど私じゃない。(正確に言うと奥さんと息子がいない代わりに科学者として莫大な成功を収めている)

    違和感を感じた主人公は今までの生活を取り戻すために
    時空を行ったり来たり。

    途中で誰が彼を襲ったのかがわかり
    戻るべき方法論もわかってきて
    パラレルワールドマシーンの使い方も慣れてくるのですが
    (要はアンプル注射で脳内のトリップ?)

    飛ばされた先での現実が
    今までの現実に比べて必ずしも劣ってるといえるのかが
    問われはじめます。

    人生は選択肢の連続でそれを全部羨ましがってたら
    スーパーコンピューターでも処理できない演算をしなければいけないわけで

    一つしか選べない選択をあなたならどう選びますか?
    後悔しないという制約付きで

  • もう一つの選択肢を選んだ自分はどうなってただろう?そんなことを思うことがあるけど、文中にある通り、その一つ一つの選択肢を選んだ私こそが私を作ってる。それが私。ん〜そんでその後の自分で考える時間を大切にしたい作品。

  • 無茶苦茶なコペンハーゲン解釈と多世界解釈過ぎて、荒唐無稽。ダークマター関係ないし。

  • 続きが気になって2日で読了。
    終盤、ハッとしてからは読んでるこちらも大混乱笑
    私は本当に私なのか、こうしている間にたくさんの私が...なんて想像しては楽しいSFの世界に浸っていました。
    ただ、1ヶ月そこらでそんなに人格に差が出るものかな?とも思ったけど、私自身も昨日の私とは違う性格の時もあるかーと何となく納得してみたり。

  • ストーリーの展開はスピーディーで、読ませるが、多世界解釈のルールを作家が作っているけど、矛盾やツッコミ所が多くて物語に入り込めない。
    主人公と2号が、考え方などに隔たりが有るのは、15年の時の流れが有るので分かるけど、1~100とかパラレル達は分岐したのが、逃げ出してからだからね。パラレルを出した時点で完全に破綻してしまったからね。
    無限の数の半分の数って、やっぱり無限でしょ。
    パラレルな人たちで、一つの世界はジェイソンで溢れると思うけどな。
    ハードSF好きな人達から、怒られそうな設定だけど、娯楽エンターテイメントとしたら、まぁまぁかな。

  • 面白かった。どうなっちゃうのか気になってスルスル読み進められました。

  • 後半の話の納め方がイマイチ

  • パラレルワールドが混じりあう奇妙な世界。ジェイソンがパラレルワールドのジェイソンと入れ替わる。元に戻そうとする(主人公視点の)ジェイソンであるが、別の並行世界のジェイソン(ややこしい!)も表れて、なかなか元に戻せない。さて、この物語の自分なりの解釈をすると、誰でも人生の中で幾多の選択をしてきただろう。「もし、あのとき、ああしておけば…」と思った人は多いと思う。別の人生を想像するのは構わないが、幸せなのはあくまでもこの世界に生きることなのだと示唆している。作中でも、ジェイソンは自分の居る世界ではない場所で生活しても構わないのに、自分の世界に戻ろうとして殺されそうになったり、妻が死んだり、散々な目になる。元に戻ろうとするために苦労するのは、帰巣本能的なもので自分の居場所に固執する意志の強さゆえのものだろう。最終的に戻ろうとするのだから、自分の選択には後悔せずに自信を持てということかもしれない。

  • 「仕掛け」自体は使い古されたものだけど、新しい変化もありとても新鮮なものにしている。日常的なしかし貴重な人間関係を見直してみる、という展開は好感が持てた。
    ミステリ系の三部作でブレークしている。そちらも読んでみたい。

  • ダークマターとは宇宙の大半を占めながら観察できない、仮説の物質だそうです。
    主人公のジェイソンは、科学者として大成することよりも家庭を優先し、平凡ながらも幸福な人生を送っている。しかし友人のパーティに参加したある晩、見知らぬ男に襲われたところからすべては一変してしまう。すべてはジェイソンの妄想なのか、それとも。

    という訳で、早い段階でパラレルワールドものだな!ということはわかるのですが、他の世界の自分に乗っ取られた人生を取り返す話、だと個性がない。そこをどう展開するのか、と思ったら、バンバンパラレルワールドを渡り歩く展開に。映画のバタフライ・エフェクトを思い出しました。何回やり直しても失敗しまくるという。バタフライ・エフェクトの時も思ったんですが、こういう展開って飽きなくて面白いんだけど、どう収束させるんだ?と思ってしまう。そこからが面白かったです。
    自分の世界に戻る直前、自分がされたように他の世界の自分の人生を乗っ取ろうかと考えるジェイソン。その時の葛藤があるからこそ、最後の選択が生きる。
    なかなか余韻のあるラストかと思います。

    ところで、人間は1日で200回くらい選択して生きてるそうです。言われればそんな気も。それだけ枝分かれがあると思うとちょっと怖いですが、仕事と家庭という大きな選択だけが自分の人生を決定づけたわけじゃない、もっと色んな要素があって自分はここにこうしているんだ、というのは激しく納得。

    飽きさせない展開で大変面白かったのですが、ちょっとケチをつけると、最初に現れた2号が1号を正確に元の世界に送れたのはなんでなのかなと。あれがあったので、正確に戻すセオリーがあるはずと思ってしまいました。まあ、私が何か読み飛ばしているのかも。。

  • 映画化しやすそうだな〜という印象

  • 内容紹介

    見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。目覚めると、彼の人生は一変していた……。ソニ・ピクチャーズ映画化

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