燃える東部戦線 独ソ戦の全貌 (ハヤカワ文庫NF 125)

  • 早川書房 (1986年8月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784150501259

みんなの感想まとめ

第二次世界大戦における欧州東部戦線の推移を描いた本書は、スターリンの誤算や失策がロシアに与えた影響を詳細に探ります。特に、スターリンによる大粛清が優秀な将官を排除した結果、開戦初期の大敗北につながった...

感想・レビュー・書評

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  • 大戦中~戦後にかけてロシア国内の支局に勤め,戦争の経過を追い続けた米国人ジャーナリストの手になる,第二次世界大戦の欧州東部戦線の推移を記した書.
    スターリンによる大粛清で優秀な将官を排除したことが,開戦序盤の大敗北につながった,という定説はよく聞くものだが,本書を読む限りでは必ずしも優秀な人材が"枯渇"していた訳ではなく,寧ろスターリンが当時の情勢に対して下した判断・推測の誤りによって,現場の将官の判断に不当な制約が課され,結果軍事的な資産が効果的に運用されなかった,という側面が強いようである.更に言うなら,それ自体はソ連側の失策というよりも,ヒトラーの政策的勝利と,軍事的勝利を支えたドイツ側の優秀な将官・軍事装備によるところが大きいと考える.
    また,戦中期~終戦にかけての,他の連合国との関わりも非常に興味深い.戦後は冷戦状態となったアメリカからも,戦時中にはかなりの補給物資がソ連に送られていて,数は少ないとは言え,米国の爆撃機がソ連領内の基地を利用するような共同作戦も行われていたというのは意外であった.

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