訴訟王エジソンの標的 (ハヤカワ文庫NV)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 早川書房 (2019年6月6日発売)
4.13
  • (9)
  • (10)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 132
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784150414542

作品紹介・あらすじ

19世紀末ニューヨーク。悪辣なエジソンとの闘いに新米弁護士が挑む! 映画「イミテーション・ゲーム」脚本家による歴史サスペンス

みんなの感想まとめ

歴史的な電流戦争を舞台に、新米弁護士が悪名高きエジソンに立ち向かう物語は、エンターテインメント性に富んでいます。文系向けの法廷ドラマとビジネスの裏側を描きつつ、科学者たちの個性や葛藤も巧みに織り交ぜら...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 起承転結バッチリのハリウッド映画的エンタメ小説。理系向けテクノロジー話は無し。文系向け法廷闘争とビジネスうんちく無し。バカ向けジェットコースター!
    VHS、MP3、cdmaOneなど規格戦争はどれも面白エピソードがたくさんあるが、直流交流戦争も面白い。

  • トーマス・エジソンとニコラ・テスラ(ウェスティングハウス)の直流交流戦争に立ち会った弁護士が主役の話。
    章の巻頭に格言が採用されているけど、私はエジソンのものが好きだ。
    おそらくエジソンは大衆受けも含め、処世術に物凄く長けている。発明体制の発明が凄い。
    対立するニコラ・テスラは凄く変わり者で孤独を愛する。幻視能力でもあるような、天才的な発明能力があるが、純粋過ぎてアグネスの庇護欲をかき立てたような、不思議な魅力を放っているな、と事故直前の研究室のシーンで思った。
    ウェスティングハウスやモルガンなど実業家、投資家も出てくる。彼らと同時代に立ち会ったらどうだろうな、と想像出来るし、知能戦もおもしろい。
    それぞれの個性の違いも理解でき、巻末にフィクション部分を明らかにする誠実さ。面白い歴史小説だった。

  • テスラがいいなぁ。

  • ニコラ・テスラが、頬ひっぱたいて「シャキッとしろ!」と言いたくなるような人物なのは良かった(結構イライラさせられた)
    ただ主人公にも同様にイライラ、他の本ではみられない悪ーいエジソンに苦戦を強いられダラダラしてる感じがした。
    エジソンとウェスティングハウスの電流戦争が題材

    実在の人物や社名。モノが効果的に出てくるのが面白い。
    合間に古今東西発明にまつわる人(だけでもないが)の言葉が引用されてサクサクと小刻みに読める。
    だけど期待したより淡々と進むので火花が出る激しい闘いではなかったが、むしろヒロインとくっつかずも想いが交差した空気感のほうがバチバチとした磁場が発生してるかの様だった。

    余談:「イミテーション・ゲーム」の脚本を書いたのがグレアム・ムーアで、主役を演じたのがベネディクト・カンバーバッチで、そのムーアがエジソンを書いたのがこの「訴訟王エジソンの標的」で、カンバーバッチがエジソンを演じたのが「ザ・カーレントウォー」なのにこの脚本はムーアではない…ややこしい!

  • エジソンとウェスチングハウスの特許戦争をもとに作られたフィクション。エジソンが崇められているが、事業家としては非常に冷徹な対応をすることを理解。

  • テスラとエジソンが、電流の交流vs直流で戦ったことは知っていましたが、そこにウェスティングハウスやJ.P.モルガンも絡んでいたという事までは、勉強不足のため知りませんでした。

    本書は、歴史的な事実を下にしながらも、適切に改変され、丁度良い物語小説に作り上げられています。

    作者は、元々映画の脚本家であるので、確かに映画やテレビドラマのような、ギリギリのピンチまで追い込まれながらも、大逆転してしまうという物語になっていますが、実はそれって、本当にあったりしているんですよね。

    意外だったのが、主人公の弁護士と、それに関連する女性の話。この人物たちについては、完全に作者の創作上のものと思っていたんですが、実はどちらも実在の人物。本書で描かれたようなドラマティックな出来事があったかどうかは知りませんが。

