失われた私 多重人格・シビルの記録 (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (1978年9月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784150500351

感想・レビュー・書評

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  • 部屋の整理していて、以前読んだ本がでてきて、再読


    何度読んでも衝撃的で時折理解に苦しむが、最後まで読まずにはいられない一冊


    人が育つとは遺伝子も大切だが、環境がそこに加わることで数奇な事実を産み出してしまうのだと…


    この歳になって改めて読んで、また違う視点で面白かった

  • 創作の参考に、多重人格について知りたくて手に取ったが、半分くらい読んで挫折。

    調べると捏造らしいので、全部読まなくて正解か?
    過去に映画化?ドラマ化?されたらしいが、新しく映画化されるようなので、そちらの公開を待ちたい。

  • 解離を扱った読み物の代名詞のようになっていたが 2011年に暴露本が出版されるや否や真実味を感じづらくなるのが人間の性
    ぜひとも暴露本の邦訳版を希望したい

  • プロット勝負の本を選ぶことはなかなかないのだけど、これは本当におもしろかった!
    同じ体の中に多数の人格をもつ彼女のストーリーをみて、多重人格性は誰にでもあってふつうはそれが統合されているのだということがわかる。自分を許せない人というのは多重人格の手前のような状態で、自分の一部分一部分を認めないといけないのではないか、というようなことを考えた。
    しかしこの事件、彼女の自作自演だったのね。知らなきゃよかった、、

  • やっぱり、人の心は複数の魂でできていると言えるのではないのかなあ。最近、この本は嘘だった、という本『Sybil Exposed』が出版されたようだが、部分的な誤りだったとか、再び分裂したSybilがこの本を否定したくなったとか、そういうことではないだろうか。
     アルコールによるものではあるけれども、時間の喪失は経験済み。翌朝、「昨日はすごかったね」と言われ、「?」となる苦痛は、Sybilのものと同じであろう。

  • 全部で600頁くらいあって、それが文庫本なものだから、字は小さく、とても最後までは読めないと思っていたけど、比較的早く読み終えた。

    二重人格どころではない。

    17の自我がひとつの体に同居する不思議。

    各々の自我が、他の自我を認識し、会話する、という展開に、ただ驚く。

    オカルトでないとすれば、やはり、脳の為せる技と考えるしかなく、人間の脳の不思議さに改めて感心する。

  • この話は結局、患者・医者・著者3人のでっちあげ詐欺だったというオチですけどね……晩年は酷かったらしいですよ、表に出ていけなくて。
    でも、まあ、読んだ当時は目からうろこというか、感動しつつ読みました。
    小説としてみれば、間違いなく☆5。
    でも、ノンフィクションで分類しときますよ…一応。

  • 高校の時に読んでショックを受けたこの本が捏造だったなんて!

  • 読書日:2012年3月12日-19日
    Original Title:SYBIL
    Author:Flora R. Schreiber
    USでの実話。1つの体にSybil本人を含め女性14人、男性2人の計16人が住まうSybil。
    精神分裂病を患った母親による肉体的精神的虐待によって分離せざるを得ませんでした。
    「28 一人への旅」以降は何度も何度も涙腺が緩みました。
    16人がやがて1人に統合するのですが、
    それ迄個々としての自我があった人達が消えてしまうんじゃないか、
    もう出て来ないのではないかと。
    1つの統合は読み始めの時はいつかはと願っていたのに、いざその時になると悲しい、やるせない気持ちが強まりました。
    Victoria Antoinette shallowが一番好きでした。

  • 「シビル」の話。
    これは古い話。
    掘り返してさらして綺麗にしましょう、という時代の話。

    昔「多重人格モノ」が流行ってた頃に読んだ。
    ヒステリーとか人格障害とかひきこもりとかリストカットとか発達障害とか、
    そういうものさえも流行になってしまうのは怖いなと、自分の中の多重人格ブームが過ぎてから思った。

  •  この本は、シビルという実在した多重人格の女性の治療とその原因について書かれたノンフィクションです。

     シビルは、突然時間がなくなる感覚に悩まされていた。
     急に意識を失い、気が付いたら自分は全然違うところにいて、おまけにものすごく月日が経っている……。
     最初、シビルと担当であるウィルバー医師はどうしてそんなことになっているのかわからなかったけれど、実はシビルの中には16の人格がいて、そのそれぞれがシビルの無意識で勝手な行動をする。

     そして、シビルと医師はその治療を始める。

     というような話でした。
     もちろん、当時のことを回想しながら、尚且つ他の人が書いているので、まるっきり真実ではないと思うし、多少の脚色はあるし、翻訳された本だからこそ、微妙にニュアンスの違っちゃってることって多々あると思うんだけど。
     でも本人が「これは正しい」というんだから、きっと正しいんだと思う。

     それにしても、随分前のケースなので、今もこのやり方が正しいのかよくわからないし、結果的にうまくいったケースだからこうなんだろうな……というのは考えます。
     ただ、こういううまくいくケースがないと先になんて進んでいかないと思うので、これはこれでよかったと思います。

     個人的な興味の問題でとてもおもしろかったです。
     それから。
     やっぱり医者になりたいって思う。

     まぁ、実際はそんな簡単な話じゃないんだってことはもっとよくわかっているのだけれど。

  • 訳者がまさに一読と言っていたがそのとおり、止まらなかった。
    ノンフィクションだけに圧倒されました。
    なんというか、日本人としては、やっぱ宗教怖いに落ち着いてしまいます。
    母親キチガイの所為でシビルはなんという人生を歩んだんでしょう。律して生きてきたというのがすごいです。しかし自殺を防止していたのも信仰。難しいです。

  • 2010/01/05
    日本では映画公開してないみたいなので原作の翻訳の方の方に。
    「Sybil」というタイトルで、数十年前に作られた映画のリメイクが2007年に作られたものを心理学の授業の補講で見ました。

    50年前の実話です。
    女子大学生のシビルは幼い頃の母親からの虐待等をきっかけに多重人格に苦しむ事に。知らない場所にいたり、買った覚えのない服がかけてあったり、書いた覚えのない自分の絵のタッチとは全く違う絵が自分の部屋の机の上においてあったり。。。
    診断した精神科医は彼女に16の人格がある事を発見!でも当時は多重人格がまだ認められていない時代で周りの精神科医は全く相手にしてくれない。
    根気強い治療のおかげで彼女もその事実について受け入れていく。。。

    多重人格って認められて50年も経ってないんだね。
    これが実話だと思うと凄く悲しくなる。
    メインの人格は他の人格を知らずその記憶も無い。でも他の人格同士はお互いを知っていたりして、悲惨な体験からメインの人格を守ってて。これが1つの体・脳の間で起きているというのはなかなか想像ができない事だけど、多重人格がどういうものかというのを理解するには凄く良い作品。心理学の専門でなくても(私も実際そうじゃないし)、見て損にはならないと思う。
    良い意味で考えさせられる映画だから日本でも放送(BSではしたみたいだけど)してくれれば良いのにね。

    話の大筋の流れは分かっても細かい対話を聞き取るのはやっぱり難しー(>_<)もっと聞き取れるようになりたいな~

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