その部屋に、いる (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (2018年3月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150414290

作品紹介・あらすじ

休暇でパリに来た夫婦。しかし宿泊先のアパルトマンには何か不快な雰囲気がただよっていた……背筋の凍るホラーサスペンス登場!

みんなの感想まとめ

不安と恐怖が交錯する独特の雰囲気が漂うこの物語は、夫婦がパリでの休暇中に直面する不気味な出来事を描いています。主人公マークの異常な行動が次第にエスカレートし、読者は彼の心理状態に引き込まれながらも、彼...

感想・レビュー・書評

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  • 南アフリカとパリが舞台。

    強盗に襲われたショックからギクシャクしてしまった関係をなんとかしようと、パリにやってきた夫婦。ハウススワップ(家を交換して観光したりする)で見つけたアパルトマンは、事前の説明とは似ても似つかない陰気で不潔な部屋だった…。

    わりと早い段階で、南アフリカに帰ることができるのがちょっと意外だったけど、どうやらよくないものを連れてきてしまった模様。夫のマークが、だんだん壊れていく様が怖かった。
    妻のステファニーと幼い娘のヘイデンに、早く逃げて!と言いたくなる展開と、正体のわからない恐怖がジワジワ来る感じには、読んでいて神経がすり減ってしまった程。

    結局、最後までジワジワモヤモヤが解消されず…消化不良な感じではあったけど、怖かったという点では、ホラーとして私の中では及第点である。

  • 夜通し読んでしまった
    話が進めば進むほどマークが壊れていくのが怖いし
    本人は自分はおかしくない寧ろおかしいのはステファニーの方だと思っているのが更に怖い

    読んでいるこっちは明らかにマークの方が異常行動を起こしているのを知っているから
    ステファニー、ヘイデン逃げて!ってなる

    パリから自宅へ何かを連れて帰り、今もまだ自体にいる・・?

  • 映画を見てる感じがした。
    夫婦それぞれの目線で『泊まってはいけない部屋』で起きる災難。
    心理描写が怖かった。
    こんな部屋、泊まりたくない…

  • 初めて読む、南アフリカが舞台の作品。

    途中、『シャイニング』を思い出し、最後は『リング』を思い出した。
    本文にも、『シャイニング』が出てきたので、作者の作り出す『シャイニング』感に、まんまとはまったのかも…

    この作品、『シャイニング』、『リング』に共通するところ、母は強く、夫は取り憑かれがち。ってことでした。

  • 『シャイニング』のアパルトマン版に『ペットセマタリー』を少しスパイスした感じのホラー。初読の作家だったけれど、なかなか面白かった。
    ただ、「あれ」の正体を蜘蛛の様な四つ足動物(だか昆虫)描写で表わしたのは少し興醒め。そこはぼかしたままでいて欲しかったし、むしろマーク視点で描かれるだけのゾーイの死の真相は、私の読みが足りないのかもしれないが、もうちょっとはっきりさせて欲しかった。
    呪いのような元凶を別の誰かに押し付けて回避、でも災いは繰り返す…な終わり方は『リング』っぽく、もやもやエンドが苦手な人には向いていない。

  • 夫が狂っていく心理描写は秀逸だが、心霊現象が弱いせいか読んでいてハラハラしないし怖くない。スピルバーグが映画化の権利を買い取ったと謳われていたので、期待して読んだが残念。

  • 三津田信三の帯に惹かれて買ってみたら、本当に三津田信三が書いていても不思議じゃないようなストーリーで吃驚した。帯を依頼した早川書房の編集者がナニゲに一番凄いんじゃないだろうかw

  • 強盗に入られたトラウマから気分を変えようと、ハウススワップを試みた夫婦。パリのおしゃれな休暇を期待していたのに、紹介された建物はとんでもなく気味の悪い場所で。度重なる怪異と不幸。次第に高まる夫婦間の不和。じわじわじめじめ嫌~な感じのお屋敷ホラーです。
    ただし。案外と早く例の場所から抜け出せたのが意外だと思ったのですが。ほっとしたのもつかの間……それだけじゃダメだったのか!!! 普通の(?)幽霊屋敷の方がましですね。そしてそもそもの原因となったものが何だったのかはっきりと明らかになっていないところも嫌さ倍増。ラストもまた嫌。これぞホラーです。

  • 「心が弱ってると悪いものに入り込まれやすい」というホラーの王道をいくハウススワップホラー。前半は読みやすさや先への好奇心も手伝って夢中で読めたが、後半はマークの精神状態や状況の分かりにくさを感じてややトーンダウン。映像向きかな。最終章を読了後に訪れる背筋を這う寒気が最大の醍醐味。

  • 小野不由美『残穢』好きなら絶対楽しめる! 映画になったら面白いだろうと思っていたらやはり映画化権をスピルバーグ率いるアンブリン・パートナーズが獲得したって書いてあり納得! 次にどうなるのか、それが気になってどんどん読み進めた。怨念って残るんだろう、きっと世界中のどの場所にいても。

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