    中々面白かったです。

  • 電球と直流交流にまつわるエジソン、ウェスティングハウス、テスラと弁護士ポールの訴訟の話。作者後書見たけど出来事的には大体事実というのには驚いた。「若い弁護士が敗北濃厚の裁判を勝ち切る。」って漫画やん…と思った。流石に出来すぎ。エジソンのイメージすごい発明家やったけど、発明もさながら発明の工場を作ったのが功績なんやな。最後の方で3人の発明家がそれぞれ何を求めたかってのが端的に書いてあったけど、同じ発明家でも全く求めてるものが違うのが面白いよね。じゃあベルはどうやったんやろうな。作品的には発明家アベンジャーズって感じで、どう解決するかも最後までわからんかったからハラハラしながら読めた。

  • 2022-12-15
    ほぼ一気読み。読み終わってから、映画『エジソンズゲーム』原作だと気づく。それくらい手に汗握って面白い。やっぱりテスラだよねえ

  • 面白かった。
    実在の人物が電球の訴訟に絡んで錯綜する。かのエジソンが敵役。主人公の弁護士ポールは敗戦続き。奇人二コラ・テスラは予測不能。控えめな登場をしたアグネス・ハンティントンの行動は胸がすく。
    類似の小説が思い当たらない。

  • 電気の黎明期を演出した3人、エジソンは発明を、ウェスティングハウスは実用的システムを、ニコラ・テスラは必要な科学と応用を橋渡しする。もうひとり、社会に受け入れられる「事業」が生まれるにあたって、弁護士がいた、、という実在の人物に魂を吹き込んだノベル。
    海外のノベルで、一読、一生忘れられなくなった作品はいくつかある。『シャドー81』、『A−10奪還チーム』、『百万ドルをとり返せ!』、『レッド・オクトーバーを追え』や、SFならば『星を継ぐもの』、『竜の卵』、『楽園の泉』など。この作品は、僕にとってはこれらの超名作に匹敵する。

  • ひょんなことからウェスティングハウスの顧問弁護士になった若手ポール。エジソンのエジソン・ジェネラル・エレクトリックから300件以上訴えられている。どうすれば、エジソンに勝てるか?発明界の巨人に挑む姿を描くドキュメント風小説。

    かなり事実に基づいているらしく、こんなことがあったのか驚きながら読んだ。(一応、エジソン=悪辣なヒール、ポールとウェスティングハウス=善人的に読み取った)

    人物造形やストーリーが素晴らしいのだけれど、長い。レストランで何を食べたかなど瑣末な描写はもう少し控えて、三分の二ぐらいに抑えてくれればさらに良かった。

  • 結論から言うと、期待外れ。
    エジソン対Wハウスの攻防はアメリカ人ならずとも広く知られているところだろうが、Wハウスの弁護士側の視点から見た物語ということで、ドロドロした駆け引きや丁々発止の法廷劇を期待していたのだが。盛り上がってきたなと思ったところでどうでもいい主人公の恋愛話が始まってしまう(ロマンス好きな方にはこれがいいんだろう)。その後は主人公の無能さが際立つ結果、カタルシスも得られない。エジソンの怪物ぶりやテスラの奇矯さも全然物足りないし。
    人物の書き込みが妙にぼやっとしてるから、どうせネトフリ辺りで映像化を狙って当て書きしたんだろうな(どんな役者がきても大丈夫なようにね)と思ったら、解説にそんな記述があったので納得。

  • これは面白かった!
    フィクションとノンフィクションを
    上手く物語にしている、秀作と思う。

  • 北上次郎のこれが面白極上本だ!
    「訴訟王エジソンの標的」グレアム・ムーア著 唐木田みゆき訳|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/257070

    早川書房のPR
    エディ・レッドメイン主演映画化予定
    19世紀末のニューヨーク。発明王エジソンは、実業家ウェスティングハウスの製造する白熱電球に対し、特許権侵害訴訟を起こしていた。ウェスティングハウスに雇われた新進気鋭の弁護士ポールは、エジソンを嫌う天才発明家テスラを味方にする一方で、電球の特許の欠陥を暴こうとする。だがエジソン側は策略をめぐらしていた。火花を散らす頭脳戦の結末は? 訴訟王の異名を持つエジソンとの闘いをスリリングに描く、映画「イミテーション・ゲーム」のアカデミー賞受賞脚本家による傑作長篇
    http://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000014227&search=%C1%CA%BE%D9%B2%A6%A5%A8%A5%B8%A5%BD%A5%F3%A4%CE%C9%B8%C5%AA&sort=

全14件中 1 - 14件を表示

グレアム・ムーアの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×