- 早川書房 (2023年2月21日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150415068
作品紹介・あらすじ
MI6の中年情報部員ナットは引退を前にロシア関連のお荷物部署に左遷される。進退をかけて事案にあたる彼を待ち受ける罠とは?
みんなの感想まとめ
複雑な国際情勢を背景に、主人公ナットがスパイ活動に巻き込まれる様子が描かれています。特に、Brexitやトランプ政権の影響が色濃く反映され、現代の諜報戦のリアルな一面を浮き彫りにしています。巧妙に組み...
感想・レビュー・書評
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Brexit (英国のEU脱退)をめぐる英国の官僚組織の混乱、米国の右傾化に対する欧州の困惑を背景に、秘密情報局の廃棄物処分場(dumping ground)的な部署であるヘイブンに配属された主人公のナット。米英独露の諜報戦の渦に飛び込み翻弄される。複雑な相関関係をもとに巧妙に紡がれたプロットで休む間を与えない。バトミントン仲間のエドの口を借りて作者が語るトランプやプーチンへの罵倒が面白い。
あれ(トランプ)はプーチンの便所掃除人だ。あのちびウラジが自力でできないことを、代わって全部やっている。ヨーロッパの結束に小便をかけ、人権に小便をかけ、NATOに小便をかける。クリミアとウクライナは神聖ロシア帝国のもの、中東はユダヤとサウジのものだとわれわれを説得する。‘He’s Putin’s shithouse cleaner. He does everything for little Vladi that little Vladi can’t do for himself: pisses on European unity, pisses on human rights, pisses on NATO. Assures us that Crimea and Ukraine belong to the Holy Russian Empire, the Middle East belongs to the Jews and the Saudis, and to hell with the world order.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中年に差し掛かった英国情報部のナットが暇な部署に左遷されるが、ロシアのスパイが活動を始めるという情報をキャッチして奮闘する…というスパイ小説。
ナットが趣味のバトミントンで汗を流しているとエドという青年が対戦を申し込んでくるが、エドは初登場時から怪しさ全開で描写されているので、正体が判明しても驚きは少ない。
スパイとして国益を優先すべきか、個人的感情に流されて友情を優先すべきか…一概に「スパイは非情な世界だ」と断定はできないのは、これも時代なのかな。
個人的には、結末はあまり刺さるものではなかった。 -
ジョン・ル・カレのスパイものは、重厚な雰囲気が漂うというのがこれまでの私の印象ですが、この作品はちょっと違いますね。どこかしら軽妙な雰囲気も漂わせています。
しかも、他の作品は、冷戦期の話が多い印象ですが、これはそうでは無く、ブレグジットとか、トランプ政権(第1期)とか描かれているので、それ程遠くない過去。そんな時にも、こんな事があるのかと思う訳ですが、まぁ、無いと思っているのは平和ボケしている証拠なのかな。 -
購入済み
2024.11.20.読了
うーーーん。
ちょっと読みづらかった。
同じセンテンスを何度も読まないと意味がわからない伝わらないことがある。たぶん翻訳者とわたしの相性がよくなかったんだな。
スパイものはスリルがあって好きなんだが。。。
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ジョン・ル・カレ「スパイはいまも謀略の地に」読了。87歳、遺作前の小説は、大傑作!諜報活動を題材に人間の性を見事に描き出し、しかも抜群のエンターテイメント!円熟極まり、じゅくじゅくです!いつものように、登場人物が多いので、込み入ったストーリーが苦手でない方におすすめします!
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