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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784150501761
みんなの感想まとめ
テーマは遺伝学と生命に関する深い考察であり、著者の独自の視点が光る作品です。学生との対話形式で進む内容は、最初は生物の授業を思い起こさせるものの、実際には著者の価値観や考察がしっかりと盛り込まれており...
感想・レビュー・書評
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以前読んだリドレー『やわらかな遺伝子』の訳をされたかたの著書とのことで買ったのですが、
買ったままになっていたものを気合を入れて取り出して読んでみました。
「学生が著者に質問するやりとりを通じて」という書き方で、
どちらかというと生物の授業で頭を抱えている学生向きの内容?とおもいきや、
自身の価値観をしっかりと文章にしている箇所や、
話題になっているもの、話題になっていたもの、それらについての考察もあり、
ただ一般論を書き綴ったわけではなく読み応えがありました。
なぜ自身がゲノムを生命誌としてとらえているのか、
などなど主張があるので本としてすばらしい出来栄えだと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書録「あなたのなかのDNA」3
著者 中村桂子
出版 早川書房
p106より引用
“もし体に必要なものを工場でつくろうとし
たら、何百度という高温にしたり、何百気圧
という高圧にしなければできないでしょう。
体内ではそんなことをしなくてもよいのは、
酵素が合成を進めてくれるからです。”
目次から抜粋引用
“DNAはどこにあるか
DNAは何をしているか
遺伝の話
遺伝子治療
DNAがわたしたちに語ること”
生命科学についての仕事を歴任してきた著
者による、生命の基本であるDNAについて記
した一冊。
細胞についてから著者が提唱する生命誌に
ついてまで、架空の人物との対話形式で書か
れています。
上記の引用は、代謝について書かれた項で
の一節。
生物の体は良く出来たものだと、改めて思わ
せられる部分です。そういえば昔、肝臓の機
能を人工的に作るとなると、ビル一棟程の
規模になると聞いたことがあります。
酵素の働きの大きさがよくわかる例え話だっ
たのを、思い出しました。
酵素を人工的に沢山作ることが出来るように
なったら、生き物を人工的に作り出せるよう
になるかもしれませんね。
1994年の出版なので、情報の更新が進んで
いるでしょうから、より詳しく知りたい人は、
新しい資料に当たる必要はあるでしょう。
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既読本
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ばっちり中学校のテキストで同じ著者の教材に遭遇。
でも、高校時代の生物の時間に役に立たなかった。
読み物としては、最高。
今となってはちょっと古いかなという文章もチラホラ
。
でも、それが面白い。
著者プロフィール
中村桂子の作品
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